九きゅう能のう小太刀こだち

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九きゅう能のう 小太刀こだち（くのう こだち）は、高橋たかはし留美子るみこの漫画まんが『らんま1/2』、及およびその派生はせい作品さくひんに登場とうじょうする架空かくうの人物じんぶつ。アニメでの声優せいゆうは島津しまつ冴子さえこ。

人物じんぶつ

九きゅう能のう帯刀たいとうの妹いもうとで、聖せいヘベレケ女学院じょがくいんに通かよう高校生こうこうせい。16歳さい。所属しょぞくする新体操しんたいそう部ぶではエースで、リボンを自由自在じゆうじざいに使つかうことができる。黙だまっていればなかなかスタイルの良よい美人びじんだが、兄あに同様どうよう性格せいかくには非常ひじょうに難なんがあり、変態へんたい的てきなことから男女だんじょ共どもに人気にんきはあまりない。

登場とうじょう時じや去さり際さいに黒くろ薔薇ばらを撒まき散ちらすことから、異名いみょうは「黒くろ薔薇ばらの小太刀こだち」である。

料理りょうりや茶道さどうがかなり上手じょうずであるが、同時どうじに薬くすりを仕込しこんでいることも多おおいため、小太刀こだちの本性ほんしょうを知しっている者もの（主おもに兄あにの帯刀たいとうや乱らん馬ば。ただし2人ふたりとも1度どは引ひっかかっている）からは警戒けいかいされ、まともに食たべてはもらえない。

とかげ幼稚園ようちえんに通かよっていた頃ころ、鷺ノ宮さぎのみや飛鳥ひちょうというライバルがおり、彼女かのじょと10年ねん後ごに彼氏かれし比くらべで勝負しょうぶする約束やくそくをしていた。そんな中なか、乱らん馬ばに一目惚ひとめぼれし、あの手てこの手てで乱らん馬ばを自分じぶんのものにしようと企たくらむ。兄あに・帯刀たいとうをして「陰険いんけんで執念深しゅうねんぶかく、気立きだてが悪わるいが、根ねもひねくれていて、狙ねらった男おとこは逃にがさない」と評ひょうされており、勝かつためなら卑怯ひきょうな手段しゅだんも躊躇ためらわず使つかう。事実じじつ、新体操しんたいそう（もしくは格闘かくとう新体操しんたいそう）での大会たいかいでは相手あいて校こうの選手せんしゅを闇やみ討うちして出場しゅつじょう不能ふのうにさせるという陰険いんけんな手段しゅだんを平然へいぜんと使つかっている。一方いっぽう、卑怯ひきょうな手てを使つかっているとはいえ、格闘かくとう新体操しんたいそうのルールでらんまに敗やぶれた際さいには潔いさぎよく自分じぶんの負まけを認みとめている。また、乱らん馬ば（男おとこ状態じょうたい）とらんま（女おんな状態じょうたい）が同どう一人物いちじんぶつであることに気きづいていないため、らんま（女おんな状態じょうたい）のことも乱みだれ馬ばを巡めぐる恋敵こいがたきと認識にんしきして敵対心てきたいしんを燃もやしている。

アニメではオリジナル話ばなしで多おおく登場とうじょうし、原作げんさくでも中盤ちゅうばん以降いこう登場とうじょう回数かいすうが増加ぞうかした。原作げんさくの後半こうはんでは、シャンプー、久遠寺くおんじ右京うきょうとともに登場とうじょうすることが増ふえた。一方いっぽうで、原作げんさくでは父ちちの九きゅう能のう校長こうちょうとの絡がらみが一いち度どもなかった（アニメオリジナルエピソードでは父ちち娘むすめの絡がらみはあった）。

格闘かくとう新体操しんたいそう

小太刀こだちが得意とくいとする格闘技かくとうぎ。素手すでで攻撃こうげきを行おこなうことが禁きんじられており、新体操しんたいそうで使用しようする道具どうぐを使つかって攻撃こうげきする。基本きほん的てきには新体操しんたいそうで使用しようする道具どうぐであれば、あらゆる仕掛しかけが許ゆるされるほか、その場ばの思おもい付つきで道具どうぐを利用りようしても、審判しんぱん団だんが「有効ゆうこう」とすれば認みとめられる。

技わざ

千手せんじゅ棍棒こんぼう乱みだれ打うち（せんじゅこんぼうみだれうち）

格闘かくとう新体操しんたいそう奥義おうぎ。一見いっけん『棍棒こんぼうをあまりに速はやく打うち出だしているために、何なん十じゅう本ほんもあるように増ふえて見みえる』が、実じつは「本当ほんとうに数すう多おおくの棍棒こんぼうを同時どうじに操みさおつり打うち出だす」技わざ。アニメ版ばんでは20本ほんもの棍棒こんぼうを片手かたてで繰くり出だすという人間にんげん離ばなれした技巧ぎこうを見みせている。技わざの正体しょうたいを知しった観客かんきゃくからも「卑怯ひきょうを通とおり越こして（ある意味いみで）凄すごい！」と驚おどろかれていた。

その他た

• 島津しまつ冴子さえこは、『らんま1/2』のイベントでは、必かならずと言いっていいほどドレスを着用ちゃくようしていた。