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ヤマアノア(Bubalus quarlesi)は、ウシ科アジアスイギュウ属(Anoa属とする説もあり)に分類される偶蹄類。
インドネシア(スラウェシ島、ブトン島)固有種
体長150cm - 180cm。尾長17cm - 25cm。肩高60cm - 70cm。頸部や胴体は太い。尾は短く、先端が踵に達しない。全身は淡褐色の体毛で覆われる。顔や喉、蹄の上部が白い個体もいる。
頭部にはアルファベットの「V」字状に見える、直線的に外側へ向かう角が生える。角の長さは15cm - 20cm。左右の角は基部が接し基部の断面は円形で、角の表面は滑らか。耳介の内側は暗褐色。
本種をアノアの亜種とする説もある。
山地の森林に生息する。
食性は植物食で、木の葉や草、果実を食べる。
繁殖形態は胎生。1回に1頭の幼獣を産む。
人間との関係[編集]
開発による生息地の破壊や、食用や角目的の乱獲等により生息数は激減している。詳細な観察例が非常に少なく、個体数はおろか正確な分布域も不明とされる。
- 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『レッド・データ・アニマルズ5 東南アジアの島々』、講談社、2000年、40、137-138頁。
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