ギュスターヴ・ブーランジェ

ギュスターヴ・ブーランジェ Gustave Boulanger
作者さくしゃ不ふ詳しょうの肖像しょうぞう画が サイン2つ。上うえ:1848 年ねん、下した:1872年ねん7月がつ3日にち
誕生たんじょう日び	1824年ねん4月がつ25日にち
出生しゅっしょう地ち	フランス王国おうこく・パリ
死没しぼつ年ねん	1888年ねん9月22日にち
死没しぼつ地ち	フランス共和きょうわ国こく・パリ
運動うんどう・動向どうこう	オリエンタリズム

ギュスターヴ・ロドルフ・クラランス・ブーランジェ（Gustave Rodolphe Clarence Boulanger、またはギュスターヴ・クラランス・ロドルフ・ブーランジェ、1824年ねん4月がつ25日にち - 1888年ねん9月22日にち）は、アカデミック絵画かいがおよびオリエンタリズムのフランスの画家がか。

生涯しょうがい

ギュスターヴ・ブーランジェはクレオールの両親りょうしんから生うまれ、14歳さいで孤児こじとなった。1846年ねん、エコール・デ・ボザールに入学にゅうがくし、ピエール＝ジュール・ジョリヴェやポール・ドラローシュについて絵えを学まなんだ。

1845年ねんにアルジェリアを初はじめて旅たびし、中東ちゅうとうの風物ふうぶつに興味きょうみを持もち、これは友人ゆうじんの画家がかジャン＝レオン・ジェロームにも引ひき継つがれる。1849年ねんに、『エウリュクレイアによって見分みわけられるオデュッセウス』でローマ賞しょうを受賞じゅしょうした。ローマへの留学りゅうがくの間あいだにポンペイの遺跡いせきも訪おとずれ、後ごの作品さくひんにその影響えいきょうが見みられる。

1882年ねんに芸術げいじゅつアカデミー会員かいいんに選えらばれ、アカデミー・ジュリアンの教授きょうじゅとなった。

ガルニエ宮みや（オペラ座ざ）の稽古けいこ場じょう、モンテカルロ歌劇かげき場じょう、パリ13区く区役所くやくしょなどの装飾そうしょくも手掛てがけた。

代表だいひょう作さく

ブーランジェ『奴隷どれい市場いちば』

• エウリュクレイアによって見分みわけられるオデュッセウス（1849年ねん） - ローマ賞しょう受賞じゅしょう作さく。
• オデュッセウスとエウリュクレイアのスケッチ（ディジョン、マニャン美術館びじゅつかん）
• 四季しき（1850年ねん。クリーブランド美術館びじゅつかん）
• フリュネ（1850年ねん。ゴッホ美術館びじゅつかん）
• ポンペイの悲劇ひげき詩人しじんの家いえでのリハーサル（1855年ねん - 1857年ねん。エルミタージュ美術館びじゅつかん）
• カエサル、ルビコン川かわに着つく（1857年ねん）
• アラビアの羊ひつじ飼かい
• ポンペイのアトリウムでの笛吹うすいとディオメデスの女性じょせいとナポレオン王子おうじのリハーサル（1860年ねん。ヴェルサイユ宮殿きゅうでんトリアノン城じょう国立こくりつ美術館びじゅつかん→2013年ねんにオルセー美術館びじゅつかんに管轄かんかつ替がえ）
• 聖きよしセバスティアヌスと皇帝こうていマクシミアヌス（1877年ねんにパリの美術びじゅつサロンに出典しゅってん。情報じょうほう元もと：ARCHIM）
• ユダヤ人じんのポーター アルジェの思おもい出で（1884年ねん）
• 洗濯せんたく女おんなとその愛人あいじん（1887年ねん）
• ランビネ夫人ふじん旧名きゅうめいナタリー・シンクレアの肖像しょうぞう（1887年ねん。ランビネ美術館びじゅつかん Musée Lambinet）
• 敗走はいそうするカビール族ぞく
• サハラの騎士きし
• DjeïdとRahia
• 詩し

ブーランジェの教おしえた学生がくせい

エコール・デ・ボザールやアカデミー・ジュリアンで教おしえ、ブーランジェに学まなんだ学生がくせいには、トマス・デューイング、ジョルジュ・ロシュグロス、アンリ＝リュシアン・ドゥセらがいる。

外部がいぶリンク

• Tableaux et dessins sur le site de la Base Joconde
• Le salon de 1866. Critique féroce de deux toiles de Boulanger (Revue du XIXe siècle, 1er juin 1866).
• Gustave Boulanger dans Artcyclopedia