蒼あおい黒くろの餓かつえ狼おおかみ -北斗ほくとの拳こぶし レイ外伝がいでん-

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蒼あおい黒くろの餓かつえ狼おおかみ -北斗ほくとの拳こぶし レイ外伝がいでん-
ジャンル	格闘かくとう漫画まんが
漫画まんが
原作げんさく・原案げんあんなど	武たけ論ろん尊みこと・原はら哲夫てつお（原案げんあん）
作画さくが	猫ねこ井いヤスユキ
出版しゅっぱん社しゃ	新潮社しんちょうしゃ
掲載けいさい誌し	週刊しゅうかんコミックバンチ
レーベル	BUNCH COMICS
発表はっぴょう期間きかん	2007年ねん - 2009年ねん
巻数かんすう	全ぜん6巻かん
テンプレート - ノート
プロジェクト	漫画まんが
ポータル	漫画まんが

『蒼あおい黒くろの餓かつえ狼おおかみ -北斗ほくとの拳こぶし レイ外伝がいでん-』（そうこくのがろう ほくとのけん レイがいでん）は、武たけ論ろん尊みこと・原はら哲夫てつお（原案げんあん）、猫ねこ井いヤスユキ（作画さくが）による日本にっぽんの漫画まんが作品さくひん。『週刊しゅうかんコミックバンチ』（新潮社しんちょうしゃ）にて、2009年ねん7月がつまで隔週かくしゅう連載れんさいされていた。『北斗ほくとの拳こぶし』の登場とうじょう人物じんぶつ・レイを主人公しゅじんこうとした漫画まんがである。

連載れんさい当初とうしょは『北斗ほくとの拳こぶし レイ外伝がいでん -飢かつえ狼おおかみ編へん-』というタイトルだった。また、本ほん作さくの連載れんさい前まえに『週刊しゅうかんコミックバンチ増刊ぞうかん』にて読切よみき作品さくひん『北斗ほくとの拳こぶしレイ外伝がいでん 華麗かれいなる復讐ふくしゅう者しゃ』が発表はっぴょうされている。

あらすじ

舞台ぶたいは『北斗ほくとの拳こぶし』と同おなじく核かく戦争せんそう勃発ぼっぱつ後ごの出来事できごとで、原作げんさく通どおり妹いもうとアイリをさらった、七ななつの傷きずを持もつ男おとこ（ジャギ）を捜さがして旅たびをしている。ユウと云いう少年しょうねん（実じつは少女しょうじょの変装へんそう）と出会であったレイは、アイリの行方ゆくえの情報じょうほうを求もとめて、女人にょにんの城しろ・アスガルズルへ潜入せんにゅうするが、そこは、レイの師しである南みなみ斗と水鳥みずとり拳けんの前ぜん伝承でんしょう者しゃロフウに統治とうちされつつあった。

登場とうじょう人物じんぶつ

担当たんとう声優せいゆうは、アプリゲーム『北斗ほくとの拳こぶし LEGENDS ReVIVE』でのキャスト。

レイ

声こえ - 千葉ちば一伸かずのぶ

この漫画まんがの主人公しゅじんこうで、南みなみ斗と水鳥みずとり拳けんの正統せいとう伝承でんしょう者しゃで「南みなみ斗と六ろく聖ひじり」の拳こぶし士しの一人ひとり。また、第だい7話わのエバズ・ヴァルキリアとの戦闘せんとうで足技あしわざを披露ひろうしているが、南みなみ斗と白鷺しらさぎ拳けんのシュウが親友しんゆうだということから習得しゅうとくしたものと思おもわれる。ユウにはアスガルズルに道案内みちあんないしてもらうまでは無愛想ぶあいそうな態度たいどを示しめしているが、少すこしずつ心しんを許ゆるしていく。エバ殺ごろしの犯人はんにんを探さがし、それがかつての師しロフウであることに衝撃しょうげきを受うけるが、最後さいごは南みなみ斗と六ろく聖ひじりであるサウザー、シン、ユダ、シュウ、最期さいごの将しょう（ユリア）と拳こぶし王おうの立会たちあいの元もと、南みなみ斗と聖せい闘たたかえ殿でんでロフウと戦たたかい、究極きゅうきょく奥義おうぎ・飛翔ひしょう白しろ麗うららを体得たいとくして勝利しょうりする。

ユウ

乱世らんせいに生いき残のこった少女しょうじょだが、普段ふだんは少年しょうねんに変装へんそうしている。レイと初はじめて出会であった時ときは南みなみ斗と聖ひじり拳けんの使つかい手てだと嘘うそをついた。レイに助たすけられた時ときに、レイの拳法けんぽうが南みなみ斗と水鳥みずとり拳けんであることを見抜みぬき、ある程度ていどの拳法けんぽうに対たいする知識ちしきは持もっているらしい。自称じしょうレイの一番いちばん弟子でし。この時代じだいを生いき抜ぬくためには、「力ちから」と「頭脳ずのう」と「情報じょうほう」であるとレイに語かたる姿すがたは、原作げんさく『北斗ほくとの拳こぶし』のバットに通つうじるものとなっている。悪党あくとうから食料しょくりょうを奪うばったりするほどの逞たくましさがあり、毒どくに侵おかされたレイを助たすける。実じつはエバの義妹ぎまいとして育そだてられていたので、後のちにアスガルズルの次期じき女王じょおうとなる。

エバ

アスガルズルの女王じょおう。拳こぶし王おうラオウ、聖帝せいていサウザー、KINGシンなどといった世紀せいき末まつの英雄えいゆうたちの寵愛ちょうあいを受うけ、アスガルズルを築きずいた。フリーダ曰いわく、この乱世らんせいの中なかで自分じぶんたちに戦たたかうことを教おしえてくれた只ただ一いち人にんの女性じょせい。世よを憎にくんでいるレイの心しんを癒いやし、「義よし星ほし」としての宿命しゅくめいを甦よみがえらせた。しかしレイと一いち夜やを過すごした翌朝よくあさ、何者なにものかの南みなみ斗と聖せい拳こぶしで殺ころされてしまう。

フリーダ

声こえ - 佐古さこ真弓まゆみ

女王じょおうエバの元もと、街まちを守まもる自警じけい団だんであるエバズ・ヴァルキリアの女性じょせいリーダー。隻眼せきがんで右みぎ眼めに眼帯がんたいを掛かけている。エバに対たいする忠誠ちゅうせい心しんは厚あつく、アスガルズルに訪おとずれたレイの腕うでを見込みこみ、用心棒ようじんぼうとして雇やとう。しかし、翌朝よくあさエバが殺ころされたところを見みて、レイがエバを殺ころしたのだと誤解ごかいし、部下ぶかと共ともに毒どくが塗ぬられたナイフでレイを襲おそう。

実じつは後述こうじゅつのリマと共ともに、先さきの最終さいしゅう戦争せんそうが生うみ出だした人間にんげん兵器へいきの生いき残のこり。

破やぶ軍ぐん星ぼしのリマ

声こえ - 沖野おきの晃司こうじ

アスガルズルの用心棒ようじんぼう。我流がりゅう拳けんを使つかう。フリーダと同様どうよう、最終さいしゅう戦争せんそうの負まけの遺産いさんである人間にんげん兵器へいきの生いき残のこり。筋力きんりょく、運動うんどう能力のうりょくや回復かいふく力りょくが常人じょうじんを遥はるかに凌しのぐ“フェノメーノ（怪物かいぶつ）”。かつてはフリーダとコンビを組くみ“ブラザー・バーサーカー”として拳法けんぽう家か狩かりをして恐おそれられていたが、エバにスカウトされ、アスガルズルの剣けんとなり盾たてとなった。

無類むるいのケンカ好すきでレイに戦たたかいを挑いどみ、一撃いちげき必殺ひっさつのパワーと異常いじょうな回復かいふく力りょくで苦戦くせんさせる。

後述こうじゅつのロフウには、一度いちど闘たたかって敗やぶれていたが、ユウとアスガルズルを守まもるため、フリーダと組くみ“ブラザー・バーサーカー”として再ふたたび挑いどむ。

なお、破やぶ軍ぐん星ぼしは北斗七星ほくとしちせいを構成こうせいする星ほしのひとつ。

ラン

リマの部下ぶか。“ブラザー・バーサーカー”やアスガルズルの内情ないじょうに詳くわしい女性じょせい。ストーリーの解説かいせつ役やくにまわり、ユウに情報じょうほうを伝つたえる。

ザン

アスガルズル西にし街がいのリーダーで、南みなみ斗と紅雀べにすずめ拳けんの伝承でんしょう者しゃ。「南みなみ斗と相しょう演えんじ会かい」でレイを知しり、レイを仲間なかまに引ひき入いれようとするものの、レイの行動こうどうから敵てきと判断はんだんする。エバの亡なき後あと、ロフウをアスガルズルの王おうとして迎むかえる。だがユダと内応ないおうしており、アスガルズルにユダの軍勢ぐんぜいを引ひき入いれるが失敗しっぱいし、レイに始末しまつされる。

デビルリバース

過去かこ700人にんを殺ころしたビレニィプリズンの囚人しゅうじん。核かく戦争せんそう前まえにおける生体せいたい兵器へいき研究けんきゅうの描写びょうしゃの中なかに彼かれの姿すがたがある。

ガライとケペル

ガライはビレニィプリズンでデビルリバースと並ならび称しょうされる巨漢きょかんの大量たいりょう殺人鬼さつじんきで、小男こおとこのケペルが鈴すずの音おとで操あやつる。ガライは泰山たいざん流りゅう殺ころせ網もう拳けんでエバズ・ヴァルキリアを取とり込こみ、レイに投なげつける。フリーダ達たちを守まもるため、かわすことができないレイは大おおきなダメージを負おうが、ユウが機転きてんでケペルから鈴すずを奪うばってからは形勢けいせいが逆転ぎゃくてんし、二人ふたりとも南みなみ斗と水鳥みずとり拳けんで切きり刻きざまれる。

ロフウ

声こえ - 松田まつだ健一郎けんいちろう

南みなみ斗と水鳥みずとり拳けんの前ぜん伝承でんしょう者しゃで、レイの師匠ししょう。本来ほんらい、剛つよし柔やわら二に極きょくの南みなみ斗と水鳥みずとり拳けんに対たいし、より多おおく「剛つよしの拳こぶし」を組くみ入いれて、強力きょうりょくな拳法けんぽうにした。レイを南みなみ斗と水鳥みずとり拳けんの伝承でんしょう者しゃにすべく、闇やみ闘たたかえ崖がけに立たたすという課題かだいを課かしたが、レイの「飛燕ひえん流りゅう舞まい」を見届みとどけた後のち、レイを正統せいとう伝承でんしょう者しゃとして認みとめる。核かく戦争せんそう後ご、死亡しぼうしたと思おもわれたが存命ぞんめいしており、エバを殺害さつがいし、リマとフリーダの“ブラザー・バーサーカー”を破やぶってアスガルズルの王おうとして君臨くんりんすると、再ふたたび自身じしんが南みなみ斗と水鳥みずとり拳けんの正統せいとう伝承でんしょう者しゃとなるために、レイの始末しまつを考かんがえる。しかし、レイとの正統せいとう伝承でんしょう者しゃを賭かけた、南みなみ斗と聖せい闘たたかえ殿でんでの師弟してい対決たいけつに敗やぶれ、最期さいごは自分じぶんの非ひを悔くいながら死しんでいった。

リンレイ

声こえ - 水沢すいたく史し絵え

ロフウの奥方おくがた。南みなみ斗と水鳥みずとり拳けんは「剛つよし」と「柔やわら」の二に極きょくがあって、それらの融合ゆうごうこそが真しんの姿すがたであるらしく、彼女かのじょは「柔やわらの拳こぶし」を得手えてとし、伝承でんしょう者しゃ争あらそいから身みを引ひき、そのままロフウと結婚けっこんしていた。闇やみ闘たたかえ崖がけに落おちたレイを助たすけた後のち、南みなみ斗と水鳥みずとり拳けんの真髄しんずいを伝つたえたことから真しんの師匠ししょうと呼よべる存在そんざい。核かく戦争せんそう後ご、ロフウと対決たいけつして命いのちを落おとした。

ユダ

レイの過去かこの話はなしに登場とうじょう。「南みなみ斗と六ろく聖ひじり」の拳こぶし士しの一人ひとり。自分じぶんが南みなみ斗と紅べに鶴づる拳けんの正統せいとう伝承でんしょう者しゃになったのに対たいし、修行しゅぎょう中ちゅうのレイを見下みくだし、シュウがケンシロウを助たすけた話はなしをあざ笑わらう姿すがたが見みられる。またアミバと結託けったくし、レイの命いのちを狙ねらうこともあった。

エバ亡なき後のちのアスガルズルに挙兵きょへいし、侵攻しんこうするが、ロフウ一いち人にんに軍ぐんは全滅ぜんめつして敗走はいそうする。

南みなみ斗と聖せい闘たたかえ殿でんでのレイとロフウの闘たたかいでは、自己じこの配下はいかである南みなみ斗と比翼ひよく拳けんのダガールと共ともに立たち会あう。

シュウ

南みなみ斗と白鷺しらさぎ拳けんの伝承でんしょう者しゃで「南みなみ斗と六ろく聖ひじり」の一人ひとり。盲目もうもくの闘将とうしょう。レイの親友しんゆうで弟子でしにカレンを持もつ。過去かこの挿話そうわではレイが正統せいとう伝承でんしょう者しゃとして、ロフウより印可いんかを受うけるのを見定みさだめる。

アスガルズルでのレイの危機ききを救すくうため再ふたたび登場とうじょうし、先さきの最終さいしゅう戦争せんそう後ごロフウが奥方おくがたのリンレイを殺あやめたことをレイに告つげ、南みなみ斗と聖せい闘たたかえ殿でんでの師弟してい対決たいけつを最後さいごまで見届みとどける。

カレン

過去かこの挿話そうわに登場とうじょう。シュウの弟子でしで、レイを実みの兄あにのように慕したう女おんなの子こ。気きが強つよく、正義せいぎ感かんが強つよいが、泣なき虫むしな一いち面めんもある。

後述こうじゅつの通とおり、核かく戦争せんそう後ごは拳こぶし王おうの部下ぶかとなり、南みなみ斗と聖せい闘たたかえ殿でんでの師弟してい対決たいけつを拳こぶし王おうと共ともに見届みとどけた。

番外ばんがい編へん『-華麗かれいなる復讐ふくしゅう者しゃ-』では南みなみ斗と翡翠かわせみ拳けんの伝承でんしょう者しゃで、兄あにのマサヤが聖帝せいていサウザーの軍ぐんに捕つかまり殺ころされたと知しり、復讐ふくしゅうを果はたす。その後ご、暴力ぼうりょくこそが全すべてと悟さとったカレンは拳こぶし王おう軍ぐんに入はいり、拳こぶし王おう侵攻しんこう隊たいのリーダーとしてレイの命いのちを狙ねらう。しかし、レイの奥義おうぎ・飛翔ひしょう白しろ麗うららを受うけ正気しょうきを取とり戻もどした後のち、絶命ぜつめいする。

アミバ

レイと同門どうもんでロフウに師事しじしていた。原作げんさく『北斗ほくとの拳こぶし』と同おなじく、レイを伝承でんしょう者しゃから蹴落けおとそうとするなど、あらゆる悪わるさをしてきている。核かく戦争せんそう後ごにサザンクロスを訪おとずれ、シンにロフウが生いきていることを告つげる。

シン

「南みなみ斗と六ろく聖ひじり」の拳こぶし士しの一人ひとりでサザンクロスの支配しはい者しゃ。自みずからをKINGと称しょうす。エバが殺ころされたこと知しり、自身じしんの軍団ぐんだんであるKING軍ぐんの四よん大だい幹部かんぶと共ともにアスガルズルを攻略こうりゃくしようとするが、ロフウが支配しはいしたことを聞きかされ躊躇ちゅうちょする。

南みなみ斗と聖せい闘たたかえ殿でんでのレイとロフウの闘たたかいには、ハートとクラブを連つれて立たち会あう。

スペード、ダイヤ、クラブ、ハート

KING軍ぐんの四よん大だい幹部かんぶ。

斧おのを武器ぶきとするスペード、棒術ぼうじゅつを得意とくいとするダイヤ、鉤かぎ爪つめを武器ぶきとするクラブ、拳法けんぽう殺ごろしと言いわれる肉体にくたいを持もつハートの四よん人にん。

リュウロウ

かつて「南みなみ斗との智将ちしょう」と呼よばれた南みなみ斗と流りゅう鴎かもめ拳けんの伝承でんしょう者しゃ。レイとシュウを除のぞく南みなみ斗と六ろく聖ひじりの拳こぶし士したちが、ロフウの一いち件けんで南みなみ斗との寺院じいんに集合しゅうごうした時ときは、シュウの代かわりに呼よばれた。ロフウ対策たいさくとして、今いま、南みなみ斗と軍ぐんで討うつのではなく、捨すて置おいて拳こぶし王おうをぶつける案あんを提唱ていしょうした。

リハク

南みなみ斗と五ご車しゃ星ほし・「海うみ」の軍師ぐんし。南みなみ斗と六ろく聖ひじりの拳こぶし士したちがロフウの一いち件けんで南みなみ斗との寺院じいんに集合しゅうごうした時ときは、南みなみ斗と最期さいごの将しょうであるユリアの代理だいりとして出席しゅっせきした。談義だんぎ後ごリュウロウと共ともにレイとロフウの戦たたかいの結果けっかを予想よそうした。

南みなみ斗と聖せい闘たたかえ殿でんでのレイとロフウの闘たたかいには、鉄てつ仮面かめんを被こうむったユリアの随伴ずいはんとして、娘むすめのトウと共ともに立たち会あった。

サウザー

「聖帝せいてい」と呼よばれる覇権はけんを目指めざす南みなみ斗との帝王ていおう。「南みなみ斗と六ろく聖ひじり」の一人ひとりで南みなみ斗と鳳凰ほうおう拳けんの伝承でんしょう者しゃ。ロフウの一いち件けんでは、他たの「南みなみ斗と六ろく聖ひじり」たちに談義だんぎの招集しょうしゅうをかけた。

南みなみ斗と聖せい闘たたかえ殿でんでのレイとロフウの闘たたかいにも立たち会あっている。

南みなみ斗と最後さいごの将しょう（ユリア）

ロフウの一いち件けんの談義だんぎには参加さんかしなかったが、南みなみ斗と聖せい闘たたかえ殿でんでのレイとロフウの闘たたかいは見届みとどける。レイがこの戦たたかいで強つよくなり、ケンシロウとの出会であいで、さらに「義よし星ほし」が光輝ひかりかがやくことを予見よけんする。

拳こぶし王おう（ラオウ）

世紀せいき末まつ覇者はしゃ、天てんの覇王はおうと呼よばれる北斗ほくとの長兄ちょうけい。レイとロフウの南みなみ斗と聖せい闘たたかえ殿でんでの戦たたかいを見届みとどけるため、カレンを伴ともなって現あらわれるが、戦たたかいの途中とちゅうで南みなみ斗と水鳥みずとり拳けんを見切みきってしまい立たち去さる。

マサヤ

読切よみき『-華麗かれいなる復讐ふくしゅう者しゃ-』で登場とうじょう。カレンの兄あにで、南みなみ斗と翡翠かわせみ拳けんの伝承でんしょう者しゃ。シュウのレジスタンスに参加さんかするが、聖帝せいてい軍ぐんに捕つかまり、殺ころされる。本編ほんぺんでは存在そんざいが確認かくにんされていない。

アイリ

七ななつの傷きずを持もつ男おとこ（ジャギ）にさらわれた女性じょせい。レイの妹いもうと。エバによると、一度いちどアスガルズルにいたが、すぐに町まちを去さったらしい。読切よみき『-華麗かれいなる復讐ふくしゅう者しゃ-』ではマミヤの村むらでレイと再会さいかい後ごの設定せっていで登場とうじょうする。

ケンシロウ

北斗ほくと神しん拳こぶし正統せいとう伝統でんとう者しゃで、番外ばんがい編へん『-華麗かれいなる復讐ふくしゅう者しゃ-』では名前なまえだけの登場とうじょう。本編ほんぺんにも登場とうじょうしていないが、挿話そうわの中なかで、シュウが過去かこに「南みなみ斗と十じゅう人組にんぐみ手しゅ」でケンシロウを助命じょめいしたことをユダが侮辱ぶじょくし、レイの逆鱗げきりんに触ふれたシーンがある。

登場とうじょう拳法けんぽう

南みなみ斗と水鳥みずとり拳けん

レイがロフウに師事しじして伝承でんしょうし、アミバも修練しゅうれんした拳法けんぽう。その舞まう姿すがたは見みるものを魅了みりょうするほどに優美ゆうびで美うつくしいが、その実態じったいは敵てきを切きり裂さき、切きり刻きざむ、比類ひるいなき残虐ざんぎゃく非道ひどうの必殺ひっさつ拳けん。手技しゅぎや真空しんくう波はによる攻撃こうげきを主体しゅたいとした拳法けんぽうであり、指ゆびは鋭利えいりな刃物はものと化かす。

南みなみ斗と紅雀べにすずめ拳けん

伝承でんしょう者しゃはザン。南みなみ斗と水鳥みずとり拳けん配下はいかの一派いっぱ。優美ゆうびで美うつくしいが、実態じったいは比類ひるいなき残虐ざんぎゃく非道ひどうの拳こぶしと水鳥みずとり拳けんと特徴とくちょうが酷似こくじしている。

剛つよしの南みなみ斗と水鳥みずとり拳けん

ロフウが編あみ出だした南みなみ斗と水鳥みずとり拳けん、元来がんらい「剛つよし柔やわら二に極きょく」の水鳥みずとり拳けんを「剛つよしの拳こぶし」のみに組くみ替かえて、闘たたかえ気きを全身ぜんしんに纏まとい、力ちからと闘たたかえ気きで敵てきを叩たたき潰つぶす拳こぶしとした。その闘たたかいぶりを観みたレイ曰いわく、「あれは断だんじて南みなみ斗と水鳥みずとり拳けんでない」。

泰山たいざん流りゅう殺ころせ網もう拳こぶし

使つかい手てはガライ。金属きんぞく製せいの投網なげあみに多数たすうの敵てきを取とり込こみそのまま投なげ潰つぶす。

南みなみ斗と翡翠かわせみ拳けん

伝承でんしょう者しゃはカレン。『レイ外伝がいでん—華麗かれいなる復讐ふくしゅう者しゃ—』で登場とうじょう。南みなみ斗と白鷺しらさぎ拳けんの派生はせい流派りゅうはで、足技あしわざの斬撃ざんげきを主体しゅたいとする。

書誌しょし情報じょうほう

• 武たけ論ろん尊みこと・原はら哲夫てつお（原案げんあん） / 猫ねこ井いヤスユキ（作画さくが） 『蒼あおい黒くろの餓かつえ狼おおかみ -北斗ほくとの拳こぶし レイ外伝がいでん-』 新潮社しんちょうしゃ〈BUNCH COMICS〉、全ぜん6巻かん
  1. 2007年ねん10月がつ15日にち初版しょはん発行はっこう、ISBN 978-4-10-771359-9
  2. 2008年ねん2月がつ15日にち初版しょはん発行はっこう、ISBN 978-4-10-771379-7
  3. 2008年ねん8月がつ15日にち初版しょはん発行はっこう、ISBN 978-4-10-771414-5
  4. 2009年ねん2月がつ15日にち初版しょはん発行はっこう、ISBN 978-4-10-771459-6
  5. 2009年ねん5月がつ15日にち初版しょはん発行はっこう、ISBN 978-4-10-771481-7
  6. 2009年ねん8月がつ15日にち初版しょはん発行はっこう、ISBN 978-4-10-771502-9