与謝野よさの礼厳れいごん

与謝野よさの 礼厳れいごん（よさの れいごん、文政ぶんせい6年ねん9月13日にち（1823年ねん10月16日にち） - 明治めいじ31年ねん（1898年ねん）8月がつ17日にち）は、日本にっぽんの僧侶そうりょ・歌人かじん。

来歴らいれき・人物じんぶつ

文政ぶんせい6年ねん（1823年ねん）、丹後たんご国こく温江あつえ村むら（現在げんざいの与謝野よさの町まち温江あつえ）にて、細見ほそみ儀ただし右みぎ衛門えもんの次男じなんとして生うまれる。幼少ようしょう時じに出家しゅっけし、与謝野よさの町まち加悦かやの浄福寺じょうふくじで修行しゅぎょうし、京都きょうとの西本願寺にしほんがんじで得度とくどする。生うまれの地ちにちなみ、与謝野よさの姓せいを名乗なのるようになる。

幕末ばくまつには勤皇きんのう討幕とうばく運動うんどうに貢献こうけんする。明治維新めいじいしん後こうは、療病りょうびょう院いんや鉱泉こうせん場じょうを開設かいせつし、および小学校しょうがっこう開設かいせつの必要ひつよう性せいを説といた。

また歌人かじんとしては、1万まん7100余よ首しゅもの歌稿かこうを残のこしており、のちに斎藤さいとう茂吉しげよしは「明治めいじ初期しょきに出でた特色とくしょくのある歌人かじんの一人ひとり」として高たかく評価ひょうかしている。

明治めいじ31年ねん（1898年ねん）に死去しきょ、享年きょうねん76（満まん74歳さい）。大正たいしょう6年ねん（1917年ねん）、従したがえ五ご位いを追贈ついぞうされた。

家族かぞく・親族しんぞく

• 息子むすこ - 赤松あかまつ照あきら幢（妻つまは赤松あかまつ連れん城じょうの娘むすめ）
• 息子むすこ - 与謝野よさの鉄幹てっかん（歌人かじん。妻つまは与謝野よさの晶子あきこ）
• 孫まご - 赤松あかまつ智さとし城じょう（宗教しゅうきょう学者がくしゃ）
• 孫まご - 赤松あかまつ克麿かつまろ（社会しゃかい主義しゅぎ運動うんどう家か、政治せいじ家か）
• 孫まご - 赤松あかまつ常子つねこ（労働ろうどう運動うんどう家か、政治せいじ家か）
• 孫まご - 与謝野よさの秀しげる（外交がいこう官かん。妻つまは与謝野よさの道子みちこ）
• 曾孫そうそん - 与謝野よさの馨かおる（政治せいじ家か）
• 曾孫そうそん - 与謝野よさの達いたる（金融きんゆう家か）
• 曾孫そうそん - 与謝野よさの文子ふみこ（詩人しじん、美術びじゅつ評論ひょうろん家か、フランス文学ぶんがく者しゃ）
• 曾孫そうそん - 与謝野よさの久ひさ（建築けんちく家か）
• 玄孫げんそん - 与謝野よさの信しん（政治せいじ家か）

外部がいぶリンク

• 『与謝野よさの礼厳れいごん』 - コトバンク
• 与謝野よさの 礼厳れいごん：作家さっか別べつ作品さくひんリスト - 青空あおぞら文庫ぶんこ