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ヤン (ストリートファイター)

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

リー・ヤン プロフィール

ヤン (Yang) は、カプコン対戦たいせん格闘かくとうゲーム『ストリートファイターIII』シリーズなどに登場とうじょうする架空かくう人物じんぶつ

キャラクターの設定せってい

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双子ふたごあにユンとも香港ほんこん出身しゅっしんで、ギルひきいる組織そしき壊滅かいめつ目指めざたたかっている青年せいねん。『ストリートファイター』に登場とうじょうする(リー)の親戚しんせき

理論りろん重視じゅうしし、さきのことを予測よそくして行動こうどうする知性ちせいタイプ。直情ちょくじょうがたであるあにのユンよりも冷静れいせい大人おとなびた性格せいかくといえるが、あにおなじく高飛車たかびしゃ発言はつげん自信じしんおもわせる言動げんどうおおく、生意気なまいきさではけずおとらずといったところ。

幼馴染おさななじみのホイメイ(彗梅)に恋心こいごころいているが、それをひょうすことはない。かれ自身じしんはホイメイのいもうと・シャオメイ(小梅こうめ)にアプローチをかけられている。この姉妹しまい詳細しょうさいかんしてはホイメイとシャオメイ参照さんしょう

インラインスケートが得意とくいであり、『1st』と『2nd IMPACT』の勝利しょうりデモやエンディングではローラーブレードをいているシーンがられる。

『ストIII』のすうねんまえ世界せかい舞台ぶたいの『ストリートファイターIV』(以下いか『ストIV』)では、はるうららのアーケードモードのオープニングアニメに出演しゅつえんしている。作中さくちゅうでは、中華ちゅうかがい女性じょせい悲鳴ひめいき、ユンとともにそうとしたところを私服しふく姿すがたはるうららいさめられる。

『ストIV』の続編ぞくへんにあたる家庭かていようスーパーストリートファイターIV』でも、はるうららのアーケードモードのエンディングアニメないで、すべてがわったのち旅立たびだはるうららるヤンとユンの姿すがた一瞬いっしゅんだけ登場とうじょうしている。その、『スーパーストリートファイターIVアーケードエディション』(以下いか『スパIV・AE』)に、あにのユンとともに使用しようキャラクターとして参戦さんせんすることが決定けっていした[1]ほんさく時代じだい設定せっていは『ストIV』とどう時期じきであり、みせ同僚どうりょうだったはるうらら影響えいきょうけてたびることを決意けついしたユンにかたちで、自身じしんあらたなる世界せかいすというストーリーである。

イラストではその前髪まえがみとがったかたちえがかれている場合ばあいおおく、ユンから「スネちゃま」とばれかけることもある。

ゲームじょう特徴とくちょう

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『1st』においてはユンの2Pキャラクターという位置付いちづけになっているため、使つかわざはユンとまった同様どうようであり、キャラクターセレクト画面がめんではキックボタンでユンを選択せんたくすると使用しようできる。ただし、バックダッシュの距離きょりとハイジャンプの軌道きどうはユンのものちがっている。

『2nd IMPACT』から独立どくりつしたキャラクターとなり、わざ仕様しようことなるようになった。ユンにくらべるとターゲットコンボがすくないが、そのぶん連続れんぞく入力にゅうりょくしき必殺ひっさつわざ蟷螂かまきり」がおぎなっている。体力たいりょくひくさはユンと同様どうよう

CAPCOM VS. SNK 2 MILLIONAIRE FIGHTING 2001』(以下いか『カプエス2』)および『ストリートファイターZERO3↑↑』ではユンのわざ演出えんしゅつされるサポートキャラクターとしてあつかわれており、使用しようキャラクターとしては登場とうじょうしない。また、これらの作品さくひんではユンの勝利しょうりポーズなどで姿すがたせる。

わざ解説かいせつ

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通常つうじょうわざ

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操作そうさ ち(近距離きんきょり ち(遠距離えんきょり しゃがみ 垂直すいちょくジャンプ ななめジャンプ
じゃくパンチ へびがたしゅ(※1) / みつる捶(※2) へびがたしゅ(※1) / したすべ捶(※2) いただき
ちゅうパンチ たぬきもんいただきひじ 外門ともんいただきひじ へびがたしゅ(※1) / 掃勾しゅ(※2) げきくずし捶(※1) / 謄空勾手(※2)
つよパンチ 挑領 くずしけん(※3) / 勾手(※4) そうへびがたしゅ(※3) / しもれん勾手(※4) くもしゅ げきくずし捶(※1) / 謄空勾手(※2)
じゃくキック 旋脚 ていもも とげもも
ちゅうキック 鴛鴦えんおうあし 鴛鴦えんおうあし(※1) / のぼりもも(※2) そこもも(※3) / まえもも(※4) とげもも(※3) / とべもも(※4)
つよキック がわもも(※1) / うら旋脚(※2) ぜん掃腿 おこりあし
※1 『1st』および『2nd』まで。
※2 『3rd』以降いこう
※3 『1st』のみ。
※4 『2nd』以降いこう

パーソナルアクション

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前髪まえがみをかきげる。つぎ攻撃こうげき攻撃こうげきりょくたかめられるが、ユンのようにボタンをつづけてもなにきない。

わざ

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モンキーフリップ / さるあたまげき(えんとうしゅうげき)
ともえげのように相手あいて胸倉むなぐらつかみ、後方こうほうたおれこみながらばす。
『スパIV・AE』では後方こうほうげになり、後者こうしゃわざめいになる。
ひざ
相手あいてつかげて、腹部ふくぶひざりをなんたたむ。
たかこぼしくも (ようほんしうん)
『3rd』で追加ついかされたわざ相手あいて上半身じょうはんしんっかり、ばす。
『スパIV・AE』では前方ぜんぽうげになる。

特殊とくしゅわざ

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旋風せんぷうあし (せんぷうきゃく)
ひくびつつ、まわりをめる。しゃがみガードできない中段ちゅうだんわざで、リープアタックにくらべるとリーチがながい。
雷撃らいげき (らいげきしゅう)
空中くうちゅうから急降下きゅうこうかするわざで、じゃくきょう角度かくどわる。めの主軸しゅじくとなるわざ

ターゲットコンボ

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ちゅうパンチ→きょうパンチ→レバーうしきょうパンチ
シリーズすべてで使つかわれるターゲットコンボ。最後さいごのレバーうしきょうパンチは「とらなぐ」になる。
じゃくキック→ちゅうキック→きょうキック
『2nd』から使つかわれるターゲットコンボ。
しゃがみじゃくキック→しゃがみちゅうキック
『2nd』でのみ使つかわれるターゲットコンボ。
ななめジャンプちゅうキック→雷撃らいげきなか
『2nd』から使つかわれるターゲットコンボ。

必殺ひっさつわざ

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蟷螂かまきり (とうろうざん)
『2nd』以降いこうわざで、ヤンの専用せんようわざ人差ひとさゆび中指なかゆびてて、よこいち文字もじてきりつける。連続れんぞく入力にゅうりょくわざで、追加ついかコマンドを入力にゅうりょくすれば一連いちれん動作どうさ左右さゆう交互こうご連続れんぞくびせていき、最後さいごいちげき相手あいてばすことが可能かのう通常つうじょうは3かい、EXばんは5かいまで入力にゅうりょくできる。
『2nd』では最後さいごいちげきのみひじちになっている。
れんげき蟷螂かまきりやぶ(れんげきとうろうは)
ウルトラストリートファイターIV』(以下いか『ウルIV』)のオメガエディションのEXばん蟷螂かまきり」。最初さいしょきかられんげきす。
最初さいしょいちげきがヒットすると、相手あいてつかんでロックし、じゃくパンチ→ちゅうパンチ→しゃがみきょうパンチ→近距離きんきょりきょうパンチのれんげき相手あいてかせ、3連続れんぞくの「蟷螂かまきり」をす。
とらなぐ (こぼくし)
ふるえあしみながらりょうてのひらそこたたむ。リーチがみじかえるが、てのひらからすこさき(のえない部分ぶぶん)にまで攻撃こうげき判定はんていがある。コマンド入力にゅうりょくにボタンを2つ以上いじょう同時どうじすとフェイントになる。
『1st』でのみ必殺ひっさつわざとして使用しようし、『2nd』以降いこうはターゲットコンボの一部いちぶとしてのみ使つかわれている。
白虎びゃっこそうてのひら (びゃっこそうしょうだ)
『2nd』以降いこうわざふるえあしみながら「とらなぐ」よりもながりょううでしててのひらそこたたむ。こちらはほぼどおりのリーチで、「とらなぐ」よりも威力いりょく・スタンひくめ。これもコマンド入力にゅうりょくにボタンを2つ以上いじょう同時どうじすとフェイントになる。ただし『ストIV』シリーズのみじゃくでフェイントになる。
『ウルIV』オメガエディションでは性能せいのうおおきくわり、じゃくなかつよし・EXともおおきくんでからりょううでしててのひらそこたたむ。
穿ほじゆみもも (せんきゅうたい)
地面じめんき、空中くうちゅうがりながらげる。ユンが使用しようするものとおなわざだが、じゃくボタン以外いがい発動はつどうすると攻撃こうげきまえ一定いってい距離きょりもしくは相手あいてちかづくまで前方ぜんぽうころがっていく動作どうさ追加ついかされるというてんことなる。回転かいてんちゅう道具どうぐしたくぐけながら移動いどうできる[2]
『ウルIV』オメガエディションのEXばん遠距離えんきょり密着みっちゃくどちらもぜんてん攻撃こうげき判定はんていかならずヒットするようになっている。
対空たいくうわざとしては使つかいにくい部類ぶるいはいる。
前方ぜんぽう転身てんしん (ぜんぽうてんしん)
相手あいてつかみかかり、そのままんで背後はいごまわるコマンドげ。このわざ自体じたいにダメージはないが、相手あいてすきができるので追撃ついげき見込みこめる。これもユンのものとおなわざで『3rd』においては唯一ゆいいつユンと共通きょうつうする必殺ひっさつわざとなっている。
かい跑 (かいほう)
『3rd』で追加ついかされたわざ一瞬いっしゅん姿すがたえなくなるほどのはやさで前方ぜんぽう移動いどうわざ攻撃こうげき性能せいのうはないが、移動いどうちゅう相手あいてをすりけられるという特徴とくちょうがある。
なおわざめい中国ちゅうごくで「はやはしる」という意味いみである。
翻身ほんしん(ほんしん)
『ウルIV』オメガエディションで追加ついかされたわざ
なおわざめい中国ちゅうごくで「裏返うらがえす」という意味いみである。
じゃく) - じゃくかい跑」を発動はつどうする。
なか) - 表裏ひょうり反転はんてんさせた遠距離えんきょりきょうパンチをす。
つよし) - 近距離きんきょりきょうパンチで相手あいてかせ、ユンの遠距離えんきょりきょうキックにまえりをはなつ。
(EX) - ヒットすうおおい2連続れんぞくの「蟷螂かまきり」をす。

スーパーアーツ

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SA1(1st) / SA2(2nd〜) / UC2(IV) - 転身てんしん穿ほじゆみもも (てんしんせんきゅうたい)
  • ストックすう (全作ぜんさく-2) ゲージのながさ (1st-112/2nd・3rd-104) (単位たんい:ドット)
ころがって接近せっきんすると「穿ほじゆみもも」でげたのち、さらにそのまま空中くうちゅうのぼりつつさんだんげ(しょうあし)をめる。ゲージはシリーズとおして2ほんで、EX必殺ひっさつわざとくに「蟷螂かまきり」)が多用たようできるため選択せんたくされやすい。
『スパIV・AE』では「穿ほじゆみもも」でげたのち空中くうちゅうでのり、まわり、サマーソルトキック、最後さいごさんだんげ(しょうあし)というアレンジがされている。
SA1(2nd〜) / UC1(IV) - かみなりふるえやぶこぶし (らいしんまはけん)
  • ストックすう (2nd-2/3rd-1) ゲージのながさ (2nd・3rd-120)
勾手(中国ちゅうごく拳法けんぽうでのぬきしゅ)をし、ヒットのみ追加ついか攻撃こうげきおこなうタイプのわざ最初さいしょいちげきがヒットするとゆびけてうえ方向ほうこういたのち前方ぜんぽう突進とっしんし、すれちがいざまに多段ただんヒットする勾手をびせ、けていく。『スパIV・AE』では、うえ方向ほうこういてから追撃ついげきおこなうまでのあいだに、にもまらぬスピードで様々さまざま方向ほうこうから相手あいてきざ演出えんしゅつ追加ついかされる。
リーチはみじかいが、ヒット威力いりょくはヤンの使用しようするわざなかでは最大さいだい。『2nd』と『3rd』では最初さいしょの勾手をがそれぞれことなっている(『カプエス2』では『2nd』とおなじ)ほか『カプエス2』ではヒット動作どうさおこなわない。
また『2nd』のみ2ほんであったため、「転身てんしん穿ほじゆみもも」と同様どうようにEX必殺ひっさつわざ多用たようすることも可能かのうであった。
『ウルIV』オメガエディションでは空中くうちゅう相手あいてにカウンターヒットすると、威力いりょく減少げんしょうするが『ストIII』シリーズとおな動作どうさおこなう。
SA3(2nd〜) / SC(IV) - 星影ほしかげ円舞えんぶ (せいえいえんぶ)
  • ストックすう (2nd・3rd-1) ゲージのながさ (2nd-112/3rd-64)
攻撃こうげき判定はんていをコピーする残像ざんぞう発生はっせいさせる。「幻影げんえいじん」とているが、各種かくしゅわざ性能せいのう変化へんかしない。性能せいのうは『ZERO』シリーズのローズの「ソウルイリュージョン」に類似るいじする。ゲージのながさは『2nd』と『3rd』ではことなっており、両者りょうしゃやく1.5ばい以上いじょうがある。
『スパIV・AE』ではスーパーコンボとして使用しよう

1stでのみ使用しよう

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ユンのわざ解説かいせつ参照さんしょう

ターゲットコンボ(ジャンプじゃくパンチ→レバーまえじゃくキック)
ユンのものとおなわざ。『1st』でのみ使つかわれるターゲットコンボ。
ぜっ招歩ほう (ぜっしょうほほう)
ユンのものとおなわざ。『1st』でのみ必殺ひっさつわざとして使用しよう
SA2(1st) - やりかみなりれんげき (そうらいれんげき)
  • ストックすう (1st-3) ゲージのながさ (1st-88)
ユンのものとおなわざ。『1st』でのみスーパーアーツとして使用しよう
SA3(1st) - 幻影げんえいじん (げんえいじん)
  • ストックすう (1st-1) ゲージのながさ (1st-64)
ユンのものとおなわざ(ただし発動はつどうポーズはユンとちがう)。『1st』でのみスーパーアーツとして使用しよう

担当たんとう声優せいゆう

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登場とうじょう作品さくひん

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脚注きゃくちゅう

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  1. ^ [TGS 2010]小野おのP,なんでユン・ヤンをえらんだんですか?――PVも解禁かいきんの「スーパーストリートファイターIV アーケードエディション」,プロデューサーに直撃ちょくげきインタビュー”. 4Gamer.net. Aetas (2010ねん9がつ22にち). 2022ねん11月7にち閲覧えつらん
  2. ^ 『スパIV・AE』の場合ばあいサガットの「グランドタイガーショット」など位置いちひく道具どうぐなどはけられない。

関連かんれん項目こうもく

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