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ぎん聖者せいじゃ 北斗ほくとこぶし トキ外伝がいでん

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
ぎん聖者せいじゃ 北斗ほくとこぶし トキ外伝がいでん
ジャンル 格闘かくとう漫画まんが
漫画まんが
原作げんさく原案げんあんなど たけろんみことはら哲夫てつお原案げんあん
作画さくが ながてゆか
出版しゅっぱんしゃ 新潮社しんちょうしゃ
掲載けいさい 週刊しゅうかんコミックバンチ
レーベル BUNCH COMICS
発表はっぴょうごう 2007ねんだい39ごう - 2008ねんだい52ごう
発表はっぴょう期間きかん 2007ねん8がつ24にち - 2008ねん11月28にち
巻数かんすう ぜん6かん
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画まんが
ポータル 漫画まんが

ぎん聖者せいじゃ 北斗ほくとこぶし トキ外伝がいでん』(しろがねのせいじゃ ほくとのけん ときがいでん)は、たけろんみことはら哲夫てつお原案げんあん)、ながてゆか作画さくが)による日本にっぽん漫画まんが作品さくひんで、『北斗ほくとこぶし』の登場とうじょう人物じんぶつトキ主人公しゅじんこうとしている。

概要がいよう

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ほんさくは『北斗ほくとこぶし』(以下いか原作げんさく)の外伝がいでんとして、だいいちだんてん覇王はおう 北斗ほくとこぶしラオウ外伝がいでん』(以下いかラオウへんだいだんあおいくろかつえおおかみ -北斗ほくとこぶし レイ外伝がいでん-』(以下いかレイへん)につづだいさんだんとして漫画まんが雑誌ざっし週刊しゅうかんコミックバンチ』にて2007ねんだい39ごう[1]から2008ねんだい52ごう[2]まで連載れんさいされた。

ぜんさくおなじく、原作げんさく登場とうじょうまえのストーリーとなっているが、ラオウへんこぶしおう名乗なのケンシロウうまで、レイへんいもうとのアイリをさがして各地かくちをさまようという設定せっていじょう、それぞれの内容ないようかく作者さくしゃのオリジナルとなっているのにたいして、ほんさくはトキの代名詞だいめいしである「やわらこぶし」ととも認知にんちたかい「奇跡きせきむら」が舞台ぶたい設定せっていとなっている。

ラオウへんではこぶしおうぐんとして部下ぶかになるものたち(くろおう、ウイグル)や敵対てきたいしゃサウザー)が、レイへんでは因縁いんねんふかいもの(ユダアミバ)が登場とうじょうするのにたいして、ほんさくではアミバをのぞいては直接ちょくせつかかわりがなかったもの登場とうじょうしており、そのてんでもほんさく異色いしょくはなっている。

ほんさく設定せっていでは北斗ほくとしんこぶし歴史れきしは1800ねんとなっている。これは一般いっぱんられている2000ねんちがいがあるが、この1800ねんというのは原作げんさくでのアミバとのたたかいのなかでケンシロウがっているものである。

あらすじ

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北斗ほくとしんこぶし史上しじょうもっとも華麗かれいわざ使つかおとこ」とわれた北斗ほくとよん兄弟きょうだい次兄じけいトキ。しかし、かく戦争せんそうときはいびたために継承けいしょうしゃ断念だんねん一人ひとり従者じゅうしゃとともにあてどもないたびることになる。

たび途中とちゅう食料しょくりょうもとめて、とあるむらるが、そこは病人びょうにん老人ろうじん子供こどもがただつというむらであった。その村人むらびとなかにあるのは絶望ぜつぼう恐怖きょうふではなく、ただ「虚無きょむ」のみであり、トキがれた子供こどもしてもだれにもとめていなかった。しかし翌日よくじつ、その子供こどもがトキのもとみずってくるのをみな驚愕きょうがくとともに奇跡きせきかんじることとなる。トキは長年ながねんゆめであり、人々ひとびと笑顔えがおもど手助てだすけをするために、そのむら診療しんりょうしょひらくことにする。

やがてむら奇跡きせき医者いしゃのいる「奇跡きせきむら」として活況かっきょうていするが、むらおそった夜盗やとうたちのために診療しんりょうしょはこわされ、あつまった人々ひとびと我先われさきすことになる。夜盗やとうたおすことができたものの、むらもと木阿弥もくあみとなったことに絶望ぜつぼうしかかるトキ。

しかし、そのトキにかたすものがあらわれる。それは、そのむら最初さいしょたすけた子供こどもであり、その子供こどもともにこの乱世らんせいあらたなひかりもとめることになる。

登場とうじょう人物じんぶつ

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トキ
北斗ほくとよん兄弟きょうだい次兄じけいであり、「北斗ほくとしんこぶし史上しじょうもっと華麗かれいわざ使つかおとこ」とわれている「やわらこぶし」の使つかはいびたためにやまいおかされて継承けいしょうしゃ断念だんねんし、人々ひとびとすくうためにたびる。やまいおかされているとはいえ、そのこぶし健在けんざいであり、相手あいてたたかえながやわらこぶしはラオウすら畏怖いふたれるものである。奇跡きせきむら住人じゅうにんからは「トキさま」とばれてしたわれている。ほんさく最終さいしゅうかいはラオウとの勝負しょうぶ敗北はいぼくしたのち奇跡きせきむら帰還きかんするシーンでわっているので、かれ死亡しぼうしたエピソードはえがかれていない。
ラモ
トキとともにたびている人物じんぶつ。ラオウへん登場とうじょうするソウガのような人物じんぶつであり、リュウケンの遺言ゆいごんでトキとたびている。物語ものがたり中盤ちゅうばんでアミバにとらわれてあな実験じっけんだいにされるが、一命いちめいめたようでラストシーンでは意識いしきもどしたかれがトキを出迎でむかえている。
ルカ
むら最初さいしょすくわれた少年しょうねん原作げんさくにおけるバットやリン、レイへんにおけるユウとおな立場たちば人物じんぶつ。トキをしたい、そのあんじて北斗ほくとしんこぶしおそわろうとする。
アミバ
みずからを「天才てんさい」とんで、みなみひじりけんまなんだのち北斗ほくとしんこぶしみずからのものにしようとトキのもとおとずれる。しかしトキにことわられたうえに、そのでトキの患者かんじゃ一人ひとり間違まちがったあなったことでトキにをほおたれて、復讐ふくしゅうしんえる。それ以後いごはZEEDにむらおそ時期じきはやめる進言しんげんをするなど、トキを絶望ぜつぼうそこしずめようと画策かくさくする。そしてジャギの提案ていあんにより、トキになりすまして数々かずかず悪行あくぎょうはたらく。最後さいご原作げんさく同様どうようにケンシロウにたおされるが、テラスから落下らっかしそうになったとき失禁しっきんするひとし細部さいぶ描写びょうしゃ変更へんこうされている。
ZEED
むらきたかた略奪りゃくだつひろげる夜盗やとう集団しゅうだんほんさく初期しょきではまだかなりの勢力せいりょくっており、仲間なかまころされたことにより報復ほうふくのために奇跡きせきむら襲撃しゅうげきかう。のちにケンシロウに全滅ぜんめつさせられた。
ジュウザ
みなみしゃほしの「くも」とばれるおとこくもどおり、自由じゆうままにきており、奇跡きせきむらったのも食料しょくりょうおんなれるためである。当初とうしょZEEDとの戦闘せんとうにはくわわらなかったが、女性じょせいまで戦闘せんとう結局けっきょくうごき、トキとZEEDの頭領とうりょうとのたたかいのためのみちひらくことになる。その、トキにユリアが死亡しぼうしたことをつたえる。
ジャギ
北斗ほくとよん兄弟きょうだいさんけい。ケンシロウをにくみ、トキとませることを阻止そしするためにアミバとんで、アミバにトキの情報じょうほうおしえたり、アミバをトキにせて整形せいけいするなどした。回想かいそうシーンではリュウケンに修行しゅぎょうをサボっていることを注意ちゅういされたさいに「北斗ほくとしんこぶし銃器じゅうきおなじく、人殺ひとごろしの道具どうぐ」という趣旨しゅし発言はつげんをしている。ほんさくではケンシロウにたおされるシーンが登場とうじょうしない。
ラオウ
北斗ほくとよん兄弟きょうだい長兄ちょうけいにして、トキの実兄じっけいほんさくのトキの最後さいご対戦たいせん相手あいてにして、トキをカサンドラに幽閉ゆうへいした張本人ちょうほんにんでもある。
ケンシロウ
北斗ほくとよん兄弟きょうだい末弟ばってい。トキの義弟ぎていだが、兄弟きょうだいのようになかがいい。ほんさくのトキがはいこうむるエピソードの直前ちょくぜんに、かつてトキにいのちすくわれたことをおもしたケンシロウがそとこわれたシャッターをめようとするシーンがある。
ユリア
ケンシロウの婚約こんやくしゃほんさくでは回想かいそうシーンにのみ登場とうじょうする。
リュウガ
ユリアのあに泰山たいざんてんおおかみけんあやつてんおおかみぼし宿命しゅくめいきるおとこほんさくではラオウの副官ふっかんとしてえがかれている。カサンドラに幽閉ゆうへいされたトキに死亡しぼうしたとおもわれていたユリアがきていることをつたえ、自身じしん目的もくてきはラオウとケンシロウのどちらをてんのぞむかを見極みきわめることとかたる。原作げんさくではトキの直接ちょくせつ原因げんいんかれ奇跡きせきむらへの襲撃しゅうげきなのだが、前述ぜんじゅつとおほんさくではトキののエピソードはえがかれていない。
ザク
こぶしおうぐん将兵しょうへい。リュウガからケンシロウとトキを合流ごうりゅうさせないよう命令めいれいける。
レイ
みなみ水鳥みずとりけん伝承でんしょうしゃで、みなみろくほしけんよしほし」の宿やどぼしつ。ケンシロウのともにして強敵きょうてき(とも)。マミヤとともにケンシロウをさがして荒野あらの彷徨ほうこうっていたルカを保護ほごし、かれくちからもと同門どうもんのアミバがトキにりすましていることをさっして、ケンシロウをたすけるために奇跡きせきむらかう。ほんさくではかれ最期さいごについてのこまかい描写びょうしゃ省略しょうりゃくされているが、前述ぜんじゅつのルカを保護ほごしたことにくわえてトキとかた場面ばめんや、マミヤのむらでのマミヤとの会話かいわなど、登場とうじょう期間きかんみじかさにしては出番でばん活躍かつやくなどはおおめで、原作げんさく同様どうようほんさくのキーパーソンとなっていた。
マミヤ
ケンシロウにおもいをせる女性じょせい。レイとともにルカを保護ほごした。奇跡きせきむらかうレイにいていこうとするがことわられ、かれたのみにおうじてトキがカサンドラにいることを調しらげる。
バットリン
ケンシロウをした子供こどもたち。レイたち保護ほごしたルカを看護かんごした。
アイリ
レイのいもうと。ルカにレイがケンシロウの居場所いばしょっていることをつたえる。

書誌しょし情報じょうほう

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  • たけろんみことはら哲夫てつお原案げんあん) / ながてゆか(作画さくが) 『北斗ほくとこぶし新潮社しんちょうしゃ〈BUNCH COMICS〉、ぜん6かん
    1. 2007ねん12月15にち初版しょはん発行はっこうISBN 978-4-10-771368-1
    2. 2008ねん3がつ15にち初版しょはん発行はっこうISBN 978-4-10-771383-4
    3. 2008ねん6がつ15にち初版しょはん発行はっこうISBN 978-4-10-771404-6
    4. 2008ねん8がつ15にち初版しょはん発行はっこうISBN 978-4-10-771415-2
    5. 2008ねん11月15にち初版しょはん発行はっこうISBN 978-4-10-771432-9
    6. 2009ねん1がつ15にち初版しょはん発行はっこうISBN 978-4-10-771451-0

脚注きゃくちゅう

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出典しゅってん

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  1. ^ コミックバンチ だい39ごう”. 新潮社しんちょうしゃ. 2021ねん3がつ17にち閲覧えつらん
  2. ^ コミックバンチ だい52ごう”. 新潮社しんちょうしゃ. 2021ねん3がつ17にち閲覧えつらん