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ヒメレンジャク

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
ヒメレンジャク
ヒメレンジャク
分類ぶんるい
ドメイン : かく生物せいぶつ Eukaryota
さかい : 動物界どうぶつかい Animalia
もん : 脊索せきさく動物どうぶつもん Chordata
もん : 脊椎動物せきついどうぶつもん Vertebrata
つな : とりつな Aves
: スズメ Passerine
: レンジャク Bombycillidae
ぞく : レンジャクぞく Bombycilla
たね : ヒメレンジャク B. cedrorum
学名がくめい
Bombycilla cedrorum
Vieillot, 1808
和名わみょう
ヒメレンジャク
英名えいめい
Cedar Waxwing
Cedar Waxwing-rangemap.gif
ヒレンジャクの分布ぶんぷ繁殖はんしょく
みどり留鳥りゅうちょう/漂鳥として分布ぶんぷあお越冬えっとう

ヒメレンジャクひめ連雀れんじゃく学名がくめいBombycilla cedrorum)は、スズメレンジャク分類ぶんるいされる鳥類ちょうるい一種いっしゅきたアメリカ大陸あめりかたいりく生息せいそくする。スギレンジャクばれることもある。

形態けいたい

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ヒメレンジャク

体長たいちょうは15~18センチメートル、体重たいじゅうやく30グラム。きんえんしゅであるキレンジャクよりもちいさく褐色かっしょくがかっている。ヒメレンジャクの最大さいだい特徴とくちょうは、はね風切かざきり)の先端せんたんちいさなあかろうじょう物質ぶっしついていることである。これはレンジャクるい英名えいめい "Waxwing"由来ゆらいであり、キレンジャクとも共通きょうつう特徴とくちょうだが、ヒレンジャクにはない。先端せんたん本来ほんらい黄色きいろだが、尾羽おは成長せいちょうする時期じきニオイニンドウユーラシアから導入どうにゅうされたスイカズラ)をえさとしていたヒレンジャクではくらいオレンジしょくとなる。成鳥せいちょう腹部ふくぶはやや黄色きいろみをびる。幼鳥ようちょうでは、のどと横腹よこばらしま模様もようがあり、まわりのくろまだらがないものもしばしばられる。

分布ぶんぷ

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おもきたアメリカ生息せいそくし、冬季とうきには南部なんぶ中央ちゅうおうアメリカわたおこなう。繁殖はんしょくにはしばしばすうひゃく大群たいぐん移動いどうする。だい部分ぶぶんアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくやさらにみなみかうが、ときにはみなみアメリカにまでわたるものもある。えさとなるベリーすくないときには、巨大きょだいれで移住いじゅうする。西にしヨーロッパにまで辿たどいた迷鳥もみられ、グレートブリテンとうでは2れい報告ほうこくがある。ヒメレンジャクのふゆ大群たいぐんに、キレンジャクこんじることもある。

生態せいたい

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ヒメレンジャクはいちねんとおしてベリーあま果実かじつえさとするが、繁殖はんしょくには昆虫こんちゅうえさなか重要じゅうよう位置いちめる。とくエンピツビャクシンきなようで、英名えいめい"Cedar Waxwing" はそれにちな直訳ちょくやくすると「ビャクシンレンジャク」である)えださきにしかベリーがみのっておらず、いちいちしかとどかない場合ばあいれのメンバーがえだ沿っていちれつならび、全員ぜんいんべられるようくちばしからくちばしへとベリーをわたすような行動こうどうられる。

ふゆあいだ警戒けいかいしん非常ひじょううすれ、果物くだものべるため、また噴水ふんすいなどで水浴みずあびをしたりみずむために、にわにやってくる。

求愛きゅうあい時期じきには、オスとメスが一緒いっしょまって、はなびら昆虫こんちゅうといったちいさなものをあいだなんかえわたすような行動こうどうをする。ばん(つがい)をむと、愛情あいじょうをこめてくちばしをこすりわせる。

飛行ひこう力強ちからづよ直線ちょくせんてきで、んでいるぐんうごきはホシムクドリのそれにている。