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リーゼル・ヴェステルマン(Liesel Westermann-Krieg、1944年11月2日 - )は、旧西ドイツの陸上競技選手。1968年メキシコシティーオリンピックの銀メダリストである。ニーダーザクセン州ディープホルツ郡スリンゲン出身。
ヴェステルマンは、1960年代を代表する女子円盤投選手である。クラブチームのTuSスリンゲン、ハノーファー96、バイエル・レバークーゼンに所属していた。1963年から1976年の間、西ドイツ選手権を10回制し、1967年には女性初となる60m越えの世界新記録(61m26)を樹立。一度は世界記録を奪われたものの、1968年のメキシコオリンピックの直前には62m54と2度目の世界新記録を樹立した。
メキシコオリンピックでは、ルーマニアのリア・マノリウに敗れたものの、57m76で銀メダルを獲得。オリンピックの翌年には2度にわたり世界記録を更新(62m70、63m96)した。
引退後のヴェステルマンはノルトライン=ヴェストファーレン州の高校で体育と社会科教師を務めていた。1990年代になり、ゾーリンゲンに一時移った後、ニーダーザクセン州の文化省に勤務することとなり、ハノーファーに移った。また、ヴェステルマンは自由民主党の党員となり、1990年代にドイツ連邦議会選挙、ノルトライン=ヴェストファーレン州議会選挙に立候補したがいずれも落選した。
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