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ミンドロスイギュウ

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
ミンドロスイギュウ
ミンドロスイギュウ
ミンドロスイギュウ Bubalus mindorensis
保全ほぜんじょうきょう評価ひょうか
CRITICALLY ENDANGERED
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
 ワシントン条約じょうやく附属ふぞくしょI
分類ぶんるい
ドメイン : かく生物せいぶつ Eukaryota
さかい : 動物界どうぶつかい Animalia
もん : 脊索せきさく動物どうぶつもん Chordata
もん : 脊椎動物せきついどうぶつもん Vertebrata
つな : 哺乳ほにゅうつな Mammalia
つな : ししつな Theria
: ウシ Artiodactyla
: ウシ Ruminantia
: ウシ Bovidae
: ウシ Bovinae
ぞく : アジアスイギュウぞく Bubalus
たね : ミンドロスイギュウ
B. mindorensis
学名がくめい
Bubalus mindorensis
(Heude, 1888)
和名わみょう
ミンドロスイギュウ
英名えいめい
Mindoro buffalo
Tamaraw

ミンドロスイギュウBubalus mindorensis)は、ウシアジアスイギュウぞくAnoaぞくとするせつもあり)に分類ぶんるいされる偶蹄ぐうているい別名べつめいタマラオ

分布ぶんぷ[編集へんしゅう]

たね小名しょうみょうmindorensisは「ミンドロさんの」の

フィリピンミンドロ島みんどろとう固有こゆうしゅ

形態けいたい[編集へんしゅう]

体長たいちょう150-180cm。尾長おなが40cm。かただか100-110cm。体重たいじゅう300kg。頸部や胴体どうたいふとい。全身ぜんしん灰色はいいろ褐色かっしょく体毛たいもうおおわれる。かおのど、蹄の上部じょうぶしろい。

頭部とうぶにはふとうえみじかく、上方かみがたかい先端せんたんがやや内側うちがわかうかくえる。かく表面ひょうめんにはこまかいしわくぼみがはいる。みみかい内側うちがわえんしろい。

分類ぶんるい[編集へんしゅう]

ほんたねアジアスイギュウ亜種あしゅとするせつもある。

生態せいたい[編集へんしゅう]

河川かせん沿いの森林しんりん竹林ちくりんぬま湿地しっちひとし生息せいそくする。単独たんどくもしくは小規模しょうきぼれを形成けいせいして生活せいかつする。夜行やこうせいで、昼間ひるましげみの中等ちゅうとうやすむ。水浴みずあびやどろびをこのむ。

しょくせい植物しょくぶつしょく

繁殖はんしょく形態けいたい胎生たいせい妊娠にんしん期間きかんは276-315にち。6-11月に1かいに1とうようじゅうむ。ようじゅう生後せいご1ねんはんから4ねんはん独立どくりつする。寿命じゅみょうやく20ねんとされる。

人間にんげんとの関係かんけい[編集へんしゅう]

開発かいはつによる生息せいそく破壊はかいや、すみ目的もくてき乱獲らんかくとうにより生息せいそくすう激減げきげんしている。1900ねんには生息せいそくすうやく10,000とうとされていたが、1969ねんにはやく100とうまで減少げんしょうした。その生息せいそくすう回復かいふく1989ねんすうひゃくとうまで回復かいふくしたとされるが、飼育しいくでの繁殖はんしょくれいすくなく1996ねん段階だんかいでは個体こたいすうふたた減少げんしょうしている。

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

参考さんこう文献ぶんけん[編集へんしゅう]

  • 小原おはら秀雄ひでおうらほん昌紀まさき太田おおた英利ひでとし松井まつい正文まさふみ編著へんちょ 『レッド・データ・アニマルズ5 東南とうなんアジアの島々しまじま』、講談社こうだんしゃ2000ねん、138ぺーじ

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]