ヒメシジミ

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ヒメシジミ
分類ぶんるい
さかい : 動物界どうぶつかい Animalia
もん : 節足動物せっそくどうぶつもん Arthropoda
つな : 昆虫こんちゅうつな Insecta
: 鱗翅りんし Lepidoptera
: シジミチョウ Lycaenidae
: ヒメシジミ Polyommatinae
ぞく : ヒメシジミぞく Polyommatini
ぞく : ヒメシジミぞく Plebejus
たね : ヒメシジミ
P. argus
学名がくめい
Plebejus argus
(Linnaeus)
和名わみょう
ヒメシジミ
英名えいめい
The Silver-studded Blue
亜種あしゅ
  • 北海道ほっかいどうさん
    P. a. pseudaegon(Butler)
  • 本州ほんしゅう九州きゅうしゅうさん
    P. a. micrargus(Butler)

ヒメシジミひめしょうはいちょう 学名がくめいPlebejus argus)は、チョウ鱗翅りんしシジミチョウヒメシジミ分類ぶんるいされるちょう一種いっしゅ

概要がいよう[編集へんしゅう]

一般いっぱんてきなヒメシジミ(ブルー)のシジミチョウで、翅裏は灰色はいいろ後翅こうし外周がいしゅう沿ってオレンジしょくおびはいる。ミヤマシジミアサマシジミており、とくにミヤマシジミとはながらく混同こんどうされていた。オレンジたいなかにあるくろむらにはミヤマでは水色みずいろ構造こうぞうしょくがあるが、ほんしゅではられない。

としいちせいで、成虫せいちゅうは6~8がつにかけてられる。越冬えっとうたいたまごである。しょくそう根元ねもとちかくのなどに1つずつみつけられる。

しょくそうアザミるいヨモギ・ヤマボクチ(キク)、オオイタドリタデ)など。しょくそうがあればどこでも生息せいそくしているというわけではなく、山地さんちせいつよいことにくわ環境かんきょうがよくないとられない。実際じっさい開発かいはつによりおおくの地域ちいき絶滅ぜつめつし、現在げんざい環境省かんきょうしょう指定していじゅん絶滅ぜつめつ危惧きぐしゅとなっている。

分布ぶんぷ[編集へんしゅう]

国内こくないでは北海道ほっかいどう本州ほんしゅう山地さんち高原こうげん西日本にしにほんでは中国ちゅうごく山地さんちのみ)、国外こくがいではヨーロッパからひがしアジアにかけてのユーラシア大陸たいりく生息せいそくする。

かつては九州きゅうしゅう九重ここのえ高原こうげんでもられたが現在げんざい絶滅ぜつめつした。

保全ほぜんじょうきょう評価ひょうか[編集へんしゅう]

ヒメシジミ本州ほんしゅう九州きゅうしゅう亜種あしゅ Plebejus argus micrargus(Butler)

参考さんこう文献ぶんけん[編集へんしゅう]

  • まきはやしいさお解説かいせつ青山あおやまじゅんさん写真しゃしん日本にっぽんちょう成美せいびどう出版しゅっぱん〈ポケット図鑑ずかん〉、1994ねんISBN 4-415-08045-6 
  • 日本にっぽん環境かんきょう動物どうぶつ昆虫こんちゅう学会がっかいへん へん『チョウの調しらかた今井いまい長兵衛ちょうべえ石井いしいみのる監修かんしゅう文教ぶんきょう出版しゅっぱん、1998ねんISBN 4938489112OCLC 170389984 

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]