上原うえはら平太郎へいたろう

上原うえはら平太郎へいたろう

上原うえはら 平太郎へいたろう（うえはら へいたろう、1872年ねん12月20日はつか（明治めいじ5年ねん11月20日にち）- 1950年ねん（昭和しょうわ25年ねん）10月がつ8日にち）は、日本にっぽんの陸軍りくぐん軍人ぐんじん、政治せいじ家か。最終さいしゅう階級かいきゅうは陸軍りくぐん中将ちゅうじょう。衆議院しゅうぎいん議員ぎいん。

経歴けいれき

香川かがわ県けんで上原うえはら秀次郎ひでじろうの長男ちょうなんとして生うまれる。1896年ねん5月27日にち、陸軍りくぐん士官しかん学校がっこう（7期き）を卒業そつぎょうし、1897年ねん1月がつ25日にち、陸軍りくぐん歩兵ほへい少尉しょういに任官にんかん。義和よしかず団だんの乱らん、日にち露ろ戦争せんそうに出征しゅっせい。陸軍りくぐん大だい学校がっこう（17期き）で学まなび、1903年ねん11月28日にちに卒業そつぎょうした。

以後いご、参謀さんぼう本部ほんぶ部員ぶいん、陸軍りくぐん大だい学校がっこう教官きょうかん、第だい4師団しだん参謀さんぼう、歩兵ほへい第だい62連隊れんたい長ちょう、第だい11師団しだん参謀さんぼう長ちょう、陸軍りくぐん航空こうくう部ぶ附ふ、航空こうくう部員ぶいんなどを歴任れきにん。1921年ねん7月がつ20日はつか、陸軍りくぐん少将しょうしょうに進すすみ近衛このえ歩兵ほへい第だい1旅団りょだん長ちょうに就任しゅうにん。航空こうくう部ぶ附ふを経へて、1923年ねん8月がつ6日にち、陸軍りくぐん航空こうくう学校がっこう長ちょうに転任てんにんし、1924年ねん5月17日にち、航空こうくう学校がっこうを改編かいへんした所沢ところざわ陸軍りくぐん飛行ひこう学校がっこう長ちょうに就任しゅうにん。1926年ねん3月2日にち、陸軍りくぐん中将ちゅうじょうに進すすみ、1927年ねん7月がつ26日にち、第だい20師団しだん長ちょうに親おや補ほされた。1930年ねん８月がつ1日にちに待命たいめい、同月どうげつ29日にち予備よび役やく編入へんにゅうとなる。

1932年ねん2月がつ、第だい18回かい衆議院しゅうぎいん議員ぎいん総そう選挙せんきょで香川かがわ県けん第だい一いち区くから立憲りっけん政友せいゆう会かい所属しょぞくで出馬しゅつばして当選とうせんし、衆議院しゅうぎいん議員ぎいんを一いち期き務つとめた。その他た、帝国ていこく自動車じどうしゃ (株かぶ) 重役じゅうやく、高周波こうしゅうは精密せいみつ機械きかい (株かぶ) 重役じゅうやくを務つとめた。

栄典えいてん

位階いかい

• 1926年ねん（大正たいしょう15年ねん）4月がつ2日にち - 従したがえ四よん位い

勲章くんしょう

• 1926年ねん（大正たいしょう15年ねん）4月がつ26日にち - 勲くん二に等とう瑞宝章ずいほうしょう

親族しんぞく

• 木村きむら武たけ千代ちよ - 長女ちょうじょの夫おっと。衆議院しゅうぎいん議員ぎいん。
• 木村きむら義雄よしお - 孫まご。参議院さんぎいん議員ぎいん、衆議院しゅうぎいん議員ぎいん。
• 水島みずしま廣雄ひろお - 次女じじょの夫おっと。そごう社長しゃちょう・会長かいちょう。
• 板谷いたや康男やすお - 三男さんなん。板谷いたや順助じゅんすけの娘むすめと結婚けっこんし、板谷いたや商船しょうせん取締役とりしまりやく・志村化工しむらかこう常務じょうむ。

参考さんこう文献ぶんけん

• 秦はた郁いく彦編へん『日本にっぽん陸海りくかい軍ぐん総合そうごう事典じてん』第だい2版はん、東京大学とうきょうだいがく出版しゅっぱん会かい、2005年ねん。
• 外山とやま操みさお編へん『陸海りくかい軍ぐん将官しょうかん人事じんじ総覧そうらん 陸軍りくぐん篇へん』芙蓉ふよう書房しょぼう出版しゅっぱん、1981年ねん。
• 福川ふくかわ秀樹ひでき『日本にっぽん陸軍りくぐん将官しょうかん辞典じてん』芙蓉ふよう書房しょぼう出版しゅっぱん、2001年ねん。
• 衆議院しゅうぎいん・参議院さんぎいん『議会ぎかい制度せいど百ひゃく年ねん史し - 衆議院しゅうぎいん議員ぎいん名鑑めいかん』大蔵省おおくらしょう印刷いんさつ局きょく、1990年ねん。
• 人事じんじ興信所こうしんじょ編へん『人事じんじ興信録こうしんろく』第だい10版はん 上じょう、1934年ねん。
• 人事じんじ興信所こうしんじょ編へん『人事じんじ興信録こうしんろく』第だい13版はん 上じょう、1941年ねん。