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バウヒニア (Bauhinia x blakeana 、俗称 ぞくしょう :香港 ほんこん 蘭 らん :Hong Kong orchid tree)は、香港 ほんこん 原産 げんさん のマメ科 か ジャケツイバラ亜 あ 科 か [1] の木 き で、大 おお きな厚 あつ い葉 は と赤 あか 紫色 むらさきいろ の花 はな が特徴 とくちょう である。
花 はな の名前 なまえ の「blakeana」は、第 だい 12代 だい 香港 ほんこん 総督 そうとく であるヘンリー・アーサー・ブレイク (Henry Arthur Blake )にちなんで命名 めいめい された。
蘭 らん の花 はな を連想 れんそう させることから俗 ぞく に香港 ほんこん 蘭 らん (オーキッド・ツリー 、Hong Kong orchid tree ) 、葉 は の形 かたち が羊 ひつじ のひづめ に似 に ていることからヨウテイボクという名 な も持 も つ。
B. variegataとB. purpureaの種 たね 間 あいだ 交雑 こうざつ による品種 ひんしゅ であるため、不 ふ 稔 みのり 性 せい であり種子 しゅし による繁殖 はんしょく はできない。
大 おお きな厚 あつ い葉 は と赤 あか 紫色 むらさきいろ の花 はな が特徴 とくちょう である。
花 はな の形 かたち は蘭 らん に似 に た5弁 べん の花 はな であり、他 た のマメ科 か の花 はな とは雰囲気 ふんいき が異 こと なる。
花 はな が咲 さ くのは冬 ふゆ (10月 がつ ~3月 がつ )である。
熱帯 ねったい ・亜熱帯 あねったい に生息 せいそく する植物 しょくぶつ で、1880年 ねん に香港 ほんこん で発見 はっけん された。新種 しんしゅ としての報告 ほうこく は1908年 ねん である。
バウヒニアは、香港 ほんこん 原産 げんさん であり、このことから、香港 ほんこん の象徴 しょうちょう として1965年 ねん に香港 ほんこん の市 し 花 はな として選 えら ばれ[2] 、また香港 ほんこん に関 かん する様々 さまざま な旗 はた や徽章 きしょう 、紋章 もんしょう に描 えが かれる。
香港 ほんこん では公園 こうえん ・庭園 ていえん などの樹木 じゅもく としてよく見 み られる。
マメ科 か のハカマカズラ属 ぞく Bauhinia の花木 はなき を一般 いっぱん にバウヒニアと総称 そうしょう して呼 よ ぶ事 こと もある。ハカマカズラ属 ぞく の種 たね は200種 しゅ を超 こ える。
中国 ちゅうごく 語 ご では通常 つうじょう 「洋 よう 紫 むらさき 荊 」というが、香港 ほんこん 基本 きほん 法 ほう の区 く 旗 はた 区 く 章 あきら についての規定 きてい は「紫 むらさき 荊」と呼 よ んでいる(英文 えいぶん 版 はん は“bauhinia”)。紫 むらさき 荊 は本来 ほんらい 、同 おな じマメ科 か に属 ぞく するハナズオウ を指 さ すため、香港 ほんこん のシンボルであるバウヒニアも、誤 あやま ってハナズオウと訳 やく されることがある。