メサウリオス

メサウリオス（古希こき: Μεσαύλιος, Mesaulios）は、ギリシア神話しんわの人物じんぶつである。イタケー島とうの王おうオデュッセウスに仕つかえる豚ぶた飼かいエウマイオスの召使めしつかいである。ホメーロスの叙事詩じょじし『オデュッセイアー』によると、オデュッセウスが不在ふざいの間あいだに、エウマイオスが自みずからの財産ざいさんを使つかってタポス人じんから買かい取とった男おとこであった。メサウリオスについて言及げんきゅうされているのは、エウマイオスが変装へんそうしたオデュッセウスや仲間なかまの豚ぶた飼かいたちのために夕食ゆうしょくを用意よういするシーンで、メサウリオスは給仕きゅうじをして、各人かくじんにパンを配くばり、食事しょくじが終おわると片付かたづけをした。

参考さんこう文献ぶんけん

• 『オデュッセイア／アルゴナウティカ』松平まつだいら千秋ちあき・岡おか道男みちお訳わけ、講談社こうだんしゃ（1982年ねん）
• ホメロス『オデュッセイア（下した）』松平まつだいら千秋ちあき訳わけ、岩波いわなみ文庫ぶんこ（1994年ねん）