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ラリッサのピロン

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ラリッサのフィロンから転送てんそう

ラリッサのピロンラリッサのフィロンえい: Philo of Larissa古希こき: Φίλων ὁ Λαρισσαῖοςぜん159/158ねん - ぜん84/83ねん[1])は、古代こだいギリシアヘレニズム哲学てつがくしゃアカデメイア懐疑かいぎ主義しゅぎ最後さいご学頭がくとう英語えいごばん

人物じんぶつ[編集へんしゅう]

テッサリアラリッサ出身しゅっしん[2]アテナイしんアカデメイア学頭がくとうクレイトマコス英語えいごばん弟子でしとなり、ぜん110/109ねん学頭がくとう継承けいしょうする[2]ぜん88ねんだいいちミトリダテス戦争せんそう戦禍せんかローマうつり、キケロカトゥルスローマじん哲学てつがく修辞しゅうじがく講義こうぎする[2]ローマ哲学てつがく)。

弟子でし中期ちゅうきプラトン主義しゅぎものアンティオコスがいた。ピロンののち、アカデメイアはこう5世紀せいきアテナイのプルタルコス再興さいこうするまで歴史れきしおもて舞台ぶたいから姿すがたすことになった。

著作ちょさく思想しそう[編集へんしゅう]

おおくの著作ちょさくがあったがすべ散佚さんいつした[2]ストバイオス抜粋ばっすいしゅう学説がくせつつたわる[1][3]。またキケロアウグスティヌス言及げんきゅうつたわる[3]

ピロンの立場たちばについては、近代きんだい以降いこう諸説しょせつあるが、カルネアデスのような急進きゅうしんてき懐疑かいぎ主義しゅぎでなく、穏健おんけん懐疑かいぎ主義しゅぎだったと推測すいそくされる[2][3]。「だい4アカデメイア」の創始そうししゃともわれる[2]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

  1. ^ a b Brittain, Charles; Osorio, Peter (2006-10-05). “Philo of Larissa” (英語えいご). スタンフォード哲学てつがく百科ひゃっか事典じてん. https://plato.stanford.edu/ENTRIES/philo-larissa/. 
  2. ^ a b c d e f 松原まつばら國師こくし「ピローン(ラーリーサの)」『西洋せいよう古典こてんがく事典じてん京都大学きょうとだいがく学術がくじゅつ出版しゅっぱんかい、2010ねん、1010ぺーじISBN 9784876989256 
  3. ^ a b c ジャン・ブラン ちょ戸塚とつか七郎しちろう わけ『プラトン』白水しろみずしゃ文庫ぶんこクセジュ 326〉、1962ねん、31-33ぺーじISBN 978-4560053263 

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]