ピニオス川がわ (テッサリア)

ピニオス川がわ
「テンペの谷たに」を流ながれるピニオス川かわ
延長えんちょう	216 km
水源すいげん	ピンドゥス山地さんち
河口かこう・合流ごうりゅう先さき	エえーゲ海げかい
流域りゅういき	ギリシャ

ピニオス川がわ（ピニオスがわ、ギリシア語ご: Πηνειός、ギリシア語ご発音はつおん: [piniˈos]、Pineiós）は、ギリシャのテッサリア地方ちほうを流ながれる川かわである。名称めいしょうはギリシア神話しんわの神かみ、ペーネイオスに由来ゆらいする。中世ちゅうせいにはサラムヴリアス川がわ (Salamvrias) やサラヴリアス川がわ (Salavrias) としても知しられた。

ピンドゥス山地さんちに源みなもとを発はっし、ストミオ近ちかくの「テンペ渓谷けいこく」（en）の北東ほくとうでエえーゲ海げかいにそそぐ。国際こくさい的てきな環境かんきょう条約じょうやくによって保護ほごされている大おおきな三角州さんかくすは、その美うつくしさと多種たしゅ多様たような動物どうぶつで知しられる。全長ぜんちょうは185km。メツォヴォの東ひがし、ピンドゥ山地さんち東部とうぶに位置いちするマラカシ村むら付近ふきんに水源すいげんがある。メテオラ地方ちほうやラリサ市しは、この川かわ沿ぞいにある。トリカラは支流しりゅうのリタイオス川がわに臨のぞむ。1960年代ねんだいには、アテネとテッサロニキを結むすぶ高速こうそく道路どうろがテンペの谷たにを切きり拓ひらいて建設けんせつされた。

戦艦せんかんピニオスはこの川かわの名前なまえにちなむ。

上流じょうりゅうから順じゅんにマラカシ (Malakasi) 、カランバカ、メガルキ (Megarchi) 、メガラ・カリヴィア (Megala Kalyvia) 、ファルカドナ (Farkadona) 、ラリサ、エヴァンゲリスモス (Evangelismos) 、オモリオ (Omolio) などの町まち々を通とおる。