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つよしこぶし

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

つよしこぶし プロフィール

  • 初出しょしゅつ作品さくひんストリートファイターIV
  • 格闘かくとうスタイル暗殺あんさつけんをルーツとした格闘かくとうじゅつ
  • 出身しゅっしん日本の旗 日本にっぽん
  • 生年月日せいねんがっぴ不明ふめい
  • 身長しんちょう:185cm
  • 体重たいじゅう:90kg
  • スリーサイズ:B125 W95 H90
  • 血液けつえきがた不明ふめい
  • きなもの団子だんご
  • きらいなもの
  • 特技とくぎ
  • キャッチコピー:「師父しふ いわおく」
  • 関連かんれんキャラクターリュウ - ケン - ごうおに - ダン

つよしこぶし(ゴウケン、Gouken)は、カプコン開発かいはつ販売はんばいする対戦たいせんがた格闘かくとうゲームストリートファイター』シリーズに登場とうじょうする架空かくう人物じんぶつ

ゲームでは『ストリートファイターII』のころからキャラクター設定せってい存在そんざいし、各種かくしゅメディアミックスでもなんえがかれていた。『ストリートファイターIV』においてゲーム本編ほんぺんはつ登場とうじょう

概要がいよう

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『ストリートファイター』シリーズの主人公しゅじんこうかくであるリュウケン師匠ししょうで、ごうおにあに

「リュウに師匠ししょうがいる」という設定せっていはシリーズ当初とうしょから存在そんざいしたが、姿すがたは『ストリートファイターII』(1991ねん)のコミカライズ作品さくひんストリートファイターII -RYU[1]登場とうじょうしたのが初出しょしゅつで、単行本たんこうぼん1かん収録しゅうろくされた設定せってい資料しりょうにはカプコンによるラフスケッチが掲載けいさいされている。

その、2008ねん稼働かどうした『ストリートファイターIV』(以下いか『ストIV』と表記ひょうき)において、はじめてゲーム本編ほんぺんうごくキャラクターとして登場とうじょう。アーケードばん『ストIV』では1人ひとりようゲームで条件じょうけんたすと最終さいしゅうボス戦後せんご登場とうじょうするCPU専用せんようてきキャラクターであり、家庭かていよう移植いしょくばん『ストIV』では条件じょうけんたすとかくしキャラクターとして使用しよう可能かのうである。バージョンアップばんの『スーパーストリートファイターIV』(以下いか『スパIV』と表記ひょうき)では最初さいしょから使用しよう可能かのうであり、かくしボスばんとしてふくいろことなる強化きょうかばん登場とうじょうする。

日本にっぽん国外こくがいばんでのごうおに名称めいしょうは「Akuma(悪魔あくま)」に変更へんこうされているが、初出しょしゅつごうおによりもはやごうけん変更へんこうされていない[2]。また、つよしこぶし関係かんけいしゃごうおにとどろきてつと「GOU」シリーズとして名前なまえ統一とういつされているが、前述ぜんじゅつしたごうおに名称めいしょう変更へんこうにより、日本にっぽん国外こくがいでは関係かんけいせいがわかりにくくなっている[3]

キャラクターの設定せってい

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きたかれた肉体にくたい屈強くっきょう老人ろうじん背中せなかに「」の文字もじ背負せおった道着どうぎ着用ちゃくようし、くびから巨大きょだい数珠じゅずげ、あし雪駄せったき。頭髪とうはつ後頭部こうとうぶのこして禿がり、かおちゅうにヒゲをやしている。『ストリートファイターII -RYU』ではベガ殺害さつがいされ、リュウがかたきってベガとたたか筋書すじがきになっている。

1994ねん稼動かどうした『スーパーストリートファイターII X』(以下いか『スパIIX』と表記ひょうき)からはゲームのバックグラウンドにごうけん存在そんざい公式こうしき設定せっていされた。師匠ししょうとどろきてつ(ゴウテツ)からいだ暗殺あんさつけん洗練せんれんして、格闘かくとうじゅつとして完成かんせいさせてリュウとケンに伝授でんじゅかくしキャラクターとして登場とうじょうするごうおにごうけん実弟じっていであり、とどろきてつとする兄弟きょうだい弟子でしでもある。

ストリートファイターZERO』(1995ねん)のごうおにのエンディングではごうおに回想かいそうあらわれ、とどろきてつとともにたおされたとかたられている。このときからひだりまゆうえおおきな十字じゅうじきずえがかれるようになった。どうさくのベガのバックストーリーではベガと対峙たいじするが、おのれこぶし極意ごくいさとらせないためにあえて波動はどうちから使つかわずたたかやぶれている。『ZERO2 ALPHA』では、殺意さつい波動はどう目覚めざめたリュウごうおにを「てき」とんでおり、ごうおにとの敵対てきたい関係かんけい示唆しさしている。

なお、かつてはダン弟子でしにしていたが、かれ父親ちちおやころしたサガットへの復讐ふくしゅうしんれていないことをこぶしからかんり、破門はもんにしている。このときに「いままでけた格闘かくとうじゅつ悪用あくようされぬために、破門はもんしゃこぶし破壊はかいし、格闘かくとうとして再起さいき不能ふのうにする」というてつおきてかれほどこすことはなく、そんなかれごうおには「格闘かくとうとしてはあまい」とひょうしているが、それはかれやさしさゆえであり、それが弟子でしのリュウとケンをはじめとするおおくの格闘かくとう敬慕けいぼされる所以ゆえんである。

ゲームキャラクターとしてのごうけん

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『ストIV』での登場とうじょうにデザインや設定せってい一新いっしんされ、従来じゅうらい作品さくひん差異さい存在そんざいする部分ぶぶんもあるが「ごうおにとのたたかいにやぶれ、たおれた」「こぶし」などの基本きほんてき設定せっていがれている。

外見がいけんデザインじょう筋骨きんこつ隆々りゅうりゅうしろひげたくわえた老人ろうじんとなり、後頭部こうとうぶ白髪はくはつなが先端せんたんしばってまとめている。みぎ半分はんぶんやぶれて袈裟けさのようになった道着どうぎにつけ、ごうおにのように荒縄あらなわおびわりに使つかってすそ道着どうぎしばっている。また、通常つうじょうのテーマきょくはリュウのテーマきょくのアレンジばん。ボスキャラクターばんつよしこぶしのテーマきょくごうおにのテーマきょくのアレンジばんとなっている。

きびしいながらもしんやさしい老人ろうじんであり、おおらかな性格せいかくぬし[4]対戦たいせん相手あいてたいしては対戦たいせん相手あいてさとすような台詞せりふおおく、僧侶そうりょであるダルシムムエタイ帝王ていおうサガットには敬意けいいってせっする。また、ごうおにたいしては「ひとにもおににもなれないあまおとこ」とかたっている。なお「リュウにすごくているが、それよりもっとおおきい」とひょうした春日野かすがのさくらは、正体しょうたい判明はんめい恐縮きょうしゅくしきりであった。

『ストIV』では「意識いしき回復かいふく時間じかんかったため、(リュウとケンに)んだとおもわれても仕方しかたなかった」と本人ほんにんかたっており、ごうおにけはしたもののんではいなかったと判明はんめいした。また、これらのあらたな設定せっていをもとに、『ストリートファイターII -RYU』の作者さくしゃである神崎かんざきすすむしんによる短編たんぺん漫画まんが復活ふっかつ RYU-After-』[5]えがかれた。

なお、『ストIV』開発かいはつイケノによりこされたつよしこぶしのラフあんには「ゴウケンきてたせつ」とかれていて左目ひだりめひだり鎖骨さこつごうおにによるおおきな傷跡きずあとえがかれている[6]が、ゲームでは採用さいようされていない。

『ストIV』のエンディングは、リュウがごうおにたたかうことで殺意さつい波動はどう目覚めざめてしまうことを危惧きぐし、事前じぜんに「こぶし」で殺意さつい波動はどう封印ふういんしたのちで、殺意さつい波動はどうぎつけてきたごうおに対峙たいじする内容ないようになっている。『スパIV』のエンディングでは、いまだにリュウとケンから師匠ししょうとして尊敬そんけいされていることがうかがえ、二人ふたりいち人前にんまえ格闘かくとうになったことをみとめたつよしこぶしふたた姿すがたそうとするが、かれらの追跡ついせき失敗しっぱいしている。おのれ雲隠くもがくれをとが呑気のんきなリュウをツッコむケンをて、最後さいご大笑おおわらいしている。また、どうさくのエンディングでかたられている水汲みずくまみの様子ようす家庭かていようばん『ストIV』公式こうしきサイトのノベルでえがかれている[7]

『スパIV』では殺意さつい波動はどう目覚めざめたリュウときょうオシキおにのライバルキャラクターとしても登場とうじょう殺意さつい波動はどう目覚めざめたリュウでは「しんあい」をもとめるかれ命懸いのちがけで制止せいしし、きょうオシキおにでは自身じしんほうむろうとするが、いずれも撃破げきはされ最後さいご殺害さつがいされている。

ストリートファイターV』(以下いか『ストV』と表記ひょうき)には参戦さんせんしていないが、リュウのストーリーモードなどに登場とうじょう殺意さつい波動はどうまれかけたリュウをめ、波動はどうまれることをかんがえラシードとたたかうのをなやんださいたたかいとは相手あいてり、おのれること」とおしえた。

こぶし / 波動はどう

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つよしこぶし辿たどいた波動はどう境地きょうちであり、ごうおに殺意さつい波動はどう対抗たいこうするごうけん波動はどうである。『ストIV』のリュウのプロローグによると「すべてをかえこぶし」で、リュウが目指めざし、えるべき境地きょうちでもあるという。波動はどうによるこぶし詳細しょうさいについては不明ふめいだが、本人ほんにんおよびごうおにのエンディングでは、殺意さつい波動はどう封印ふういんするちからっていることが示唆しさされている。

キャラクター性能せいのう

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リュウやケン、ごうおにとは同門どうもんだしという設定せっていから、使用しようするわざかれらとたものがおおいが、一部いちぶわざ独自どくじのアレンジがくわえられており、まったく性質せいしつことなるわざになっているものもすくなくない[8]代表だいひょうてきなものとして「昇龍しょうりゅうけん」をきんしゅとし、使用しよう制限せいげんがあるため[9]対空たいくう攻撃こうげきは「波動はどうけん」と「竜巻たつまき旋風せんぷうあし」を変化へんかさせたもので代用だいようしていることがげられる。

キャラクターの特徴とくちょうとしては、前方ぜんぽうからなな上空じょうくうまでけられる「つよし波動はどうけん」をじくに、だいダメージコンボをねら戦法せんぽう得意とくいとする。相手あいて空中くうちゅうかせるわざ豊富ほうふで、リュウたちのようないわゆる「波動はどう昇龍しょうりゅうけい」というよりも、先読さきよみと爆発ばくはつりょく重視じゅうしこう火力かりょくキャラクターであるといえる。

老齢ろうれいながら体力たいりょく気絶きぜつ耐久たいきゅうはリュウやケンと同等どうとう標準ひょうじゅんてきほこる。

わざ解説かいせつ

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通常つうじょう

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雷光らいこうとうあし〔らいこうとうきゃく〕
相手あいて背負しょげで地面じめんたたきつけ、がってきたところにりをむ。相手あいて前方ぜんぽうおおきくばされる。
てんおろし〔あまおろし〕
相手あいてあしすくうようにしてかかんだのちおおきく上空じょうくうげる。
このわざ自体じたい攻撃こうげきりょくはないが、相手あいて無防備むぼうび状態じょうたい落下らっかしてくるため空中くうちゅう追撃ついげき可能かのう
反面はんめん、そのぶん一般いっぱんてき通常つうじょうげよりもわざ発生はっせいおそく、猶予ゆうよ時間じかんながめに設定せっていされているためけされやすいという欠点けってんもある。
『オメガエディション』では相手あいて上空じょうくうげたのち上段じょうだんまわりで相手あいてかせ、手刀てがたなたたおとす。スーパーコンボでキャンセルが可能かのう

特殊とくしゅわざ

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鎖骨さこつくだき〔さこつくだき〕
しゃがみガード不能ふのう中段ちゅうだん判定はんてい手刀てがたなろす。リュウの使用しようする「鎖骨さこつり」とは動作どうさちがう。
天魔てんまそらあし
前方ぜんぽうジャンプ使用しよう可能かのう鋭角えいかく急降下きゅうこうかり。基本きほんてき性能せいのうごうおにのものとおなじだが、かまえがことなる。
こころり〔しんかいけり〕
『オメガエディション』で使用しよう元々もともと通常つうじょうわざのしゃがみちゅうキックで、しゃがみながらななじょうる。
上段じょうだんあしがたな
『オメガエディション』で使用しよう元々もともとはセービングアタックの攻撃こうげき動作どうさで、まえみつつあし側面そくめんりをむ。

必殺ひっさつわざ

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つよし波動はどうけん〔ごうはどうけん〕
てのひらめた道具どうぐとして片手かたてはなつ、つよしけん独自どくじの「波動はどうけん[8]
通常つうじょうの「波動はどうけん」とちがって、ボタンの強弱きょうじゃくたま速度そくどではなく発射はっしゃする角度かくど変化へんかするのが特徴とくちょうで、前方ぜんぽう正面しょうめんからなな上空じょうくうまでけることができる。また、ボタンをつづけることで可能かのうで、最大さいだいまでめてからはなつことでわざ威力いりょくげられる。なお『スパIV』のかくしボスばんめなくても最大さいだい状態じょうたいたまってくる。
EXばんでは、両手りょうて前方ぜんぽうななじょうかってたま発射はっしゃする2連発れんぱつになる。
『オメガエディション』ではEXばんの2はつ波動はどうけん軌道きどうをボタンのわせで変更へんこうできる。
  • 2はつとも正面しょうめんかってはなつ→「じゃく+なか
  • 前方ぜんぽうななじょうかってたま発射はっしゃする→「なか+つよし
  • 2はつともななじょうかってはなつ→「じゃく+つよし
閃空つよし衝波〔せんくうごうしょうは〕
片足かたあしちのかまえのまま前方ぜんぽうすべるように移動いどうしたのち[10]片手かたててのひらむ。アーマーブレイク属性ぞくせいきで、ヒット相手あいておおきくばす。
ごうおになどが使用しようする「阿修羅あしゅら閃空」に性質せいしつ[11]移動いどうちゅう無敵むてき時間じかん存在そんざいする。
EXばんでは両手りょうて使つかった2れんげきになり、2げきてのひら相手あいてたかかせることができる。
『オメガエディション』では、じゃくちゅうきょう性能せいのう変化へんかする。
  • そのてのひらむ→「じゃく
  • 前方ぜんぽう移動いどうしてEX閃空つよし衝波の2げきてのひら相手あいてたかかせる→「なか
  • 前方ぜんぽう移動いどうしててのひらむ→「つよし
竜巻たつまきつよし螺旋らせん〔たつまきごうらせん〕[12]
上段じょうだんまわりから垂直すいちょくがる「竜巻たつまき旋風せんぷうあし」に移行いこうする対空たいくうわざ
リュウたちの使用しようする「竜巻たつまき旋風せんぷうあし」とちがって真上まうえ上昇じょうしょうするようにわざすのが特徴とくちょう[8][10]。ヒット相手あいてげながら上昇じょうしょうしていき、最後さいごばす[8]。フルヒット威力いりょくおおきいが、わざえて落下らっかしているあいだ防備ぼうびになるためすきおおきい。
EXばんは、ヒット相手あいてんで左右さゆうまわしながら上昇じょうしょうしていくようになり威力いりょく増加ぞうかする。
『オメガエディション』では、じゃくちゅうきょうEXすべて、上段じょうだんまわりがヒットしないとその垂直すいちょくがる竜巻たつまき旋風せんぷうあしおこなわない。
空中くうちゅう竜巻たつまき旋風せんぷうあし〔くうちゅうたつまきせんぷうきゃく〕
空中くうちゅうで「竜巻たつまきつよし螺旋らせん」のコマンドを入力にゅうりょくするとこのわざ変化へんか。こちらはリュウとケンの使用しようするものと同名どうめいわざだが、かれらの使用しようするものとちがい、重力じゅうりょく慣性かんせい無視むししてかなら真横まよこぶのが特徴とくちょう[13]
EXばんわざちゅう任意にんい左右さゆう移動いどうできる。
『オメガエディション』では後方こうほうジャンプちゅうには発動はつどうできない。EXばん後方こうほうジャンプちゅうでも発動はつどうできるがわざちゅう任意にんい左右さゆう移動いどうできない。
きむつよし〔こんごうしん〕
発動はつどう同時どうじかまえをり、このとき対応たいおうした部位ぶい相手あいて攻撃こうげきけると、即座そくざうでろして反撃はんげきするわざ
発動はつどうのボタンによって対応たいおうできるたかさがことなり[14]対応たいおう部位ぶい以外いがいへの攻撃こうげきたいしては反撃はんげきできない。EXばんはどのたかさにも対応たいおう可能かのう
わざ最中さいちゅうはセービング(ハイパーアーマー状態じょうたいになるため、攻撃こうげきめた場合ばあい自身じしん一時いちじてきにダメージをける。また、たかさがえば道具どうぐたいしても反撃はんげきできるが、通常つうじょうばんもEXばんわざやアーマーブレイク属性ぞくせい攻撃こうげきには無力むりょく
ひゃくおにかさね〔ひゃっきしゅう〕
空中くうちゅうがり、そこからボタンにおうじた攻撃こうげき奇襲きしゅうわざごうおに使用しようするものとおなわざだが、モーションや派生はせいわざことなる[10]
EXばん相手あいて位置いちをサーチしてびかかるようになり、はじめに無敵むてき判定はんてい付与ふよされる。
ひゃくおにつよし〔ひゃっきごうざん〕
着地ちゃくちにそのあしばらいをはな下段げだんわざ。「ひゃくおにかさねなに追加ついか入力にゅうりょくがないと自動じどう発動はつどうする。
ヒット相手あいて転倒てんとうダウンさせる。
ひゃくおにつよしかべ〔ひゃっきごうへき〕
空中くうちゅう身構みがまえ、相手あいて攻撃こうげきを1かいだけえることができる防御ぼうぎょわざ着地ちゃくち同時どうじわざ終了しゅうりょうするが、着地ちゃくちした瞬間しゅんかんには若干じゃっかんすきがある。
セービングアタックとおないで、空中くうちゅうげやアーマーブレイク属性ぞくせい攻撃こうげきには無効むこう
ひゃくおにごう〔ひゃっきごうじん〕
天魔てんまそらあし」に急降下きゅうこうかりをはなつ。
ヒット相手あいて強制きょうせいてきたせる効果こうかつほか、必殺ひっさつわざあつかいのため「天魔てんまそらあし」とちがってガードされても体力たいりょくけずることが可能かのう
『スパIV』ではごうおに同名どうめいわざとともに、下段げだんガード可能かのう変更へんこうされている。
ひゃくおにつよし砕〔ひゃっきごうさい〕
着地ちゃくち地点ちてんにいる地上ちじょう相手あいてつかんでげるわざわざのためガード不能ふのうだが、空中くうちゅうにいる相手あいてにはまらない。
相手あいて頭部とうぶつかんでその顔面がんめんひざりをたたみながら上昇じょうしょうし、手刀てがたなんではたせる。
不動ふどうふるえ〔ふどうしん〕
『オメガエディション』で使用しよう気合きあいともふるえあしむ。EXばん直立ちょくりつ姿勢しせい地面じめんはな[15]
リーチはかなりみじかいが発生はっせいはやわざすきちいさいため連続れんぞくわざみやすい。反面はんめん、EXばん発生はっせいおそわざすきおおきいが、ヒットすると相手あいてひざくずれダウンさせられる。

スーパーコンボ

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きんしゅ昇龍しょうりゅうけん〔きんじて・しょうりゅうけん〕
きんしゅとしてみずか封印ふういんしていた「昇龍しょうりゅうけん」をはなつ。
おおきく1退しりぞ画面がめんけ、弟子でしのものとはぎゃくうで画面がめん手前てまえがわくようにしてはなつのが特徴とくちょうで、通常つうじょうの「昇龍しょうりゅうけん」より威力いりょく演出えんしゅつともに強力きょうりょくになっている。設定せっていじょうは「昇竜しょうりゅうけん」は殺意さつい波動はどうつながるわざであり、みずか禁忌きんきにしていたという経緯けいいがある[8]
リーチはみじかいが威力いりょくたかめで多段ただんヒットする。また、発生はっせいおそいものの無敵むてき時間じかんすぐれる。
『オメガエディション』での後方こうほうげである「てんおろし」のときにも発動はつどうすることが可能かのうで、発動はつどうするとばした相手あいてがクリーンヒットする位置いちちてくるまでこぶしりかぶったままつ。

ウルトラコンボ

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UC1 - しん昇龍しょうりゅうけん〔しん・しょうりゅうけん〕
きんしゅ昇龍しょうりゅうけん」の強化きょうかばん。『ストIII』でリュウが使用しようしていたわざであり、なんらかの関係かんけいせいにおわせている[8][10]
そので「昇龍しょうりゅうけん」をし、ヒット固定こてい演出えんしゅつ移行いこうみぎけんによるアッパーからひだりけんによる「昇龍しょうりゅうけん」につなげて追撃ついげきする[8][10]
なお初段しょだんがクリーンヒットしなかったときは多段ただんヒットする「昇龍しょうりゅうけん」となり、威力いりょく低下ていかする(クリーンヒットの70%程度ていど)。
UC2 - でん波動はどうけん〔でんじんはどうけん〕
おなじくリュウが使用しようする「でん波動はどうけん」と相似そうじであるわざ。『スパIV』で追加ついかされたわざで「ウルトラコンボ・II」として実装じっそう
りょうてのひらわせ、そのあいだめたのち前方ぜんぽう電気でんきびた「波動はどうけん」をはなつ。「つよし波動はどうけん同様どうよう可能かのうで、発動はつどうにボタンをつづけることで最大さいだい5段階だんかいまでわざ威力いりょくげられる。また、ウルトラコンボのなかでは例外れいがいてき相手あいて気絶きぜつ増加ぞうかさせられるのが特徴とくちょうで、ヒットだけでなくガードされた場合ばあいでも若干じゃっかん気絶きぜつあたえることができる。
威力いりょくは「しん昇龍しょうりゅうけん」よりもひくいものの、ヒットんだ相手あいて画面がめんはしにぶつかりかえってくるため追撃ついげき可能かのう
リュウの使用しようするどうわざは、殺意さつい波動はどう自身じしん層状そうじょう対流たいりゅうこすことで帯電たいでんさせているといわれており[16]対極たいきょく存在そんざいである波動はどう使つかかれが、ほんわざ使用しよう可能かのう理由りゆう不明ふめい

のメディアにおけるつよしこぶし

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姿すがた初出しょしゅつとなった『ストリートファイターII -RYU』以外いがいでは中平なかひら正彦まさひこによるコミカライズでもごうけんおおえがかれている。

漫画まんがストリートファイターZERO』(1995ねん)では、少年しょうねん時代じだいのリュウとケンとともに回想かいそうシーンに登場とうじょうする。どうさくではゲームでの設定せっていとはことなり、暗殺あんさつけん格闘技かくとうぎ昇華しょうかさせたのはとどろきてつとされている。また、「昇龍しょうりゅうけん」をきんしゅとする設定せってい登場とうじょうしており、そうとらずに「昇龍しょうりゅうけん」をはなったリュウをごうけんきびしく叱責しっせきする場面ばめんえがかれた。おまけ漫画まんが『そのだん(ダン)』ではごうけんはか登場とうじょうしているが、ごうおにとダンに破壊はかいされている。

漫画まんがRYU FINAL』(1997ねん)では少年しょうねん時代じだいのリュウとケンの回想かいそうシーンに登場とうじょうする。弟子入でしいりを志願しがんし、古寺ふるでらもんまえいち週間しゅうかんすわつづけたリュウに条件じょうけんとして、やまちかくのむらおそはじめたくまたおすようにいつける。広大こうだい山中さんちゅうくまいちひきさがすことは困難こんなんであり、さがせたとしても子供こどもひとぐまでは結果けっかあきらかであると、こぶしみちてるか、あるいはかというきびしい選択せんたくあたえた。つよしこぶしごうおにいちでは山野さんやくずれ、もりがなぎはらわれる様子ようすえがかれており、たたかいのすえごうおに勝利しょうりし、つよしこぶし数珠じゅずられている。このたたかいでごうけんまどかごくころせ使用しようしているが、ごうおにのものとはことなり、やまたにえるほどの巨大きょだい爆発ばくはつこすものとなっている。

『ストリートファイターZERO 外伝がいでんはるうらら旅立たびだちのあきら〜』のドラマCDでははるうららちちかいしん[17]格闘かくとうのライバルでもあり友人ゆうじんという設定せっていで、このつながりがきっかけとなり、かいしんさがはるうららごうけんのいるてらかったときにリュウと出会であう。こののちつよしこぶしかいしん2人ふたりっているじいさんと師匠ししょうのことをっているリュウから、たたかいで未熟みじゅくだったベガからかいしんたおしたのち、サイコパワーで強化きょうかされたベガがリュウとケンのまえごうけんたたかいをいどんだが、つよしこぶしが「波動はどうけん極意ごくい」を見破みやぶられないために、このわざふう敗北はいぼくしている[18]。さらに、このたたかいの直後ちょくごかいしんがカンフーをめたエピソードがかたられている。このCDでは「ゴウケン」という記述きじゅつになっている。

UDONによるアメリカンコミック『ストリートファイター ザ・コミック』ではごうおに殺害さつがいされている。はかには数珠じゅずがかけられていたがごうおにによってうばわれた。リュウの回想かいそうにも登場とうじょうごうおにたたかっているが、そのとき勝利しょうりおさめている。

OVA『ストリートファイターZERO: ジェネレーションズ』ではごうおにともわか姿すがたえがかれており、ゲームやコミカライズとは風貌ふうぼうことなる。

『ストリートファイターIV』発売はつばい発行はっこうされた『ストリートファイター アート・コミック・アンソロジー』において、『ストリートファイターII -RYU』の作者さくしゃである神崎かんざきすすむしん短編たんぺん漫画まんが復活ふっかつ RYU-After-』がえがかれ、つよしこぶし登場とうじょうしている。どうさくにおいてつよしこぶし生死せいしについては「殺意さつい波動はどうをまともにけて遺体いたいのこらなかったと勘違かんちがいした=つよしこぶし確認かくにんしたわけではなかった」とされており、つよしこぶしはか実際じっさい遺体いたい埋葬まいそうされているわけではなく「つよしこぶし最期さいごげたとされる廃寺はいじはかわり」ということになっている。

実写じっしゃ映画えいがストリートファイター 暗殺あんさつけん』ではわか修行しゅぎょうごうおにおにになるとき、リュウをひろとき、リュウとケンの旅立たびだちのときまでがえがかれている。つよしこぶし修行しゅぎょう時代じだい設定せっていは『ストリートファイターZERO ジェネレーションズ』にちかく、とどろきてつとどろきてつめいさやか、つよしこぶしごうおに静岡しずおかけん山奥やまおくらしている。リュウとケンの修行しゅぎょう時代じだい和歌山わかやまけんやまにあるてららし、波動はどうおしえるためにかつての修行しゅぎょうもどる。暗殺あんさつけん修行しゅぎょうをするなか、まだ殺意さつい波動はどうおしえないとどろきてつ反発はんぱつするごうおにと、ごうおにめようとするごうけんごうおに破門はもんされてからしばらくち、おにとなったごうおにもどってくるのをかんじ、とどろきてつまどかごくころせころされたところに到着とうちゃくたたかいをいどむが「うぬではまだ覚束おぼつかない」とわれる。さやかにおもいをせていたつよしこぶしだったが、さやかはごうおにおもいをせていたためいえる。つよしこぶしはただ1人ひとりひろいえ時間じかんごしていたがそこにあらわれたなぞ老人ろうじんれてきた少年しょうねんそだてることで自分じぶん自身じしんもどしていき、「殺意さつい波動はどう継承けいしょうしゃはこの一人ひとりしか存在そんざいゆるされない」という殺意さつい波動はどう歴史れきしはんする勇気ゆうきもどす。リュウとケンを殺意さつい波動はどう伝説でんせつまないようにするため、二人ふたりてらから旅立たびだったのちに、一人ひとりごうおにたたかう。

その

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  • 媒体ばいたいでは「師匠ししょうむすめ」とされるキャラクターが度々どど登場とうじょうしているが、公式こうしき設定せっていにはまれていない。『ゲーメスト』1987ねん10がつごうの『ストI』攻略こうりゃくページに掲載けいさいされた短編たんぺん漫画まんがでは、リュウが師匠ししょうむすめである恋人こいびとわかれをげて師匠ししょう敵討かたきうちのたびたという描写びょうしゃがあるが、これはもとゲーメストライターのてんきよしがカプコンの許諾きょだくなしに創作そうさくしたものであり、公式こうしき設定せっていではない[19]。『映画えいがストリートファイターII メモリアル公式こうしきファンブック』に掲載けいさい短編たんぺん漫画まんがにも師匠ししょうむすめ登場とうじょうするが、こちらも独自どくじ構成こうせいしたものであると記載きさいされている。
  • 『ストIV』稼動かどうまえ2008ねん4がつ1にちには、公式こうしきブログにて「シェンロン」とばれるしんキャラクターがシルエットだけ公開こうかいされた[20]。これはエイプリルフールのジョーク記事きじだった[21]が、シルエットには『ストIV』のごうけん使用しようされている。シェンロンとはおも英語えいごけんのプレイヤーあいだ都市とし伝説でんせつてき存在そんざいうわさされていたキャラクターで、『ストリートファイターII』でリュウの台詞せりふちゅうにある、「昇竜しょうりゅうけんやぶらぬかぎり、おまえはない!」の「昇龍しょうりゅうけん」の「昇龍しょうりゅう」を中国ちゅうごくみの「Sheng Long」と誤訳ごやくしたことがきっかけで発生はっせい[21]、ゲーム Electronic Gaming Monthly のエイプリルフール記事きじなんげられて定着ていちゃくした。また、一部いちぶ作品さくひんではリュウたちの師匠ししょうが「Sheng Long」として記載きさいされるなど、つよしこぶし同一どういつ存在そんざいとしてあつかわれることもあった。しかし『ストIV』でごうけん正式せいしき登場とうじょうしたことにより、英語えいごけんでもかれ名前なまえは「Gouken」で統一とういつされることになった。また、2017ねん4がつ1にち - 2にち(14)のみ、『ストV』の公式こうしきサイト「シャドルー格闘かくとう研究所けんきゅうじょ」の「キャラ図鑑ずかん」にて期間きかん限定げんてい記載きさいされていた[22]
  • 『ストIV』でかくしボスキャラクターとして登場とうじょうしたのちにプレイヤーキャラクターになったつよしこぶしではあったが『ストIV』におけるつよしこぶし自体じたい登場とうじょうは、アーケードばん稼動かどう先駆さきがけて公開こうかいされたアニメーションムービー『オリジナルアニメーション1 feat.リュウ』のほうさきである。ムービーちゅうでは、かつておこなわれたごうおにとのたたかいの様子ようすえがかれているほか、ムービーラストではんだはずのごうけんおぼしきおとこが、こぶしげてたき穿うが姿すがためくくられており、のゲーム本編ほんぺんでの登場とうじょうにおわせる演出えんしゅつがなされていた。

声優せいゆう

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格闘かくとうゲームでの担当たんとう声優せいゆう
その関連かんれん作品さくひんでの担当たんとう声優せいゆう

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ 神崎かんざきすすむしん、1991ねん - 1994ねん、『ファミリーコンピュータMagazine』に連載れんさい
  2. ^ ごうおにはつ登場とうじょうは1994ねんの『スーパーストリートファイターII X』。
  3. ^ スーパーストリートファイターIV・オフィシャルブログ「質問しつもんこたえちゃうシリーズ(11)」 - ウェイバックマシン(2010ねん3がつ29にちアーカイブぶん) - 2010ねん03がつ26にち、2022ねん12月3にち閲覧えつらん
  4. ^ キャラ図鑑ずかん025:つよしこぶし | キャラ図鑑ずかん | 活動かつどう報告ほうこくしょ | CAPCOM:シャドルー格闘かくとう研究所けんきゅうじょ
  5. ^ 『ストリートファイター アート・コミック・アンソロジー』に収録しゅうろく
  6. ^ 『ストリートファイターIV / スーパーストリートファイターIV オフィシャルコンプリートワークス』カプコン、2010ねん6がつ25にち、88ぺーじISBN 978-4-86233-262-2 
  7. ^ 家庭かていようばん公式こうしきサイト・ストリートファイターIV・ビギニング(つよしこぶしより。
  8. ^ a b c d e f g 家庭かていようばんではつよしこぶし操作そうさ可能かのう 『ストリートファイターIV』”. ファミ通ふぁみつう.com. 2018ねん1がつ17にち閲覧えつらん
  9. ^ スーパーコンボ・ウルトラコンボでのみ使用しよう
  10. ^ a b c d e リュウとケンのつよしこぶしが『ストリートファイターIV』に乱入らんにゅう”. 電撃でんげきオンライン. 2018ねん1がつ17にち閲覧えつらん
  11. ^ ストリートファイターEX』シリーズの「阿修羅あしゅら閃空」のかまえとほぼおなじもの。
  12. ^ 当初とうしょ発動はつどうのボイスは「竜巻たつまき旋風せんぷうあし」だったが、の『スパIV』で「竜巻たつまきつよし螺旋らせん」に変更へんこうされている。
  13. ^ 『ストリートファイターII´TURBO』のリュウの空中くうちゅう竜巻たつまき旋風せんぷうあしおなじ。
  14. ^ 『ストIV』と『スパIV』ではたか位置いちひく位置いちの2段階だんかい、『スパIV・AE』ではそれらにくわえ、その中間ちゅうかん位置いちへの3段階だんかい
  15. ^ 対戦たいせん開始かいしデモの動作どうさ
  16. ^ ゲーメストムック『ストリートファイターIII ファンブック』のオフィシャル回答かいとうより。
  17. ^ 実際じっさいは「ワン・カイシン」と名前なまえっているが、ブックレットには正確せいかく名前なまえ記述きじゅつされていない。
  18. ^ このときらったわざはヘッドプレス。
  19. ^ ゲーゆめエリア51へんうたてせいアート・ドット・ワークス【インタビューへん】』2011ねん、216ぺーじ
  20. ^ 公式こうしきブログ4がつ1にち
  21. ^ a b 公式こうしきブログ 4がつ2にち記事きじ
  22. ^ キャラ図鑑ずかん800:シェンロン|キャラ図鑑ずかん|シャドルー格闘かくとう研究所けんきゅうじょ閉鎖へいさ

参考さんこう文献ぶんけん

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関連かんれん項目こうもく

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