リュウキュウガモぞく

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リュウキュウガモぞく
オオリュウキュウガモ
オオリュウキュウガモ Dendrocygna arcuata
分類ぶんるい
ドメイン : かく生物せいぶつ Eukaryota
さかい : 動物界どうぶつかい Animalia
もん : 脊索せきさく動物どうぶつもん Chordata
もん : 脊椎動物せきついどうぶつもん Vertebrata
つな : とりつな Aves
: カモ Anseriformes
: カモ Anatidae
ぞく : リュウキュウガモぞく Dendrocygna
たね

リュウキュウガモぞく(リュウキュウガモぞく、Dendrocygna)は、とりつなカモカモふくまれるぞく

分布ぶんぷ[編集へんしゅう]

アフリカ大陸たいりくきたアメリカ大陸あめりかたいりくみなみアメリカ大陸あめりかたいりくユーラシア大陸たいりく西にしインド諸島しょとうインドネシアオーストラリアスリランカパプアニューギニアマダガスカル[1][2][3]

形態けいたい[編集へんしゅう]

最大さいだいしゅハシグロリュウキュウガモ[2]全長ぜんちょう48-56センチメートル[1]つばさちょう23-27センチメートル[2]最小さいしょうしゅリュウキュウガモ[2]全長ぜんちょう41センチメートル[4]つばさちょう17-20.4センチメートル[2]。頸部はなが[2][4]尾羽おは小型こがた[2]つばさ大型おおがた幅広はばひろ[2][3]

後肢あとあしなが[4]胴体どうたい後方こうほう位置いちする[2]。趾がながく、じょうまることができる[2]

たまごからしろ[2]

分類ぶんるい[編集へんしゅう]

生態せいたい[編集へんしゅう]

湖沼こしょういけ河川かせんマングローブはやし河口かこうなどに生息せいそくする[2]後肢あとあし胴体どうたい後方こうほう位置いちするため、地表ちひょうではやや直立ちょくりつした姿勢しせいをとる[2][3][4]本属ほんぞく構成こうせいしゅ英語えいごけんでの呼称こしょうwhistling duckや、本属ほんぞく別名べつめいフエフキガモはごえ口笛くちぶえ(whistling)のようにこえることに由来ゆらいする[2][3]たねによって程度ていどことなるがじょうまることが、英語えいごけんでの呼称こしょうtree duckの由来ゆらいになっている[2][3]

しょくせい植物しょくぶつしょく傾向けいこうつよ雑食ざっしょくで、果実かじつ種子しゅしなどをべる[2][3]

繁殖はんしょく形態けいたい卵生らんせい雌雄しゆうおな行動こうどう求愛きゅうあいする[2]。アシなどのしげみやほらつくったり、鳥類ちょうるい古巣ふるす利用りようする[2]ざいには綿めん使つかわない[2]。オスもかかえたまごいくひなおこなうこともある[2]

人間にんげんとの関係かんけい[編集へんしゅう]

開発かいはつ干拓かんたくによる生息せいそく破壊はかい乱獲らんかくなどにより生息せいそくすう減少げんしょうしているたねもいる[1]

画像がぞう[編集へんしゅう]

参考さんこう文献ぶんけん[編集へんしゅう]

  1. ^ a b c 小原おはら秀雄ひでおうらほん昌紀まさき太田おおた英利ひでとし松井まつい正文まさふみ編著へんちょ動物どうぶつ世界せかい遺産いさん レッド・データ・アニマルズ3 中央ちゅうおうみなみアメリカ』、講談社こうだんしゃ2001ねん、62-63、183ぺーじ
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t 黒田くろだ長久ちょうきゅう森岡もりおか弘之ひろゆき監修かんしゅう世界せかい動物どうぶつ 分類ぶんるい飼育しいく (ガンカモ)』、財団ざいだん法人ほうじん東京とうきょう動物どうぶつえん協会きょうかい1980ねん、14-18ぺーじ
  3. ^ a b c d e f 黒田くろだ長久ちょうきゅう監修かんしゅう C.M.ペリンズ、A.L.A.ミドルトンへん動物どうぶつだい百科ひゃっか7 鳥類ちょうるいI』、平凡社へいぼんしゃ1986ねん、105-106ぺーじ
  4. ^ a b c d 高野たかの伸二しんじ 『フィールドガイド 日本にっぽん野鳥やちょう 増補ぞうほ改訂かいていばん』、日本にっぽん野鳥やちょうかい2007ねん、38-39ぺーじ

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]