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マーヴル・スーパーヒーローズ VS. ストリートファイター

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
MARVEL SUPER HEROES VS. STREET FIGHTER
ジャンル 対戦たいせんがた格闘かくとうゲーム
対応たいおう機種きしゅ アーケード(CPS-2)[AC]
セガサターン [SS]
PlayStation [PS]
発売はつばいもと カプコン
人数にんずう 1 - 2人ふたり
メディア CPS-2ようカートリッジ(AC)
CD-ROM(SS・PS)
発売はつばい

Arcade:
日本の旗 1997ねん7がつ23にち[1][2]
アメリカ合衆国の旗 1997ねん
セガサターン:
日本の旗 1998ねん10月22にち
PlayStation:
日本の旗 1999ねん2がつ25にち[3]
アメリカ合衆国の旗 1999ねん2がつ23にち

欧州連合の旗 2000ねん2がつ18にち[4]
デバイス 1レバー+6ボタン
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マーヴル・スーパーヒーローズ VS. ストリートファイター』(マーヴル・スーパーヒーローズ バーサス ストリートファイター、MARVEL SUPER HEROES VS. STREET FIGHTER)は1997ねんカプコンアーケード稼動かどうした対戦たいせんがた格闘かくとうゲームほん項目こうもくにおいてはゲームのタイトル、および当時とうじ記述きじゅつにならいMARVELの表記ひょうきをマーヴルに統一とういつする。略称りゃくしょうは『マヴスト』など。

1998ねん10月22にちに4メガ拡張かくちょうRAM専用せんようソフトとしてセガサターンはん発売はつばいされ、また1999ねん2がつ25にちには対戦たいせんちゅう交代こうたいがないなどのアレンジをくわえた『マーヴル・スーパーヒーローズ VS. ストリートファイター EXエディション』(マーヴル・スーパーヒーローズ バーサス ストリートファイター エキストラエディション)としてPlayStationはん発売はつばいされた。

システム[編集へんしゅう]

前作ぜんさくX-MEN VS. STREET FIGHTER同様どうようの2たい2のチームせん戦闘せんとう基本きほんは1たい1で、きなタイミングで交代こうたい可能かのうタッグマッチ形式けいしきおこなわれる。スーパージャンプやエリアルレイヴなど、基本きほんのアクションについてもおおむ前作ぜんさく同様どうようである。

通常つうじょう、4ほん体力たいりょくゲージと2ほんのハイパーコンボゲージが画面がめんには表示ひょうじされ、体力たいりょくゲージはかくキャラクターごとに1ほんずつ、ハイパーコンボゲージはチームごとに2人ふたりで1ほん共有きょうゆうしており、3レベルまでめられるシステムになっている。

いまさくからチームの1人ひとりたおすと、そのでキャラクターがえるため、ゲーム展開てんかいがよりスピーディーになった。つぎさく以降いこうもこの演出えんしゅつがれ、スタンダードになっている。

気絶きぜつゲージ
ほんさくでは『ストリートファイターIII』シリーズにあった「気絶きぜつ(スタン)ゲージ」が採用さいようされている。画面がめん中央ちゅうおうのタイマー表示ひょうじかこっているわくがそれである。一定いっていのダメージをつづけると、徐々じょじょしたからわく点滅てんめつしてまっていき、これがいっぱいになると気絶きぜつ状態じょうたいになる。なお、この「スタンゲージ」の存在そんざいとくにピックアップされておらず、雑誌ざっし攻略こうりゃくほんはおろか、取扱とりあつかい説明せつめいしょにも記載きさいされていない(一部いちぶのゲーム雑誌ざっしちいさく紹介しょうかいされた程度ていどである)。
X-MEN CHILDREN OF THE ATOM』や『マーヴル・スーパーヒーローズ』にもこれにちかいシステムが採用さいようされている。ほんさくでいうゲージではなく、体力たいりょくゲージよこ使用しようキャラクターのかおパネルが通常つうじょうでは「あお」だが、一定いっていのダメージをつづけると「」(表情ひょうじょうすこ変化へんかする)にわり、さらに「あか」(表情ひょうじょうがさらに変化へんか)にわる。この状態じょうたいでさらにダメージをけると、気絶きぜつ状態じょうたいになる。
体力たいりょくめんのシステム
前作ぜんさく同様どうようで、以下いかのようなルールからなる。
  • 体力たいりょくゲージは現在げんざい体力たいりょくりょうあらわ黄色おうしょくのゲージと、体力たいりょく回復かいふく上限じょうげんあらわあかのゲージからなる(これはおながたかつおおきさのものがぴったりとかさなって表示ひょうじされているため、おくがわあかゲージは開始かいし時点じてんではえない)。
  • 攻撃こうげきけて体力たいりょくさい両方りょうほうのゲージがみじかくなっていくが、つねあかゲージのほうかたゆるやかである。また、必殺ひっさつわざ防御ぼうぎょしたさいのいわゆる「けずりダメージ」が発生はっせいするのはゲージのみで、あかゲージがることはない。
  • あかゲージのざんりょうかかわらず、ゲージがきてしまえばキャラクターはKOされてしまう(1人ひとりをKOされれば交代こうたいふく後述こうじゅつの「ヴァリアブル〜」とのつく行動こうどうすべてできなくなり、そのまま2にんをKOされればそれで敗北はいぼくとなる)。
  • 戦闘せんとう離脱りだつして休息きゅうそくちゅうのキャラクターのゲージは、時間じかん経過けいかによってあかゲージとおなながさまでを上限じょうげん徐々じょじょ回復かいふくしていく(あかゲージは休息きゅうそくでは変動へんどうしない)。
  • 休息きゅうそくちゅうのキャラクターが再度さいど交代こうたいして戦闘せんとう復帰ふっきするさいあかゲージはその時点じてんでのゲージのざんりょうわせ、てられる(つまり、キープされていた回復かいふくはばがゼロになってしまう)。
パートナーを行動こうどう
ほんさくでは以下いかの4種類しゅるいである。そのうち3種類しゅるい交代こうたいふくんでいる。
ヴァリアブルアタック
通常つうじょう交代こうたい休息きゅうそくちゅうのパートナーがりなどの体勢たいせいで、画面がめんんでくる。らうと、無条件むじょうけん可能かのう状態じょうたいとなる。前作ぜんさくにあったものとおなじ。
ヴァリアブルカウンター
てき攻撃こうげきをガードしている最中さいちゅう、ハイパーコンボゲージを1レベルぶんだけ消費しょうひしてパートナーをび、援護えんご攻撃こうげきをしてもらったのち交代こうたいする。わざにもよるが、基本きほんてき画面がめんはしまでばされる状態じょうたいとなる。前作ぜんさくにあったものとおなじ。
ヴァリアブルコンビネーション
ハイパーコンボゲージを2レベルぶん消費しょうひしてパートナーをび、2人ふたり同時どうじのハイパーコンボでてき攻撃こうげきしたのち交代こうたいする。前作ぜんさくにあったものとおなじだが、ほんさくから専用せんようのカットイン演出えんしゅつ挿入そうにゅうされ、発動はつどうにはキャラクターがこえはっする(一部いちぶのキャラクターには専用せんようボイスもある)。
これでフィニッシュすると、ハイパーコンボのわざめいわされるようになっている。れいとして、リュウとサイクロップスでんでリュウから発動はつどうした場合ばあいは「真空しんくう・オプティックブラスト(真空しんくう波動はどうけん+メガ・オプティックブラスト)」となる。ぎゃく場合ばあいは「メガ・オプティック-波動はどうけん」となる。また、リュウとケンのみ「ダブル・真空しんくう波動はどうけん」と表示ひょうじされる。なお、表記ひょうきすべてアルファベットである。
ヴァリアブルアシスト
いまさくあたらしくくわわった行動こうどう。パートナーをし、援護えんご攻撃こうげきをしてもらう。攻撃こうげき交代こうたいはせずにパートナーはそのままがっていく。
ヴァリアブルアシストでされたキャラクターは無敵むてきではないので、てき攻撃こうげきけてしまうことがあり、2人ふたり同時どうじにKOされる場合ばあいこりる。

ほんさくでは対戦たいせんまえにキャラクターの先発せんぱつ後発こうはつ交換こうかんできるシステムがうらわざとしてもうけられている。やりかた対戦たいせん開始かいし直前ちょくぜんのデモでキックボタンを2つ以上いじょうすというもの。

いまさくではハイパーコンボでフィニッシュをめた場合ばあい、カナダじん男性だんせいナレーションボイスでわざ名前なまえがコールされる。ただしすべてのハイパーコンボにたいしてボイスがあるわけではなく、かくしキャラクターやメカごうおにのハイパーコンボ、ダンの「かんどう」などは一括いっかつで「Hyper Combo Finish!!」というナレーションになっている。つぎさくMARVEL VS. CAPCOM』では、ぜんハイパーコンボが女性じょせいナレーションボイスによる「Hyper Combo Finish!!」に統一とういつされた。

いまさくのみの演出えんしゅつとして、対戦たいせんまえのVS画面がめんや、勝利しょうりメッセージ画面がめん使用しよう先頭せんとうがわ)キャラクターのボイスが一言いちげんながれる。

前作ぜんさくにはかったかくしキャラクターが乱入らんにゅうしてくるシステムがもうけられた。メカザンギエフ、日焼ひやけしたさくら、シャドウが該当がいとう(パートナーとなるキャラクターはメカザンギエフとシャドウがベガ、日焼ひやけしたさくらがごうおに)。乱入らんにゅう条件じょうけんは5ステージまでのハイパーコンボ、ヴァリアブルコンビネーションによるフィニッシュの回数かいすうなどによってまり、1ステージでもノーマルフィニッシュすると乱入らんにゅうしてこない。

PlayStationばん『EXエディション』[編集へんしゅう]

前作ぜんさく同様どうよう基本きほんてき交代こうたいいラウンドせいとなっているが、ほんさくはラウンドをまたいださい勝利しょうりがわ体力たいりょくぜん回復かいふくではなくヴァイタルソースぶんまでしか回復かいふくしない。『EXエディション』独自どくじの「ハイパーキャンセル」や「リカバリーゲージシステム」も前作ぜんさくからいでいる。さらにあらたなシステムとして、「ヴァリアブルカウンター」がゲージ消費しょうひしで使用しよう可能かのうになり、「ヴァアリアブルコンビネーション」でもハイパーキャンセルをおこなえるようになった。

また、前作ぜんさくでは対戦たいせん専用せんようかくしシステムであった「クロスオーバー」モードが正式せいしき追加ついかされ、両者りょうしゃともおなじ2めいのキャラクターでむタッグ限定げんていではあるがアーケードばんおなじシステムであそぶことができる。前作ぜんさく同様どうよう、このモードではハイパーキャンセルなどEXエディション独自どくじシステムは使用しよう不可ふか1人ひとりようモードではてきタッグがつねにプレイヤーがわおなじキャラクターのタッグとなり、操作そうさするキャラクターが戦闘せんとうごとにわっていく。

登場とうじょうキャラクター[編集へんしゅう]

かくキャラクターについては括弧かっこないのリンクさきである英語えいごばんウィキペディアの独立どくりつ記事きじ参照さんしょう日本にっぽんばんのゲームちゅう表示ひょうじされるアルファベット表記ひょうき英語えいご表記ひょうきことなるキャラクターは、日本にっぽんばん / 北米ほくべいばんじゅん併記へいきする。

マーヴル・スーパーヒーローズ:通常つうじょうキャラクター[編集へんしゅう]

キャプテン・アメリカ (Captain America)
本名ほんなスティーブ・ロジャース、だい大戦たいせんころの「超人ちょうじん兵士へいし計画けいかく」によってされたスーパーソルジャー。北極ほっきょくこおりけになったことですうじゅうねんわた冷凍れいとう睡眠すいみん状態じょうたいにあったため、としをとっていない。ちょう強度きょうど合金ごうきん出来できたて装備そうびしており、戦闘せんとうにおいては攻防こうぼうにそれを駆使くしする。いわゆる「波動はどう昇龍しょうりゅうタイプ」だが、道具どうぐであるたてげるたびにひろわねばならないというてん特徴とくちょうてきである。通常つうじょうヴァリアブルコンビネーションですハイパーコンボはかくキャラクター1種類しゅるいだが、キャプテン・アメリカは自分じぶんがハイパーコンボを始動しどうするがわだった場合ばあいだしされるがわだった場合ばあいとでわざことなる。あらたに追加ついかされたハイパーコンボは『MARVEL SUPER HEROES』でパワージェムを使用しようしたとき使つかえた必殺ひっさつわざ強化きょうかばん「スターズ&ストライプス」「チャージングスター」そのままである。
ウルヴァリン (Wolverine)
『X-MEN CHILDREN OF THE ATOM』からの皆勤かいきんしょうキャラクター。ちょう回復かいふく能力のうりょく「ヒーリングファクター」と破壊はかい不可能ふかのうわれる金属きんぞく「アダマンチウム」でおおわれた骨格こっかくち、おなじくアダマンチウムでおおわれた鋭利えいりつめ武器ぶきたたかう。原作げんさくでのこまかな設定せっていなどについてはX-メン項目こうもく参照さんしょうのX-MENキャラクターも同様どうよう)。前作ぜんさくつづごうおにとの因縁いんねんがエンディングでえがかれる。あらたに「フェイタルクロー」、『X-MEN CHILDREN OF THE ATOM』でXパワーとして使用しようしていた「バーサーカーチャージ」がハイパーコンボとして追加ついかされた。
オメガレッド (Omega Red)
『X-MEN CHILDREN OF THE ATOM』からさい登場とうじょう手首てくびからびる特殊とくしゅ合金ごうきんせいむち「カーボナディウムコイル」でたたかう。体力たいりょく吸収きゅうしゅうする必殺ひっさつわざ「デスファクター」とゲージを吸収きゅうしゅうする必殺ひっさつわざ「エナジードレイン」をつ。この作品さくひんで「カーボナディウムスマッシュ」(説明せつめいしょでは「オメガスマッシャー」、キャラクターボイスでは「カーボナディウムスマッシャー」)というハイパーコンボが追加ついかされた。これは空中くうちゅう相手あいて突進とっしんして連続れんぞく攻撃こうげき仕掛しかけるもので、しゅっかかりに無敵むてき時間じかん発生はっせいおそいが、突進とっしんちゅう全身ぜんしん無敵むてきになる。
サイクロップス (Cyclops)
X-MEN初代しょだいリーダー。前作ぜんさくから続投ぞくとうする数少かずすくないX-MENメンバー。りょうからほとばし強烈きょうれつなビームが武器ぶきである。「ラビットパンチ」と「ランニングネックブリーカー」のコマンドがタメコマンドに変更へんこうされた。
シュマゴラス (Shuma-Gorath)
前々まえまえさく『MARVEL SUPER HEROES』からさい登場とうじょう語尾ごびに「シュ」をつけたしゃべかたをする。前々まえまえさくでは1Pカラーが紫色むらさきいろで2Pカラーが緑色みどりいろだったが、ほんさくでは配色はいしょくぎゃくになった。「ミスティックステア」がヒットすると相手あいてき、時間じかんつとガード不能ふのう爆発ばくはつきるようになっているほか分身ぶんしんつくすハイパーコンボ「カオススプリット」が追加ついかされている。『MARVEL SUPER HEROES』から使用しようしていた「カオスディメンション」はLV3専用せんようハイパーコンボとなっている。
スパイダーマン (Spider-Man)
本名ほんなピーター・パーカー、蜘蛛くも能力のうりょくにつけた超人ちょうじん対戦たいせんちゅうのキャラクターにスパイダーマンがふくまれていない場合ばあいかぎり、テレビ局てれびきょくステージの背景はいけいにピーター・パーカーらしき人物じんぶつあらわれる。
ハルク (Hulk)
本名ほんなロバート・ブルース・バナー、緑色みどりいろ怪力かいりききょじん。マーヴル世界せかいにおいて怪力かいりき代名詞だいめいしのようなキャラクターで、ちからつよさをあらわさいに「ハルクと互角ごかくのパワー」などとよく比較ひかく対象たいしょうにされる。常時じょうじかるスーパーアーマー状態じょうたいにある。そのわりに通常つうじょうわざのモーションがおそく、チェーンコンボがつながりづらい。必殺ひっさつわざのガンマスラムの強化きょうかばん「ガンマウェイブ」がハイパーコンボとして追加ついかされているほか、ガンマクラッシュで岩石がんせきあかえており、相手あいてやせるようになっている。
ブラックハート (Blackheart)
魔界まかいおうメフィストの息子むすこだが、そのちちにくんでいる。通常つうじょうわざやハイパーコンボでは配下はいか亡者もうじゃ魔物まもの多数たすう召喚しょうかんしてたたかう。『MARVEL SUPER HEROES』であった「インフェルノ」のボタン追加ついか入力にゅうりょくによるヒット効果こうか指定していはなくなったが、このゲームよりハイパーコンボ「ジャッジメントデイ」が追加ついかされた。なお、『MARVEL SUPER HEROES』での一人称いちにんしょうは「おれ」となっていたが、ほんさくでは「わたし」となっている。

マーヴル・スーパーヒーローズ:シークレットキャラクター[編集へんしゅう]

特定とくていのコマンドによって使用しよう可能かのう。この3にん固有こゆうエンディングをっていない。ブラックハートとメフィスト、キャプテン・アメリカとU.S.エージェントで擬似ぎじてきどうキャラクターチームをつくることが可能かのうだが、スパイダーマンとアーマースパイダーマンは出現しゅつげんコマンドの関係かんけいじょうチームをむことができない(SSばんはアーケードモードを1クリアすればどうキャラクターでタッグをめるようになるため可能かのう)。

U.S.エージェント (U.S. Agent)
スティーブが行方ゆくえ不明ふめいになったのち代理だいりのキャプテン・アメリカだった人物じんぶつ。スティーブの復帰ふっきはキャプテン・アメリカの返上へんじょうして、本人ほんにんはU.S.エージェントを名乗なのっている。原作げんさくコミックではかれのコスチュームとたてはキャプテン・アメリカのそれとはデザインがことなるが、ほんさくでのグラフィックはキャプテン・アメリカのコスチュームを若干じゃっかんくろくしたものであり、使用しようするわざおなじである。勝利しょうりメッセージではキャプテン・アメリカとはちがい、かなりあら口調くちょうはなす。相手あいて罵倒ばとうし、「おれ偽者にせものばわりするな」という台詞せりふがある。
アーマースパイダーマン (Armored Spider-Man)
普段ふだんちがうコスチュームでじゅう装甲そうこうのスパイダーマン。ゲームじょうのグラフィックはスパイダーマンのいろ白黒しろくろにしたもの。わざ性能せいのうはノーマルのスパイダーマンとおなじだが、防御ぼうぎょりょく上昇じょうしょうしており、じゃく威力いりょくならてき攻撃こうげきけてもらなくなっている。そのわりに移動いどう速度そくど若干じゃっかん低下ていかしている。
メフィスト (Mephisto)
ブラックハートの父親ちちおや原作げんさくコミックとは姿すがたことなり、ほんさくではブラックハートとおな姿すがたをしている(ただしコミックばん設定せっていではメフィストは色々いろいろ姿すがた変身へんしんできる)。わざ種類しゅるい性能せいのうおなじだが、一部いちぶ通常つうじょうわざ相手あいてほのおやかさせる演出えんしゅつくわえられており、ごくわずかに攻撃こうげきりょく防御ぼうぎょりょく上昇じょうしょうしている。

ストリートファイター:通常つうじょうキャラクター[編集へんしゅう]

リュウ (Ryu)
ほんさくよりさき稼動かどうしていた『ストリートファイターIII』(1997ねん2がつ)でのスーパーアーツ「しん昇龍しょうりゅうけん」がハイパーコンボとして追加ついかされているが、かくわざになっていてインストカードには記載きさいされていない。このわざほんさく続編ぞくへんの『MARVEL VS. CAPCOM』ではLv.1(1ゲージ消費しょうひ)で発動はつどう可能かのう作品さくひんではLv.3(3ゲージ消費しょうひ専用せんようわざ)でこぶし電撃でんげきまつわっている。『ストIII』ばんことなりコマンド入力にゅうりょくからの発生はっせいおそく、クリーンヒットちができなくなっているが、ほんさくのみ上昇じょうしょうちゅう攻撃こうげきがヒットしたとき追撃ついげき可能かのう。エンディングの画風がふうも『ストIII』ふうになっている。
ケン (Ken)
前作ぜんさくから「波動はどうけん」がおおきくなった反面はんめん一定いってい距離きょりぶとえる。また、「竜巻たつまき旋風せんぷうあし」がななじょう上昇じょうしょうする(ボタンによって軌道きどうことなる)ようになった。通常つうじょうヴァリアブルコンビネーションですハイパーコンボはかくキャラクター1種類しゅるいでケンの場合ばあい昇龍しょうりゅうきれやぶ」だが、リュウとチームをんだ場合ばあいのみ普段ふだんせない「真空しんくう波動はどうけん」にわる。ほんさくよりさき稼動かどうしていた『ストリートファイターIII』でのスーパーアーツ「疾風迅雷しっぷうじんらいあし」がハイパーコンボとして追加ついかされており、あしほのおまつわっている。ただしリュウ同様どうようかくわざになっていてインストカードには記載きさいされていない。エンディングはほんさくたたかいが修行しゅぎょう時代じだい居眠いねむちゅうのケンがていたゆめという内容ないようになっている。
はるうらら (Chun-Li)
必殺ひっさつわざの「てんのぼりあし」がタメコマンドではなくなっているほか、『ストリートファイターZERO』シリーズの気功きこうてのひらグラフィックを流用りゅうようした特殊とくしゅわざれいしき気功きこうてのひら」が追加ついかされている。前作ぜんさくちがい、『ZERO』シリーズの衣装いしょう選択せんたくできない。
ザンギエフ (Zangief)
ダッシュの性能せいのうのキャラクターとちがい、相手あいて密着みっちゃくすると自動的じどうてきつかむようになっている。また、バックダッシュはい。打撃だげきけいのハイパーコンボをっていないため、前作ぜんさくのヴァリアブルコンビネーションには必殺ひっさつわざの「ダブルラリアット」の強化きょうかばんしていたが、いまさくではパートナーと2人ふたりがかりでのわざ「ダブルファイナルアトミックバスター」をにつけている(ただし「ダブルファイナルアトミックバスター」を使用しようするのはザンギエフがヴァリアブルコンビネーションを始動しどうさせた場合ばあいのみ。されるがわだった場合ばあい前作ぜんさく同様どうよう「ダブルラリアット」を使用しよう)。
ダルシム (Dhalsim)
一定いってい時間じかんあいだ空中くうちゅう浮遊ふゆうするわざ追加ついかされた。また、ハイパーコンボの「ヨガインフェルノ」が、ほんさくからは空中くうちゅうでもせるようになっている。
勝利しょうりポーズに『ストII』時代じだいにあった、正面しょうめんいておどるモーションがほんさく以降いこう[5]復活ふっかつしている。
春日野かすがのさくら (Sakura Kasugano)
VS.シリーズにはほんさくはつ登場とうじょうほんさくでは「波動はどうけん」を方向ほうこうななじょう固定こていされている。エンディングは『ストリートファイターII』のダルシムのエンディングのパロディで、いちははになっている。また登場とうじょうパターンと勝利しょうりパターンには親友しんゆう千歳ちとせケイが登場とうじょうするものがある。
ダン (Dan)
さくらとおなじくシリーズはつ登場とうじょうわがみちけんふるえむなしわがみちけんがリュウとケンの波動はどうけんとはぎゃくに『ZERO』シリーズよりちいさくなっているが、しんわざ「プレミアムサイン」「かんどう(おとこみち)」が追加ついかされている。交代こうたいのポーズでははるうらら挑発ちょうはつのパロディをおこなっている。
エンディングではメカごうおににとどめをそうとするが、それを制止せいしするダンのいもうと登場とうじょうする。
ベガ (Vega / M. Bison)
前作ぜんさくではだしおそかった「サイコフィールド」の性能せいのうがったが、その反面はんめんハイパーコンボの「サイコクラッシャー」の発生はっせいおそくなった。またベガワープを使つかったときに分身ぶんしん発生はっせいするようになっている。
ごうおに (Gouki / Akuma)
ほんさくではかくしではなく、最初さいしょからデフォルトキャラクターとして登場とうじょう前作ぜんさくちがい「まどかごくころせ」は威力いりょく向上こうじょうしたが、従来じゅうらいのシリーズ同様どうようにゲージ3レベルぶん必要ひつようになり、わざちができなくなっている。また、まどかごくころせでKOしたとき背景はいけいの「てん」の文字もじない。「めつころせごう波動はどう」「天魔てんまごうそら」の発生はっせいはやくなり、強攻きょうこうげきキャンセルで連続れんぞくわざやエリアルレイヴにめるようになった。一発いっぱつ防御ぼうぎょりょくがかなりひくい。いまさくのエンディングは、アポカリプスに改造かいぞうされた(といってもからだにパーツをくっつけただけ)のダンをあっさりかえちにしている。

ストリートファイター:シークレットキャラクター[編集へんしゅう]

特定とくていのコマンドによって使用しよう可能かのう日本にっぽんばんのみキャラクターべつエンディングが存在そんざいする。

日焼ひやけしたさくら (Dark Sakura)
『ストリートファイターZERO2 ALPHA』に登場とうじょうする「殺意さつい波動はどう目覚めざめたリュウ」のセルフパロディで、春日野かすがのさくらのいろ性能せいのうをアレンジしたもの。地上ちじょうでの「波動はどうけん」が前方ぜんぽうぶ、「真空しんくう波動はどうけん」がビームじょう使用しよう可能かのうになった「阿修羅あしゅら閃空」はごうおにとはことなり移動いどう終了しゅうりょうすきい。全体ぜんたいてき性能せいのうとしてはごうおにのイメージにちかく、ゲームちゅうではごうおにとのタッグでCOMが乱入らんにゅうすることがある。本人ほんにんのエンディングでは友人ゆうじん千歳ちとせケイがさくらをいかける内容ないようになっている。
メカザンギエフ (Mech-Zangief)
鋼鉄こうてつ身体しんたい目指めざすあまり、ベガの口車くちぐるまにのせられ改造かいぞうされてしまったザンギエフ(本人ほんにんのエンディングであきらかになる)。つねハイパーアーマー状態じょうたいてき打撃だげきたいしてることがいが、移動いどう速度そくど低下ていかしていたり[6]、「ダブルラリアット」が空中くうちゅう発動はつどうできなくなったりと通常つうじょうのザンギエフより弱体じゃくたいしている。「バニシングフラット」が使つかえないかわりに必殺ひっさつわざの「ウォッカファイヤー」とハイパーコンボの「シベリアンブリザード」が追加ついか。ハイパーアーマー状態じょうたい連続れんぞく攻撃こうげきわざらいながら無理むりやりげにっていくなどのあらわざ可能かのうだが、コンボによるダメージ補正ほせいけないため、本来ほんらいコンボ補正ほせいによりダメージが調整ちょうせいされているハイパーコンボなどをけると、一気いっき体力たいりょくを8わり以上いじょうらされることがある。
シャドウ (Shadow)
ベガをっていたナッシュが、シャドルー改造かいぞう人間にんげんにされたという前作ぜんさくのエンディング内容ないようけてのキャラクターで、外見がいけんはナッシュのシルエットのような姿すがた必殺ひっさつわざ前作ぜんさくのナッシュとほぼおなじだがわざめいことなり、わざときひからせる演出えんしゅつ必殺ひっさつわざやハイパーコンボがヒットすると相手あいてやす効果こうかがある。また、専用せんようのLv.3ハイパーコンボ「ファイナルミッション」も追加ついか改造かいぞうによって体内たいない活動かつどうのための動力どうりょくげんとしてバッテリーを内蔵ないぞうしており、本人ほんにんのエンディングではバッテリーがれて身動みうごきができなくなったところをふたたびシャドルーのち、さらなる改造かいぞうほどこされている。いまさくでは通常つうじょうのナッシュも庭園ていえんステージや最終さいしゅうステージの背景はいけい姿すがたせているが、シャドウを使用しようしている場合ばあい出現しゅつげんしない。

ゲストキャラクター[編集へんしゅう]

けんすりりょ (Norimaro)
テレビ番組ばんぐみとんねるずのせいでダラダラいかせて!!』(日本にほんテレビ)との連携れんけい企画きかくからまれた新規しんきのキャラクター。ゲームちゅうでは「ノリマロ」と表記ひょうきされる。丸坊主まるぼうず学生がくせいふく着込きこんでおり、かたからたすきがけにしたカバンから道具どうぐ文具ぶんぐるい)をはなつ。どう番組ばんぐみ出演しゅつえんしゃ木梨きなし憲武のりたけ番組ばんぐみないえんじる芸術げいじゅつキャラクター「木梨きなし憲太郎けんたろう」としてどう番組ばんぐみちゅうにデザインし、キャラクターのこえ担当たんとうした。また、キャラクターの名前なまえどう番組ばんぐみない一般いっぱん公募こうぼまった(応募おうぼ結果けっか当時とうじ13さい少年しょうねん当選とうせんした。商品しょうひんとしてほんさくのROM基板きばんCPシステムIIマザーボード基板きばんをカプコンの新品しんぴん筐体きょうたいれてプレゼントされた)。雑誌ざっしなどで「けん麻呂まろ」「けん麿まろりょ」などとあやま表記ひょうきされることもおおい。「ストリートファイターシリーズの最新さいしんさく」に登場とうじょうさせるキャラクターという企画きかくだったため、当時とうじ発売はつばい予定よてい最新さいしんさくだったほんさく登場とうじょうとなった。
多段ただんヒット突進とっしんわざ道具どうぐ対空たいくうがバランスよくそろっているきわめてスタンダードな性能せいのうのキャラクター。かく操作そうさにより、4だんジャンプができるバージョンも使用しよう可能かのうとなる。挑発ちょうはつ相手あいてにサインをもとめるものなので、ダンが相手あいてのときに使つかうと直後ちょくごに「プレミアムサイン」でかえしてくれる。
アーケードばんでは、プレイ料金りょうきん設定せっていが1プレイ2コイン以上いじょう場合ばあい使用しよう不能ふのうになる(当時とうじのゲームセンターにあったプレイ料金りょうきん高騰こうとう風潮ふうちょう懸念けねんしての対策たいさく)。また、けんすりりょはマーヴルがわからきびしいクレームをけられたことにより日本にっぽん国内こくないばんだけの登場とうじょう[7]日本にっぽん国外こくがいばんでは設定せっていかかわらず使用しよう不能ふのうになっており(このことは木梨きなし自身じしん理解りかいしており、日本にっぽん国外こくがいでもある程度ていど名前なまえられている)、キャラクターセレクトわくけんすりりょのカーソル位置いちさい下段げだん中央ちゅうおう)はほんゲームタイトルロゴマーク(空白くうはくあつかい)となっている。
カプコン・日本にほんテレビ・アライバルの3しゃ合同ごうどう著作ちょさくけん保有ほゆうしており、使用しようするには3しゃすべての許可きょか必要ひつようとなるため、『X-MEN CHILDREN OF THE ATOM』から『MARVEL VS. CAPCOM』に登場とうじょうするデフォルトキャラクターでは唯一ゆいいつMARVEL VS. CAPCOM 2 NEW AGE OF HEROES』に登場とうじょうしない。

ボスキャラクター[編集へんしゅう]

アポカリプス (Apocalypse)
ほんさくなかボス。前作ぜんさく同様どうようパートナーはいない。体力たいりょくゲージの表示ひょうじ位置いちのキャラクターとちがっている。あらたな攻撃こうげき方法ほうほうとして突進とっしんしつつからビームをすようになった。PSばんはアポカリプスも体力たいりょく回復かいふくするようになっているが、巨体きょたいなので相手あいて攻撃こうげきからくスーパージャンプもできないので回復かいふくつらい。
メカごうおに (Mech-Gouki / Cyber-Akuma)
アポカリプスによって改造かいぞうされたごうおにで、ほんさく最終さいしゅうボス。片腕かたうで機械きかいしており、改造かいぞうされたうでがわかお胸元むなもと半分はんぶんおなじく機械きかいしている。また、あしには一本いっぽんてつ下駄げたいている。登場とうじょう勝利しょうりポーズによっては背中せなかからつばさほかに、後者こうしゃではさらに4ほんうで合計ごうけい6ほん左右さゆうそれぞれ3ほんずつ)のうで展開てんかいする。
こちらもアポカリプス同様どうようパートナーはいないが、攻撃こうげきりょく防御ぼうぎょりょく非常ひじょうたかく、地上ちじょうでのつよパンチがロケットパンチになっているほか、「シャイニングごうショック」(メカごうおにばんまどかごくころせ」)がLv.1ですことができ、動作どうさちょう高速こうそくであるなど、すべての必殺ひっさつわざ性能せいのう格段かくだんにアップしている(強攻きょうこうげき昇龍しょうりゅうこぶしけいわざ根元ねもとかららうと、それだけでかなら気絶きぜつするほど攻撃こうげきりょく)。PSばん対戦たいせん条件じょうけん通常つうじょうキャラクターとおなじで、メカごうおに体力たいりょく回復かいふくするようになり、さらにつよくなっている。
上述じょうじゅつどお設定せっていではアポカリプスによって改造かいぞうされたごうおにだが、ウルヴァリンのエンディングでは通常つうじょうごうおに別人べつじんとして同時どうじ存在そんざいしている。サイクロップスのエンディングではアポカリプスと同様どうよう巨大きょだいしている。なおメカごうおに名称めいしょうは『サイバーボッツ』に登場とうじょうするれいごうおに原案げんあんである「メカゴウキ」が初出しょしゅつ

出演しゅつえん声優せいゆう[編集へんしゅう]

担当たんとう声優せいゆう名前なまえはクレジットされているものの、ナレーターとけんすりりょのぞ役名やくめいはクレジットされていない。以下いかにクレジットされたじゅん記載きさいする。

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

  1. ^ 月刊げっかんアミューズメント産業さんぎょう 1997ねん7がつごうアミューズメント産業さんぎょう出版しゅっぱん、1997ねん6がつ30にち、186ぺーじ 
  2. ^ 話題わだいのマシン カプコン「CPS II」だい23だん "けんすりりょ"も登場とうじょう「マーヴルVSストリートF」」『ゲームマシン1997ねん8がつ1にち だい546ごう』(pdf)、アミューズメント通信つうしんしゃ、1997ねん8がつ1にち、21めん2024ねん6がつ19にち閲覧えつらん
  3. ^ マーヴルスーパーヒーローズVsストリートファイター | ソフトウェアカタログ | プレイステーション® オフィシャルサイト”. PlayStation (日本にっぽん). Sony. 2009ねん5がつ25にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2024ねん6がつ19にち閲覧えつらん
  4. ^ Marvel VS Capcom”. Chipsworld. 2003ねん5がつ8にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2024ねん6がつ19にち閲覧えつらん
  5. ^ 前作ぜんさくおよび『ZERO2』にはこの勝利しょうりポーズはかった。
  6. ^ 勝利しょうりメッセージの1つにて本人ほんにんが「なぜこんなにからだおもいんだ?」とっている。
  7. ^ 「CAPCOM 岡本おかもとよしおこりのまるぶくコーナー」『ゲーメスト』No.216、新声社しんせいしや、129ぺーじ

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

  1. ^ 「ストリートファイター」の新作しんさく実写じっしゃ映画えいがが2026ねん3がつ米国べいこく公開こうかい”. IGN Japan. 2024ねん6がつ29にち閲覧えつらん