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バット (北斗ほくとこぶし)

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
バット
北斗ほくとこぶしのキャラクター
登場とうじょう最初さいしょ 原作げんさくだい1しんさけびのまき
アニメだい1かみ悪魔あくまか!? 地獄じごくにあらわれた最強さいきょうおとこ
作者さくしゃ たけろんみこと
はら哲夫てつお
声優せいゆう #キャスト参照さんしょう
プロフィール
性別せいべつ 男性だんせい
テンプレートを表示ひょうじ

バットは、漫画まんが北斗ほくとこぶし』に登場とうじょうする架空かくう人物じんぶつ

来歴らいれき

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元々もともと孤児こじで、トヨという老婆ろうばひろわれ息子むすこのようにそだてられていた少年しょうねんほかにもおおくのおさな子供こどもがいたため、みずか口減くちべらしのために出奔しゅっぽんコソ泥こそどろ生計せいけいてていた矢先やさきリンむらでリンやケンシロウ出会であい、ジードをもなくたおした実力じつりょくから「ついてけばいっぱぐれがない」という利己りこてき理由りゆうからケンシロウに同行どうこう[1]。しかし、紆余曲折うよきょくせつ次第しだいかれあにのようにしたっていく。リンとは行動こうどうともにするうちにひそかに彼女かのじょ恋心こいごころいだく。

だいからはきたげられた体躯たいくをもつ精悍せいかん青年せいねん成長せいちょう。リンとともに「北斗ほくとぐん」のわかきリーダーとして活躍かつやくし、天帝てんていぐんようする中央ちゅうおう帝都ていと総督そうとく・ジャコウの独裁どくさい反旗はんきひるがえなか、ケンシロウと再会さいかいした。北斗ほくとぐんでのたたかいとリンをまもるための行動こうどうくび部分ぶぶんはじめ、身体しんたいには無数むすうきずいており、再会さいかいしたケンシロウからは「おとこかおになった」とひょうされた。天帝てんていぐんとの決戦けっせんは、ラオウとジュウザ、ケンシロウ以外いがいにそのゆるさなかったくろおうごうり、ケンシロウとリンをって修羅しゅらくに奥深おくふかくに潜入せんにゅうするという人並ひとなみはずれた勇気ゆうき胆力たんりょく発揮はっき。カイオウにとらわれ、最初さいしょたものをあいする「たまきしろ」をかれたリンを、おさなころからの彼女かのじょおもいをかなえるためにケンシロウとむすびつけようとするもののぎゃくたくされる。

その結果けっかみずからをあいするようになったリンと、しばらくはしあわせな時間じかんごしていたが、リンをしんからあいするあまりそのしあわせを放棄ほうき結婚式けっこんしき途中とちゅうでリンのあないて記憶きおくる。

原作げんさく終章しゅうしょうでリンをれて、彼女かのじょ長年ながねんこがれていたケンシロウのことをおもさせるためにたびをするが、そこへ記憶きおくうしなったケンシロウがあらわれ、二人ふたりしあわせをねがってりにする。こうして自身じしんはケンシロウの身代みがわりとなって、ケンシロウを執拗しつようねら悪党あくとう・ボルゲと対決たいけつぎゃくとらわれ、肉体にくたい電動でんどうドリルでくじられるなどの凄絶せいぜつ拷問ごうもんけて瀕死ひんし重体じゅうたいとなるも、のこちから記憶きおくもどったケンシロウとともにボルゲをたおす。

ケンシロウに「おまえはオレにとっておとうとだ!」「おまえは、すばらしいおとこだった!」と最大限さいだいげん賛辞さんじおくられた。ケンシロウとリン、マミヤに看取みとられたとおもわれたが、ケンシロウがいたあな[2]によって奇跡きせきてき蘇生そせいし、そのあいこたえたリンとむすばれた。

人物じんぶつぞう

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  • 少年しょうねんとしわり世間擦せけんずれした印象いんしょうで、調子ちょうしりやすいめんえがかれることもおおかった。当初とうしょ薄情はくじょういちめん顕著けんちょ無償むしょう人助ひとだすけをするケンシロウに疑問ぎもんかんじていたが、相次あいつ人々ひとびとやケンシロウとリンのやさしさにより心情しんじょう変化へんかしていき、微力びりょくながらケンシロウのちからになりたいとおもうようになる。あわしゃはやとちりもおおいが、ケンシロウをあにのようにしたい、またケンシロウもひねくれた態度たいどうらかくした心根こころねやさしさをさっし、かれおとうとのようにおもっている。
  • 「お調子者ちょうしものでそそっかしい」性分しょうぶん成長せいちょうもあまりわっていなかったようで、アインをおとしい仲間なかまれるさいにその能力のうりょく発揮はっきしている。リンはバットのこの性分しょうぶんをかなり心配しんぱいしていたらしく、バットが行方ゆくえをくらませたさいにケンシロウに相談そうだんしているが、バットを信頼しんらいしていたケンシロウはまったかいさなかった。
  • ジャッカルの部下ぶかを「砂漠さばくててこい」とめいじられたり、トヨのむらさいにケンシロウから同行どうこうゆるされたりするなど、ケンシロウからいちおう信頼しんらいていた。ラオウとの決戦けっせんではリンとともに立会たちあいじんつとめた。だいしょうでは再会さいかいしたケンシロウから「おとこかおになったな」とその成長せいちょうとなえられている。
  • のこなしの素早すばやさをいかしたからだじゅつで、アインと2人ふたりだけでぐんとりで陥落かんらくさせたこともあったが、この運動うんどう神経しんけいさは少年しょうねんでもえがかれている。修羅しゅらくにでリンをたすけるさい不意打ふいうちとはいえ修羅しゅら素手すでいちげきのもとにたおしている。また、ケンシロウになりすましてボルゲとたたかまえには、ななつのきずけるためつよゆび突で身体しんたい突刺つきさし、たたかいにおいてはボルゲのからだ手刀てがたなつらぬこうとする所作しょさがあり、拳法けんぽう断片だんぺんてき部分ぶぶん会得えとくをしている。だがそのボルゲにあしずにやぶれるなど、かれ自身じしん戦闘せんとうりょくはそれほどたかくはない。しかし「北斗ほくとぐん」のリーダーとしての指導しどうりょく組織そしきりょく多大ただいなものがある。
  • アニメばんオリジナルの設定せっていでは、自称じしょう「メカの天才てんさい」で、機械きかい修理しゅうり関連かんれん手腕しゅわん発揮はっきするエピソードがえがかれた。かれがあちこちからスクラップをひろあつめて自作じさくしたバギーは、この時代じだいでは希有けう高性能こうせいのうしゃとなっており[3]だい2からケンシロウたちのあしとして重宝ちょうほうされていたが、だい86にてこぶしおうぐんのモーガンのによって爆破ばくはされた。なお基本きほんてき運転うんてんはバットだが、だい3ではケンシロウが、まただい8ではリンが運転うんてんする場面ばめんもあった。ほかにもハーモニカを得意とくいとし同年代どうねんだい少年しょうねんとも意気投合いきとうごうするさくさは天性てんせいのものである。また、悪党あくとう相手あいてにケンシロウのあなをつくマネをして「おまえすでんでいる」とってみたりするなどコミカルなめんえがかれていたほか、てきあざむくためとはいえ92では女装じょそうさせられるなど、作中さくちゅうにおけるコメディリリーフてき役割やくわりになっていた。
  • 親代おやがわりのトヨにたいしては、少年しょうねんずかしさもあったようで、ケンシロウにうながされた場合ばあいのぞいて「おかあさん」とぶことはなく[4]、ケンシロウがジャッカル一味いちみ全滅ぜんめつさせたさいも「ばあさんのかたき」と発言はつげんしている。青年せいねん以降いこうはこのてんについて一定いってい整理せいりができていたらしく、ボルゲから拷問ごうもんけたさい回想かいそうでは「ただいちははべるひと」と素直すなお評価ひょうかしていた。

キャスト

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声優せいゆう
俳優はいゆう

その

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  • 1995ねん発売はつばいのテレビゲーム『北斗ほくとこぶし』は、リンとの結婚式けっこんしき場面ばめんからはじまる。
  • 少年しょうねんにおいてはあたまにゴーグルをつけておりみぎがほぼ常時じょうじ前髪まえがみかくされていたが、青年せいねんはゴーグルをつけておらず、みぎかくしていない。なおゴーグルは砂漠さばく砂嵐すなあらしなどで視界しかいさまたげられるような場面ばめんおも使用しようしていた。
  • 1986ねん劇場げきじょうばん北斗ほくとこぶし』ではリンのむららしていた。
  • 劇場げきじょうばん救世主きゅうせいしゅ伝説でんせつ 北斗ほくとこぶし』では聖帝せいていぐん相手あいてけんにする姿すがたせた(戦闘せんとうシーンはえがかれなかったので、実際じっさいたたかったかどうかは不明ふめい)。
  • 北斗ほくとこぶし』の連載れんさい35周年しゅうねん記念きねんしておこなわれた人気にんき投票とうひょう北斗ほくとこぶし 国民こくみんそう選挙せんきょ」では、だい17にランクインしている。

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ 原作げんさく1かん1
  2. ^ バットの後頭部こうとうぶ北斗七星ほくとしちせいかたちひかりかんでいた。
  3. ^ この設定せっていはゲーム『北斗ほくと』でも使つかわれている。
  4. ^ アニメ11ではトヨへの最後さいご言葉ことばは「おばさん」であった。
  5. ^ テレビアニメだい1 - 39では鈴木すずき三枝みえだい40 - 109では鈴木すずきみえの名義めいぎ使用しようしている。
  6. ^ キャストコメント”. Fit Boxing 北斗ほくとこぶしまえはもうせている. 2022ねん9がつ14にち閲覧えつらん