マイライン

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マイラインとは、NTT東日本ひがしにっぽんまたはNTT西日本にしにほん固定こてい電話でんわ加入かにゅう電話でんわINSネット)の中継ちゅうけい電話でんわにおいて、事業じぎょうしゃ識別しきべつ番号ばんごう電話でんわ番号ばんごうまえけなくても、利用りようしゃ使つかいたい電気でんき通信つうしん事業じぎょうしゃ優先ゆうせんてき使用しようするサービスである。

アメリカでの状況じょうきょう[編集へんしゅう]

アメリカではかつて国内こくない電話でんわ事業じぎょう独占どくせんてきおこな世界せかい最大さいだい規模きぼ肥大ひだいしていたベル電話でんわ会社かいしゃ後継こうけいであるAT&T独占どくせん市場いちばによる解体かいたい地域ちいきベル電話でんわ会社かいしゃ長距離ちょうきょり電話でんわAT&T分割ぶんかつされるさいに、MCIワールドコムなど新興しんこう長距離ちょうきょり通信つうしん事業じぎょうしゃ日本にっぽんしん電電でんでん相当そうとう)と分割ぶんかつのAT&Tのあいだ電話でんわ番号ばんごうまえ識別しきべつ番号ばんごう付加ふかする必要ひつよう有無うむ不公平ふこうへいあたえさせないため1984ねん事業じぎょうしゃ事前じぜん登録とうろく制度せいど導入どうにゅうされた。

他国たこくでの状況じょうきょう[編集へんしゅう]

各国かっこく導入どうにゅうねん[1]

日本にっぽんでの状況じょうきょう[編集へんしゅう]

マイライン導入どうにゅう背景はいけい[編集へんしゅう]

1980年代ねんだいしん電電でんでん市外しがい通話つうわ参入さんにゅうし、電話でんわ料金りょうきん値下ねさ競争きょうそうこった[1]。00XXなどのしん電電でんでん事業じぎょうしゃ識別しきべつ番号ばんごう前置まえおきを不要ふようとするLCR普及ふきゅうし、きゅうNTTは、50%ちかくまでシェアが低下ていかした。

1999ねん7がつのNTT東西とうざいNTTコミュニケーションズへの固定こてい通信つうしん事業じぎょう分社ぶんしゃ、0033などのNTTグループ識別しきべつ番号ばんごうくわえなくても従来じゅうらいどおりNTTもう接続せつぞくされること優先ゆうせん接続せつぞく)で消費しょうひしゃ通信つうしん事業じぎょうしゃ選択せんたくうえでの弊害へいがいとされた。このため、1984ねんにアメリカを皮切かわきりにしょ外国がいこく開始かいしされた優先ゆうせん接続せつぞく制度せいど参考さんこうにNTT優先ゆうせん接続せつぞく是正ぜせいさせ固定こてい通信つうしん事業じぎょうしゃあいだでの競争きょうそううなが目的もくてき1998ねん3がつ郵政省ゆうせいしょうで「優先ゆうせん接続せつぞくかんする研究けんきゅうかい」が設置せっちされ、10月に制度せいど導入どうにゅうのぞましい答申とうしん発表はっぴょう。「優先ゆうせん接続せつぞく導入どうにゅう準備じゅんび委員いいんかい」が設置せっちされた。NTTと電気でんき通信つうしん事業じぎょう協会きょうかいにおける協議きょうぎて、2000ねん3がつ固定こてい電話でんわ回線かいせん提供ていきょうする東西とうざいNTTが運営うんえい主体しゅたいとなること2001ねん5月に通信つうしん事業じぎょうしゃ選択せんたく優先ゆうせん接続せつぞく)サービスを開始かいしさせることが最終さいしゅうてき策定さくていされた。

2000ねん4がつにNTT東日本ひがしにっぽん幹事かんじとして電気でんき通信つうしん事業じぎょう協会きょうかい運営うんえいする「優先ゆうせん接続せつぞく関係かんけい事業じぎょうしゃ連絡れんらくかい」が発足ほっそくし、電器でんきてん東西とうざいNTTのDMリーフレット配布はいふなどで徐々じょじょにマイラインにかんする周知しゅうちがなされるようになる。

なお、1998ねん国際こくさい電話でんわ事業じぎょうしゃ自由じゆうや1999ねんのNTT分社ぶんしゃくわわったかたちすすめられた郵政省ゆうせいしょう規制きせい緩和かんわ政策せいさくにより黒船くろふねわれるような海外かいがい通信つうしん事業じぎょうしゃ新規しんき参入さんにゅう予想よそうされたが、ドイツテレコムのみにとどまっている。

マイラインの営業えいぎょう[編集へんしゅう]

営業えいぎょう活発かっぱつであったころは、通信つうしん事業じぎょうしゃのユーザーかこよう営業えいぎょうツール[2]として利用りようされているめんおおきかった。かつて利用りよう登録とうろく必要ひつようであったNTTグループ以外いがい他社たしゃ以前いぜん登録とうろくのために提出ていしゅつされたデータをもとにした「マイラインプラス」が勝手かって登録とうろくされていたケース[3]や「マイラインプラス」で4区分くぶんすべ民間みんかん通信つうしん事業じぎょうしゃ登録とうろくしたのち海外かいがい転勤てんきんとなりNTTの固定こてい電話でんわ利用りよう休止きゅうし帰国きこく、NTTの固定こてい電話でんわ利用りよう再開さいかいしたら「マイラインプラス」が4区分くぶんすべてNTTグループに勝手かって変更へんこうされていたケースもあり苦情くじょうがたえなかった。

当初とうしょけを開始かいしした2001ねん1がつ10日とおかから9月30にちまではマイラインやマイラインプラスども登録とうろく事業じぎょうしゃ変更へんこう手続てつづき(さい登録とうろく)は無料むりょうであったが、10月1にちより800えんぜい抜)の登録とうろく変更へんこう手数料てすうりょうがかかるように制度せいどされた。手数料てすうりょうは、サービス提供ていきょうしゃであるNTT東日本ひがしにっぽんまたはNTT西日本にしにほんからの請求せいきゅうとなる。4区分くぶんのうち、1区分くぶんのみを、登録とうろくみの通信つうしん事業じぎょうしゃ変更へんこうしたり、マイラインをマイラインプラスにえたり、マイラインプラスをマイラインにえたり、するだけでも一律いちりつ800えんぜい抜)の登録とうろく変更へんこう手数料てすうりょうがかかる。

マイライン登録とうろくすう半減はんげん[編集へんしゅう]

マイラインの登録とうろく総数そうすうは、2003年度ねんどの1おく7,303まんけんから、2016年度ねんどの6,698まんけんやく61%げんとなった。また、4区分くぶん同一どういつまたは国際こくさい未登録みとうろく国内こくない3区分くぶん同一どういつ事業じぎょうしゃ手続てつづきをおこなっていない、もしくは市内しない県内けんない市外しがいNTT東西とうざいけんあいだNTTコミュニケーションズを登録とうろくしているをふくむ)利用りようしゃは88%程度ていど、それに自動じどう登録とうろく手続てつづきをおこなっていない区分くぶんは、市内しない県内けんない市外しがいNTT東西とうざいけんあいだNTTコミュニケーションズとなる)以外いがい単一たんいつ事業じぎょうしゃ指定していしている加入かにゅうしゃわせると96%程度ていどとなる。

これは、中継ちゅうけい電話でんわ利用りようした発信はっしん対応たいおうしていないマイラインが無関係むかんけいな、ちょくおさむ電話でんわちょく加入かにゅう電話でんわ)・0AB-J番号ばんごうのIP電話でんわ・NTT東西とうざいとその提携ていけい事業じぎょうしゃフレッツこうひかり電話でんわ営業えいぎょう中心ちゅうしんうつったためである。これらのサービスほとんすべてが、NTT東日本ひがしにっぽんやNTT西日本にしにほん相互そうご接続せつぞくしている。そのほかに、携帯けいたい電話でんわ・スマートフォンの普及ふきゅうともない、固定こてい電話でんわそのものをたない世帯せたい増加ぞうかしていることも影響えいきょうしているとかんがえられる。

なお、ひかり電話でんわ利用りよう国際こくさい電話でんわについては、NTTグループのNTTコミュニケーションズではなく、ドイツテレコムGBSジャパン(きゅう:ティー・システムズジャパン)経由けいゆ提供ていきょうされる。[よう出典しゅってん]

NTT東日本ひがしにっぽんやNTT西日本にしにほん固定こてい電話でんわからちょくおさむ電話でんわにかけた場合ばあいはNTT東日本ひがしにっぽんやNTT西日本にしにほん通話つうわ料金りょうきん割引わりびきサービスは一切いっさい適用てきようされないので、注意ちゅうい必要ひつようである。また、050番号ばんごうのIP電話でんわへの接続せつぞくについては現状げんじょうではマイライン(優先ゆうせん接続せつぞく)も中継ちゅうけい電話でんわによる選択せんたく中継ちゅうけいせい存在そんざいしないため、関係かんけいはない。

IPもう移行いこうのマイラインのあつか[編集へんしゅう]

マイライン廃止はいしとなる時期じき固定こてい電話でんわサービスの局内きょくない設備せつび公衆こうしゅう交換こうかん電話でんわもうからIPもう移行いこうとなる2024ねん1がつ決定けっていした[4]

2017ねん6月7にち開催かいさい総務そうむしょう有識者ゆうしきしゃ会議かいぎで、事業じぎょうしゃあいだ意見いけんれていたマイラインのあつかいが議論ぎろんされ、IPもう移行いこうのちにマイラインを廃止はいしし、全国ぜんこく一律いちりつ料金りょうきん通話つうわ区分くぶんのない通話つうわサービスおろし変更へんこうすることに合意ごういした[5]。これは、距離きょり課金かきんく・アクセスチャージがIC接続せつぞく相当そうとう統一とういつされ、IP固定こてい電話でんわ相互そうごあいだ中継ちゅうけい電話でんわ事業じぎょうとしてりたないためである[6]

まず、現在げんざいマイラインに参加さんかしているかく事業じぎょうしゃ中継ちゅうけい電話でんわ事業じぎょうしゃ)が契約けいやくしゃ自社じしゃのサービスへのえをはたらきかけ、自社じしゃ提供ていきょうするほかのサービス(ひかりIP電話でんわサービスなど)へのりをおこなう。

そのえにかんする意思いし表示ひょうじをしていない契約けいやくしゃけて、NTT東日本ひがしにっぽんまたはNTT西日本にしにほん東西とうざいNTT)が書面しょめんを2かい送付そうふし、以下いか内容ないよう通知つうちする。

  • メタルIP電話でんわへの契約けいやく移行いこうについての告知こくち
  • マイライン登録とうろくじょうきょう通知つうち[7]
  • 移行いこうさき中継ちゅうけい電話でんわ事業じぎょうしゃ通話つうわサービスの選択せんたくについての意思いし表示ひょうじ確認かくにん
  • 契約けいやくしゃ意思いし表示ひょうじしない場合ばあい移行いこうさき中継ちゅうけい電話でんわ事業じぎょうしゃについての告知こくち

2かいのうちどちらかのタイミングで契約けいやくしゃ意思いし表示ひょうじおこなった場合ばあいは、その事業じぎょうしゃとの契約けいやく移行いこうする。

意思いし表示ひょうじおこなわなかった場合ばあい現行げんこう契約けいやく約款やっかん変更へんこうおこない、みなし契約けいやく移行いこうする。

法人ほうじん契約けいやくで、マイライン事業じぎょうしゃ登録とうろく通話つうわ区分くぶん登録とうろくすべてがKDDIまたはソフトバンク場合ばあい、KDDIまたはソフトバンクの法人ほうじん通話つうわサービスに自動じどう移行いこうする。

おろし料金りょうきんについては、ひかり電話でんわおろし参考さんこうに、基本きほん料金りょうきん東西とうざいNTTが徴収ちょうしゅうすることを考慮こうりょして決定けっていする。

ユーザ通話つうわりょう×○%+契約けいやく管理かんり定額ていがく

メタルIP電話でんわへの契約けいやく移行いこうでのマイライン関係かんけいの5年間ねんかん追加ついか費用ひようは、つぎのように試算しさんされた。

  • マイライン廃止はいし - 20おくえんまたは45おくえん
  • 一定いってい期間きかんマイラインを継続けいぞくし、メタル収容しゅうよう装置そうち廃止はいし廃止はいし - 90おくえんまたは95おくえん
  • IPもうでマイライン機能きのう具備ぐび - 125おくえんまたは130おくえん

日本にっぽんでの利用りよう方法ほうほう[編集へんしゅう]

電話でんわをかけるさい明示めいじてき通信つうしん事業じぎょうしゃ指定していしなかった場合ばあい使用しようされる通信つうしん事業じぎょうしゃあらかじ登録とうろくするもの。2001ねん5月1にち開始かいし。マイライン(プラス)登録とうろく国内こくないについて通常つうじょうのダイヤル操作そうさおこなうと登録とうろくした通信つうしん事業じぎょうしゃ回線かいせん使用しようし、国際こくさい電話でんわは「010-くに番号ばんごう-相手あいてさき国内こくない番号ばんごう」の操作そうさおこなうことで登録とうろく通信つうしん事業じぎょうしゃ回線かいせん経由けいゆする。

登録とうろく以外いがい通信つうしん事業じぎょうしゃにでも電話でんわ番号ばんごうあたま事業じぎょうしゃコードをければ簡単かんたんえることのできる「マイライン」と、通信つうしん事業じぎょうしゃ特定とくていいちしゃ固定こていしてしまう「マイラインプラス」の2種類しゅるいがある。「マイラインプラス」でも、あたま解除かいじょ特番とくばん「122」と事業じぎょうしゃコードをければ、登録とうろく以外いがい通信つうしん事業じぎょうしゃ利用りようしての通話つうわ可能かのうである。

サービス開始かいし当時とうじ明示めいじてきもうみがなかった回線かいせんについては市内しない県内けんない市外しがいへの通話つうわ地域ちいきによりNTT東日本ひがしにっぽんまたはNTT西日本にしにほんけんがいへの通話つうわNTTコミュニケーションズ自動的じどうてきに「マイライン」で登録とうろくされる。「マイラインプラス」での登録とうろく希望きぼうする場合ばあいは、もうみが必要ひつようである。

国際こくさい電話でんわには国内こくない電話でんわのようにNTTグループへの暗黙あんもくてき接続せつぞく制度せいどはなく事業じぎょうしゃ識別しきべつ番号ばんごうのダイヤルまたは「マイライン」の登録とうろく、あるいは「マイラインプラス」の登録とうろくのいずれかが必要ひつようとなる。通信つうしん事業じぎょうしゃ指定していして通話つうわするには「事業じぎょうしゃ識別しきべつ番号ばんごう-010-くに番号ばんごう-相手あいてさき国内こくない番号ばんごう」のダイヤル操作そうさとなる。

2024ねん1がつ31にちまでに、すべての地域ちいきでサービスを終了しゅうりょうした。

通話つうわ区分くぶん[編集へんしゅう]

通話つうわ区分くぶん市内しないどういち都道府県とどうふけんない市外しがい県内けんない市外しがい)、都道府県とどうふけんけんがい)、国際こくさいの4区分くぶんである。なお、ここでいう町村ちょうそん)および都道府県とどうふけん区分くぶんはそれぞれNTT東日本ひがしにっぽんまたはNTT西日本にしにほん料金りょうきん区域くいきMA)および事業じぎょう地域ちいきとして設定せっていしている市町村しちょうそんおよび都道府県とどうふけん区分くぶんであり、それぞれ行政ぎょうせいじょう市町村しちょうそんおよび都道府県とどうふけんとは一部いちぶことなる地域ちいきがある。れいとしてはつぎのようなものがある。

対象たいしょうがい[編集へんしゅう]

  • 110警察けいさつ)、118海上保安庁かいじょうほあんちょう)、119消防しょうぼう)、117(時報じほう)、0120(フリーダイヤル)、0570(ナビダイヤル)、0990(ダイヤルQ2)、0180(テレゴングテレドーム、データドーム)、0170(伝言でんごんダイヤル)などの特殊とくしゅ番号ばんごうへの通話つうわ携帯けいたい電話でんわ[8]への通話つうわ公衆こうしゅう電話でんわからの通話つうわ対象たいしょうがいである。特殊とくしゅ番号ばんごうへの通話つうわについては、つねにNTTグループが利用りようされる。
  • 携帯けいたい電話でんわへの通話つうわについては通常つうじょうどおりにダイヤルすると携帯けいたい電話でんわオペレータが設定せっていした通話つうわ料金りょうきんがかかるが、一部いちぶ固定こてい電話でんわキャリアが割安わりやす中継ちゅうけいサービスを開始かいしした。ただし、携帯けいたい電話でんわへの通話つうわについては「マイライン」や「マイラインプラス」の登録とうろく対象たいしょうとなっていないので中継ちゅうけいサービスを利用りようするさい
    00xx(事業じぎょうしゃ識別しきべつ番号ばんごう)-090-yyyy-zzzz
    00xx(事業じぎょうしゃ識別しきべつ番号ばんごう)-080-yyyy-zzzz
    00xx(事業じぎょうしゃ識別しきべつ番号ばんごう)-070-yyyy-zzzz
    とダイヤルする必要ひつようがある。
    • 携帯けいたい電話でんわあてであっても、ひかり電話でんわ回線かいせん場合ばあいはこの事業じぎょうしゃ識別しきべつ番号ばんごうをつけた通話つうわ不可ふかだが、NTT東日本ひがしにっぽん地域ちいきのひかり電話でんわからけた場合ばあい通話つうわりょうは、加入かにゅう電話でんわで0036をつけた場合ばあい同額どうがく設定せっていされている。
    • 2013ねん11月1にちより、070からはじまる携帯けいたい電話でんわ[9]対象たいしょうとなった。おなじ070でもPHS[10]については、事業じぎょうしゃにより対応たいおうかれていた(詳細しょうさいマイライン参加さんか企業きぎょう事業じぎょうしゃ識別しきべつ番号ばんごう参照さんしょう[11]
  • LCRが機能きのうしているとマイラインの場合ばあいは、マイライン登録とうろく通信つうしん事業じぎょうしゃよりもLCRが選択せんたくした通信つうしん事業じぎょうしゃ優先ゆうせんされる。マイラインプラスの場合ばあいはLCRは解除かいじょ特番とくばん122を付加ふかしないためLCRの影響えいきょうはないが、マイラインプラス登録とうろく通信つうしん事業じぎょうしゃとLCR装置そうち選択せんたくした通信つうしん事業じぎょうしゃちがっている場合ばあい電話でんわをかけるたびに毎回まいかい「○○○○(登録とうろくした通信つうしん事業じぎょうしゃめい)でおつなぎしております」といった内容ないよう音声おんせいガイダンスがながれてから相手あいてさきにつながる。この音声おんせいガイダンスをながさないようにするにはマイラインプラス登録とうろく通信つうしん事業じぎょうしゃとLCR装置そうち選択せんたくする通信つうしん事業じぎょうしゃおなじにするか、あるいはLCRをOFFにするかどちらかの対応たいおう必要ひつようとなる。

マイライン参加さんか企業きぎょう事業じぎょうしゃ識別しきべつ番号ばんごう[編集へんしゅう]

いずれの項目こうもくもサービス終了しゅうりょう時点じてん

電気でんき通信つうしん事業じぎょうしゃ マイライン区分くぶん[12] 対象たいしょうがい[13] 登録とうろく 登録とうろく
可能かのう
区域くいき
備考びこう
市内しない 同一どういつ
県内けんない
市外しがい
けんがい 国際こくさい 携帯けいたい[8]
NTTグループ NTTコミュニケーションズ 0033 不要ふよう 全国ぜんこく プラチナ・ライン、世界せかいわりなどの加入かにゅうと4区分くぶんすべてをNTTコミュニケーションズにマイラインプラス登録とうろくすることを条件じょうけん通話つうわりょう割引わりびきおこなっている。プラチナ・ライン、世界せかいわり加入かにゅうのみでマイラインプラス登録とうろくをしていない場合ばあい割引わりびき適用てきようされず通常つうじょう通話つうわ料金りょうきん適用てきようされる。PHSは2013ねん11月1にちより対応たいおう通話つうわりょう一律いちりつ10えん/1通話つうわ+10えん/1ふんぜい抜)[14][15]
NTT東日本ひがしにっぽん 0036 × 0036 東日本ひがしにっぽん地域ちいき どういち県内けんない市外しがいはエリアプラス契約けいやく対象たいしょう隣接りんせつMA地区ちくけんがい場合ばあいのみ、NTTコミュニケーションズの電話でんわ回線かいせん利用りようしてサービスをおこなっている。PHSは2014ねん10月1にちより対応たいおう通話つうわりょうひかり電話でんわからPHSにける場合ばあい同一どういつ料金りょうきん[16][17]
NTT西日本にしにほん 0039 × 0039 西日本にしにほん地域ちいき
NTTぷらら 009191 × 必要ひつよう 小笠原おがさわら地区ちく以外いがい全国ぜんこく 2017ねん1がつ26にち新規しんき受付うけつけ停止ていし
KDDI 0077 001 0077 不要ふよう 全国ぜんこく PiPitふく全国ぜんこくのトヨタディーラー各店かくてんでも新規しんき受付うけつけ可能かのう
ソフトバンク ソフトバンク(きゅう日本にほんテレコム) 0088 0041

0061
0088 国際こくさいの0041は新規しんき受付うけつけ停止ていし現在げんざいは0061で受付うけつけ
きゅう:ケーブル・アンド・ワイヤレスIDC × 0061

×
× 0061 必要ひつよう 全国ぜんこく 新規しんき受付うけつけ停止ていしとう番号ばんごう国際こくさい電話でんわよう転用てんよう
きゅう平成へいせい電電でんでんコミュニケーションズ 0083 00847 新規しんき受付うけつけ停止ていし
楽天らくてんモバイル 楽天らくてんモバイル 0038 必要ひつよう 全国ぜんこく けんがいをマイライン登録とうろく、あるいはマイラインプラス登録とうろくすると3ふん8.4えんという他社たしゃよりもやす市内しない通話つうわ料金りょうきん利用りよう可能かのう
2024ねん1がつ31にちのマイライン終了しゅうりょう同時どうじにサービス終了しゅうりょう[18]
東京とうきょう電話でんわ 0081 0082 0081 必要ひつよう 関東かんとう地区ちく山梨やまなしけん静岡しずおかけん富士川ふじかわ以東いとう離島りとうのぞく) 新規しんき受付うけつけ停止ていし
0038と同様どうよう2024ねん1がつ31にちのマイライン終了しゅうりょう同時どうじにサービス終了しゅうりょう
九州きゅうしゅう電話でんわ 0086 × 0086 不要ふよう 離島りとう沖縄おきなわけんのぞ九州きゅうしゅう地区ちく PHSは2014ねん10がつ1にちより対応たいおう[19]2018ねん3月31にちサービス終了しゅうりょう
アルテリア・ネットワークス 0060 必要ひつよう 18都道府県とどうふけん[20] PHSは2013ねん11月1にちより対応たいおう
ドイツテレコム ティー・システムズジャパン × 0080 × 必要ひつよう 全国ぜんこく 2015ねん2がつ28にちサービス終了しゅうりょう

個人こじんけ、音声おんせい通話つうわモードの場合ばあいのみ考慮こうりょ法人ほうじんけやタ通信たつうしんモードについては料金りょうきんことなるなどかく事業じぎょうしゃ確認かくにんのこと。

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

  1. ^ a b “マイライン争奪そうだつせんNTTをくるしめる値引ねび合戦かっせんすえ(2001ねん)”. とう経営けいえい研究所けんきゅうじょ. (2001-00-00). http://www.jmrlsi.co.jp/membership/premium/scto/case/2001/myline_1.pdf. 
  2. ^ 特定とくてい事業じぎょうしゃを「マイラインプラス」登録とうろくすると割引わりびきサービスとう使用しようりょう一定いっていがく割引わりびき無料むりょう割引わりびきサービスの割引わりびきりつ自動的じどうてきに5 - 15%アップ、通信つうしん事業じぎょうしゃがサービス提供ていきょうしているプロバイダ基本きほん料金りょうきん割引わりびきなどの特典とくてんがある。
  3. ^ アメリカではスラミングう。
  4. ^ 固定こてい電話でんわ加入かにゅう電話でんわ・INSネット)のIPもう移行いこう マイライン・割引わりびきサービスの終了しゅうりょう”. NTT東日本ひがしにっぽん (2022ねん1がつ20日はつか). 2022ねん4がつ4にち閲覧えつらん
  5. ^ 情報じょうほう通信つうしん審議しんぎかい 電気でんき通信つうしん事業じぎょう政策せいさく部会ぶかい 電話でんわもう移行いこう円滑えんかつ委員いいんかいだい34かい配布はいふ資料しりょう議事ぎじろく』(プレスリリース)総務そうむしょう、2017ねん6がつ21にちhttps://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/policyreports/joho_tsusin/denwa/02kiban02_04000315.html2017ねん6がつ30にち閲覧えつらん 
  6. ^ マイライン廃止はいしはほぼまり、ささやかれる「NTT独占どくせん時代じだいへの回帰かいき - 日経にっけいクロステック(2017ねん6がつ16にち) 2021ねん3がつ14にち閲覧えつらん
  7. ^ マイライン事業じぎょうしゃ協議きょうぎかいから提供ていきょうされる情報じょうほうもとづく。
  8. ^ a b PHSふくむ。
  9. ^ 携帯けいたい電話でんわ電話でんわ番号ばんごうたいは「090-XXXX」、「080-XXXX」、「070-AXXX」(A=1〜4、7〜9)。
  10. ^ PHSの電話でんわ番号ばんごうたいは「070-AXXX」(A=0・5・6)。
  11. ^ なお、携帯けいたい電話でんわに「070-AXXX」(A=1〜4、7〜9)番号ばんごうてられるとともに、携帯けいたい電話でんわとPHSのあいだでの番号ばんごうポータビリティ開始かいしされているため、電話でんわ番号ばんごうだけではかならずしも判別はんべつできない。このためPHSにかった場合ばあいには特別とくべつおんるようになっている。
    携帯けいたい電話でんわ電話でんわ番号ばんごうへの070の追加ついかについて”. 総務そうむしょう. (2013-11-1). http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/top/tel_number/070keitai.html. 
  12. ^ 優先ゆうせん接続せつぞく
  13. ^ 選択せんたく中継ちゅうけいせいによる中継ちゅうけい電話でんわ
  14. ^ なお、どういち域内いきない深夜しんや(23よく8)のみ、事業じぎょうしゃ番号ばんごう指定してい場合ばあいその通信つうしんりょうよりもたかくなる。
  15. ^ 固定こてい電話でんわから携帯けいたい電話でんわへおとく通話つうわできる「0033モバイル」の「070」番号ばんごうからはじまる携帯けいたい電話でんわおよびPHSへの接続せつぞく開始かいしについて”. NTTコミュニケーションズ. (2013-10-31). http://www.ntt.com/release/monthNEWS/detail/20131031.html. 
  16. ^ 固定こてい電話でんわからPHSへの通話つうわサービスの提供ていきょう開始かいしについて”. NTT東日本ひがしにっぽん. (2014-9-1). https://www.ntt-east.co.jp/release/detail/20140901_01.html. 
  17. ^ 固定こてい電話でんわからPHSへの通話つうわサービスの提供ていきょう開始かいしについて”. NTT西日本にしにほん. (2014-9-1). https://www.ntt-west.co.jp/news/1409/140901a.html. 
  18. ^ 「マイライン」およ国内こくない国際こくさい電話でんわサービスの提供ていきょう終了しゅうりょう| 楽天らくてんモバイル株式会社かぶしきがいしゃ
  19. ^ “0086deケータイ”. 九州きゅうしゅう電話でんわ. http://www.qtnet.co.jp/denwa/0086_de_keitai.html. 
  20. ^ 北海道ほっかいどう札幌さっぽろ千歳ちとせ夕張ゆうばり栗山くりやま芦別あしべつ滝川たきがわ岩見沢いわみざわ当別とうべつ石狩いしかり小樽おたる余市よいち岩内いわうち倶知安くっちゃん寿都すっつ伊達だて室蘭むろらん苫小牧とまこまい早来はやきた鵡川むかわ門別もんべつ富川とみかわ浦河うらかわ静内しずない、えりも地域ちいき)、宮城みやぎけん茨城いばらきけん栃木とちぎけん群馬ぐんまけん埼玉さいたまけん千葉ちばけん東京とうきょう離島りとうのぞく)、神奈川かながわけん愛知あいちけん滋賀しがけん京都きょうと大阪おおさか兵庫ひょうごけん奈良ならけん和歌山わかやまけん広島ひろしまけん福岡ふくおかけん

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]