(Translated by https://www.hiragana.jp/)
マルタ (マリアの姉) - Wikipedia コンテンツにスキップ

マルタ (マリアのあね)

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
ひじりマルタ
イエスの接待せったいはたらくマルタと説教せっきょうにききいるマリア(フェルメール)
崇敬すうけいする教派きょうは 正教会せいきょうかい
カルゲドン
カトリック教会きょうかい
せい公会こうかい
記念きねん 7がつ29にち
守護しゅご対象たいしょう 料理人りょうりにん
テンプレートを表示ひょうじ

マルタ(ベタニアのマルタ)またはマルファは、新約しんやく聖書せいしょ登場とうじょうする女性じょせいキリスト教きりすときょう聖人せいじん。マルファは日本にっぽんハリストス正教会せいきょうかいでのかた

概要がいよう[編集へんしゅう]

ベタニアらし、おとうとラザロいもうとマリアともイエスしたしかった[1]。イエスがかれらのいえおとずれた記述きじゅつは、ルカによる福音ふくいんしょ10:38-42、ヨハネによる福音ふくいんしょ11:1-40、12:1-11などにられる。記憶きおくは7がつ29にち[1]

イエスをむかえたときのマルタとマリアの態度たいどちがいは、伝統でんとうてきに「観想かんそうてき生活せいかつ」と「活動かつどうてき生活せいかつ」とをあらわすものであるとかんがえられてきた[2]

新約しんやく聖書せいしょにマルタのにまつわる出来事できごとかれていないが、中世ちゅうせいごろよりプロヴァンス地方ちほう宣教せんきょうしたとする伝承でんしょうがある。マルタのせい遺物いぶつは1187ねんタラスコン発見はっけんされた[2]

絵画かいがなどで表現ひょうげんされる場合ばあい聖書せいしょないしせい人伝ひとづて記述きじゅつふくまれた図像ずぞうえがかれ、ひしゃく、ほうきかぎたばなどをつ。また、主婦しゅふ手伝てつだいをする姉妹しまい守護しゅご聖人せいじんとされる[2]

これとはべつに、マルタを象徴しょうちょうする図像ずぞうドラゴンがある。これはタラスコンにあらわれたドラゴン(タラスク)にマルタが聖水せいすいませ、サッシュいてらえたという伝承でんしょうによる[2]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

  1. ^ a b 黄金おうごん伝説でんせつ3, pp. 56-57
  2. ^ a b c d The Oxford Dictionary of Saints, "Martha" (Kindleばん:16520-16535)

参考さんこう文献ぶんけん[編集へんしゅう]

  • ヤコブス・デ・ウォラギネ、前田まえだ 敬作けいさくわけ)、西井にしい たけしわけ)、2006、『黄金おうごん伝説でんせつ3』、平凡社へいぼんしゃ平凡社へいぼんしゃライブラリー〉 ISBN 978-4582765823
  • Farmer, David (2011). The Oxford Dictionary of Saints, Fifth Edition Revised (Oxford Quick Reference). OUP Oxford  (Kindleばん)

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]