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レスリー・マッコーエン

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア（Wikipedia）』
レスリー・マッコーエン
2010年ねんに撮影さつえいされたレスリー・マッコーエン。
基本きほん情報じょうほう
生誕せいたん (1955-11-12) 1955年ねん11月12日にち
出身しゅっしん地ち スコットランドの旗 スコットランド エディンバラ
死没しぼつ (2021-04-20) 2021年ねん4月がつ20日はつか（65歳さい没ぼつ）
ジャンル ロック
職業しょくぎょう 歌手かしゅ
レーベル Eastworld
共同きょうどう作業さぎょう者しゃ ベイ・シティ・ローラーズ

レスリー・マッコーエン（Leslie McKeown [məˈkjuːən]、1955年ねん11月12日にち - 2021年ねん4月がつ20日はつか）は、1970年代ねんだい半なかばに全盛期ぜんせいきのベイ・シティ・ローラーズのリード・ボーカルを務つとめたスコットランドの歌手かしゅ[1]。愛称あいしょうのレス・マッコーエン (Les McKeown) として言及げんきゅうされることもある[1]。

生涯しょうがい[編集へんしゅう]

1955年ねん11月12日にち、マッコーエンはエディンバラで生うまれた。彼かれの両親りょうしんは、エディンバラに移住いじゅうした北きたアイルランドのアイルランド人じんであった[2]。彼かれは15歳さいで学校がっこうを離はなれ、最初さいしょのバンド Threshold に参加さんかした[3]。

マッコーエンは、1973年ねん末すえから1978年ねんまで、ベイ・シティ・ローラーズのリード・ボーカルを務つとめた。これは1964年ねんの結成けっせい以来いらいの初代しょだいのボーカリストだったゴードン・"ノビー"・クラーク (Gordon "Nobby" Clark) が、芸術げいじゅつ性せいを理由りゆうにバンドを離はなれた後のちを埋うめるためであった。彼かれの在籍ざいせきした時期じきはバンドが最もっとも多おおくレコードを売うり、世界中せかいじゅうでコンサートをおこなった時期じきであった。1978年ねん末まつ、バンドはマッコーエンと別わかれ、次ついでマネージャーだったタム・ペイトンを解雇かいこして、新あらたに、よりロック志向しこうを強つよめた路線ろせんに進すすんだ。バンド名めいは単純たんじゅんにローラーズ (the Rollers) とされた。代かわってダンカン・フォール (Duncan Faure) が、新あらたなリード・ボーカル、ギタリスト、作曲さっきょく家かとしてバンドに加くわわった。

一方いっぽう、マッコーエンは、ソロ活動かつどうに乗のり出だし、自身じしんのバンドとしてエゴ・トリップ (Ego Trip) を組くんで、よりポップな路線ろせんに進すすんだ。他たの元もとメンバーとの問題もんだいがあったため、マッコーエンはベイ・シティ・ローラーズで成功せいこうした日本にっぽんやドイツで演奏えんそうした[4]。 1980年代ねんだい後半こうはんには、音楽おんがくプロデューサーのディーター・ボーレンによってドイツで再ふたたびチャートに戻もどった[5]。1990年ねんにはユーロビジョン・ソング・コンテストのイギリス予選よせんに参加さんかし、「Ball And Chain」を歌うたってテレビ投票とうひょうで第だい4位いに入はいった[6]。1980年ねんにザ・タイガースの大だいヒット曲きょくをカバーした「銀河ぎんがのロマンス (SILVIE MY LOVE) / 花はなの首飾くびかざり (YOU'RE THE WOMAN FOR ME) 」を発売はつばいして、日本にっぽん中ちゅうの話題わだいをさらってくれた。1990年代ねんだい以降いこうは、当時とうじのメンバーやその他たのメンバーとともに組くんだバンドで、あるいはソロで、ベイ・シティ・ローラーズのレパートリーを再ふたたび歌うたうようになった[6]。2013年ねん以降いこうは、「ベイ・シティ・ローラーズ」を名義めいぎに含ふくむ形かたちのバンドを率ひきいての来日らいにち公演こうえんもしばしばおこなっている[7][8][9]。

2021年ねん4月がつ20日はつか、自宅じたくで死去しきょ[10]。死因しいんは不明ふめい。65歳さい没ぼつ。

私生活しせいかつ[編集へんしゅう]

マッコーエンは、私生活しせいかつ面めんで様々さまざまな問題もんだいを抱かかえてきた。彼かれは、19歳さいの時ときにデートレイプの被害ひがいに遭あう[11]。1975年ねん、高齢こうれいの女性じょせいを死亡しぼうさせる自動車じどうしゃ事故じこを起おこし有罪ゆうざい判決はんけつを受うけた。1970年代ねんだい後半こうはん以降いこう、彼かれはアルコール依存いぞん症しょうや薬物やくぶつ依存いぞん症しょうに陥おちいった[12][13]。マッコーエンは、1978年ねんに出会であった日本人にっぽんじん女性じょせい、月岡つきおか啓子けいこと1983年ねんに結婚けっこんし、息子むすこ(ジュウベエ)が一人ひとり生うまれたが、夫婦ふうふの絆きずなは十分じゅうぶんに強つよいものではなく、彼かれは密ひそかに複数ふくすうの男性だんせいたちとの性的せいてき関係かんけいにも依存いぞんしていた[11]。1986年ねん、彼かれはコカインを断たち、2002年ねんの両親りょうしんの死没しぼつを機きに2000年代ねんだい初はじめから再起さいきした[2][12]。2008年ねんから2009年ねんにかけては、様々さまざまな種類しゅるいの依存いぞん症しょうに悩なやむスターたちがその克服こくふくを目指めざすテレビ番組ばんぐみ『Living Rehab』に出演しゅつえんした。この番組ばんぐみには4か月げつ間あいだ出演しゅつえんし、過去かこの私生活しせいかつの秘密ひみつを語かたり、収録しゅうろくの中なかで、自分じぶんの両りょう性愛せいあいについてそれまでそれを知しらなかった妻つまの前まえで告白こくはくした[11]。

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

[脚注きゃくちゅうの使つかい方かた]
  1. ^ a b “レスリー・マッコーエン プロフィール”. CDJournal. 2021年ねん3月がつ14日にち閲覧えつらん。
  2. ^ a b “Still on a roll: Former Bay City Roller Les McKeown” (英語えいご). Belfast Telegraph (2015年ねん5月がつ24日にち). 2021年ねん3月がつ14日にち閲覧えつらん。
  3. ^ Gail Bell (2018年ねん). “Les McKeown's Bay City Rollers frontman has 'drawn a blank' on his northern roots” (英語えいご). 2020年ねん6月がつ1日にち閲覧えつらん。
  4. ^ “Ego Trip” (英語えいご). lesmckeown.com. 2020年ねん6月がつ1日にち閲覧えつらん。
  5. ^ “Les McKeown” (英語えいご). moderntalking.ru. 2020年ねん6月がつ1日にち閲覧えつらん。
  6. ^ a b Simon Spence (2016) (英語えいご). When The Screaming Stops: The Dark History Of The Bay City Rollers. Omnibus Press. pp. 576. ISBN 9781783059379. https://books.google.fr/books?id=66A2DQAAQBAJ&pg=PT321&lpg=PT321&dq=les+mckeown+eurovision+ball+chain&source=bl&ots=l4bo7dDV_Z&sig=ACfU3U0BFjrJgSANA8TY9qMKnSLNVFBLrg&hl=fr&sa=X&ved=2ahUKEwjurrXQoOHpAhXj8OAKHWksAlIQ6AEwEXoECAoQAQ#v=onepage&q=les%20mckeown%20eurovision%20ball%20chain&f=false 
  7. ^ “ベイ・シティ・ローラーズ レスリー・マッコーエン16年ねんぶりの来日らいにちに熱狂ねっきょう的てきファンが集結しゅうけつ”. CDJournal (2013年ねん12月12日にち). 2021年ねん3月がつ14日にち閲覧えつらん。
  8. ^ “【インタビュー】ベイ・シティ・ローラーズ「本当ほんとうに幸しあわせを感かんじるよ」”. barks (2018年ねん1月がつ12日にち). 2021年ねん3月がつ14日にち閲覧えつらん。
  9. ^ “レスリー・マッコーエン率ひきいるベイ・シティ・ローラーズ、2020年ねんに来日らいにちツアー決定けってい！”. rockin'on (2019年ねん6月がつ20日はつか). 2021年ねん3月がつ14日にち閲覧えつらん。
  10. ^ "ベイ・シティ・ローラーズのボーカル死去しきょ 65歳さい". 朝日新聞あさひしんぶんデジタル. 朝日新聞社あさひしんぶんしゃ. 23 April 2021. 2021年ねん4月がつ23日にち閲覧えつらん。
  11. ^ a b c Rebecca Pocklington (2018年ねん). “‘I hit rock bottom’: Bay City Rollers star’s ‘wild’ gay affairs and addiction” (英語えいご). startsat60. 2020年ねん6月がつ1日にち閲覧えつらん。
  12. ^ a b “Les McKeown” (英語えいご). The Sunday Herald. (2003年ねん9月がつ). https://peterross.scot/articles/les-mckeown/ 
  13. ^ “Les McKeown,Bay City Rollers frontman,dies aged 65”. The Guardian. (2021年ねん4月がつ22日にち). https://www.theguardian.com/music/2021/apr/22/les-mckeown-frontman-for-bay-city-rollers-dies-aged-65 2021年ねん4月がつ24日にち閲覧えつらん。 

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]

オリジナル・アルバム
その他たのアルバム
おもなシングル
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