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エウリュクレイア

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
変装へんそうしたオデュッセウスのあしあらうエウリュクレイア

エウリュクレイア古希こき: Εいぷしろんὐρύκλεια, Eurykleia, ラテン語らてんご: Euryklea)は、ギリシア神話しんわ女性じょせいである。

の2めいられている。以下いか説明せつめいする。

オデュッセウスの乳母うば

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このエウリュクレイアは、ペルセーノールのオプースのむすめである。イタケーおうオデュッセウスの乳母うばで、テーレマコス養育よういくした。またペーネロペー乳母うばエウリュノメーとともに女中じょちゅうあたまだった。

エウリュクレイアはわかころ、オデュッセウスのちちラーエルテースうし20とうわれて以来いらい、オデュッセウスの一族いちぞくつかえた。ラーエルテースはつまアンティクレイア同様どうようにエウリュクレイアを大切たいせつにしたが、つまおこるのをおそれてエウリュクレイアにはれなかったという。

のちにオデュッセウスがトロイア戦争せんそうから帰国きこくせず、ペーネロペーの求婚きゅうこんしゃたちがかんでオデュッセウスの財産ざいさんいつぶしていたとき、エウリュクレイアはオデュッセウスがすでにんだものとおもっていた。そのため、テーレマコスがちち消息しょうそくたずねるためにピュロスやスパルタたびるといたときには、テーレマコスの心配しんぱいして反対はんたいした。しかしテーレマコスに説得せっとくされてペーネロペーに留守るす内緒ないしょにしておくことを約束やくそくした。のち帰国きこくしたオデュッセウスが変装へんそうしてかんあらわれたとき、エウリュクレイアはペーネロペーにめいじられてオデュッセウスのあしあらい、そのあしにあるきずがオデュッセウスのきずおなじであることにづき、そのおとこがオデュッセウスであることをった。エウリュクレイアはおもわずそのことをペーネロペーにはなしてしまいそうになったがオデュッセウスにめられた。またオデュッセウスが求婚きゅうこんしゃたちをったあと、求婚きゅうこんしゃたちとふか関係かんけいになった女中じょちゅうたちのつたえた。彼女かのじょたちもテーレマコスらによってころされた[1]

オイディプースのはは

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このエウリュクレイアは、一説いっせつテーバイおうラーイオス前妻ぜんさいで、オイディプースのははである。これによるとエピカステー(イオカステー)はラーイオスの後妻ごさいで、その死後しごオイディプースのつまになったという。

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ 『オデュッセイア』1かん、2かん、19かん、22かんほか。

参考さんこう文献ぶんけん

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関連かんれん項目こうもく

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