五十嵐いがらし英樹ひでき

五十嵐いがらし 英樹ひでき

2017年ねん11月23日にち 横浜よこはまスタジアムにて
基本きほん情報じょうほう
国籍こくせき	日本にっぽん
出身しゅっしん地ち	大阪おおさか府ふ貝塚かいづか市し
生年月日せいねんがっぴ	(1969-08-23) 1969年ねん8月がつ23日にち（54歳さい）
身長しんちょう 体重たいじゅう	184 cm 90 kg
選手せんしゅ情報じょうほう
投球とうきゅう・打席だせき	右みぎ投とう右みぎ打だ
ポジション	投手とうしゅ
プロ入いり	1992年ねん ドラフト3位い
初はつ出場しゅつじょう	1993年ねん4月がつ11日にち
最終さいしゅう出場しゅつじょう	2000年ねん8月がつ26日にち
経歴けいれき（括弧かっこ内ないはプロチーム在籍ざいせき年度ねんど）
東海大学工業高等学校とうかいだいがくこうぎょうこうとうがっこう 三菱重工みつびしじゅうこう神戸こうべ 横浜よこはまベイスターズ (1993 - 2001)
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五十嵐いがらし 英樹ひでき（いがらし ひでき、1969年ねん8月がつ23日にち - ）は、大阪おおさか府ふ出身しゅっしんの元もとプロ野球やきゅう選手せんしゅ（投手とうしゅ）。愛称あいしょうはヒゲ魔神まじん、デン助すけ、デンちゃん。

現在げんざいは、横浜よこはまDeNAベイスターズのピッチングアナリスト。

来歴らいれき

プロ入いり前まえ

小学校しょうがっこう3年生ねんせいの頃ころから本格ほんかく的てきに野球やきゅうを始はじめた。

東海大工とうかいだいこう高だかでは、同期どうきで捕手ほしゅの吉永よしなが幸一郎こういちろうとバッテリーを組くみ、3年ねん夏なつの静岡しずおか大会たいかいで準決勝じゅんけっしょうまで進出しんしゅつ。

高校こうこう卒業そつぎょう後ごは、社会しゃかい人じん野球やきゅうの三菱重工みつびしじゅうこう神戸こうべに入団にゅうだん。

1991年ねんにチーム投手とうしゅ陣じんで最年長さいねんちょうとなると頭角とうかくを表あらわしたが、同年どうねんの都市とし対抗たいこう野球やきゅうでは1回戦かいせんで新しん日本にっぽん製鐵せいてつ大分おおいたにコールド負まけを喫きっし、自身じしんの登板とうばんも勝敗しょうはいがほぼ決けっした後のちだった。

1992年ねんはチームは都市とし対抗たいこう野球やきゅう出場しゅつじょうを逃のがしたものの、同僚どうりょうの後藤ごとう利幸としゆきとともに神戸製鋼こうべせいこうの補強ほきょう選手せんしゅとして本戦ほんせんに出場しゅつじょうし、2回戦かいせんで先発せんぱつして本田技研ほんだぎけんを8回かい途中とちゅうまで5安打あんだ2失点しってんに抑おさえ、味方みかたの逆転ぎゃくてん勝利しょうりを呼よび込こんだ。1992年ねんのプロ野球やきゅうドラフト会議かいぎにて横浜よこはまベイスターズから3位い指名しめいを受うけ、契約けいやく金きんと年俸ねんぽうそれぞれ6,000万まん円えん、750万まん円えん（いずれも推定すいてい）で入団にゅうだん契約けいやくを結むすんでいる。

NPB選手せんしゅ時代じだい

1993年ねんシーズンは開幕かいまくから一軍いちぐん入いりしたが4月がつ25日にちの対たいヤクルト戦せんでは押おし出だしで初はつ敗戦はいせんとなるサヨナラ負まけを喫きっした。5月28日にちには二に軍ぐんへ降格こうかくし、イースタン・リーグでも打うち込こまれたが一軍いちぐんに昇格しょうかくすると8月がつ11日にちの対たい広島ひろしま戦せんで初はつセーブを挙あげている。8月がつ14日にちには一軍いちぐん初はつ勝利しょうりも達成たっせいした。

1994年ねんシーズンは5月21日にちの対たい広島ひろしま戦せんでプロ初はつ先発せんぱつを経験けいけんし、13試合しあいに先発せんぱつ。

1995年ねんシーズンは先発せんぱつ・リリーフでフル回転かいてんし、契約けいやく更改こうかいではほぼ倍増ばいぞうの年俸ねんぽう3,600万まん円えん（推定すいてい）となっている。

1996年ねんシーズンは盛田もりた幸みゆき妃ひが先発せんぱつ転向てんこうしたこともあり、本格ほんかく的てきにセットアッパーに専念せんねん。7月がつ26日にちから28日にちまでの対たい広島ひろしま3連戦れんせんでは3試合しあい全すべてに登板とうばんし、同どう一いちカード3連戦れんせん3連勝れんしょうを記録きろくしている。チーム全体ぜんたいで風疹ふうしんが流行はやってしまい先発せんぱつ投手とうしゅが足たらず、数かず試合しあい先発せんぱつ登板とうばんしたがシーズンでは自己じこ最多さいたの46試合しあいに登板とうばんし、自己じこ最多さいたの9勝しょうを挙あげた。

1997年ねんシーズンは先発せんぱつ転向てんこうを予定よていされていたがシーズン開幕かいまく前まえに右みぎひじを故障こしょうし手術しゅじゅつ、前半ぜんはん戦せんはほぼ治療ちりょうに専念せんねんした。一軍いちぐん復帰ふっき後ごは中継なかつぎとして36試合しあいに登板とうばんし、被ひ本塁打ほんるいだは0本ほんを記録きろく、チームは7年ねんぶりのAクラス入いりを果はたし、契約けいやく更改こうかいでは現状げんじょう維持いじの5,200万まん円えん（推定すいてい）となっている。

1998年ねんシーズンは開幕かいまくは故障こしょうで二に軍ぐんスタートだったが5月がつに一軍いちぐん初はつ登板とうばんすると、佐々木ささき主浩おもひろへつなぐセットアッパーとして40試合しあいに登板とうばん。8月がつ28日にちの対たい広島ひろしま戦せんでは7点てんリードから1点てん差さまで追おい上あげられた7回かい表ひょう無死むし二に、三塁さんるいのピンチで登板とうばんし、4番ばんの金本かなもと知とも憲けんから始はじまる打順だじゅんを三さん者しゃ連続れんぞく三振さんしんに仕留しとめ、優勝ゆうしょうへのターニングポイントを乗のり切きった。同年どうねんのシーズンは島田しまだ直也なおやに次つぐリーグ3位いのリリーフポイント15.00をはじめ、5勝しょう2敗はい1S、防御ぼうぎょ率りつ2.61の成績せいせきでリーグ優勝ゆうしょうに貢献こうけんした。西武せいぶライオンズとの日本にっぽんシリーズでは第だい5戦せんに2番手ばんてとして登板とうばんし、鈴木すずき健けんとルディ・ペンバートンに本塁打ほんるいだを打うたれている。同年どうねんのシーズンオフには800万まん円えん増ぞうの年俸ねんぽう6,000万まん円えんと出来高できだか払ばらい2,000万まん円えん（いずれも推定すいてい）で3年ねん契約けいやくを結むすんだ。

1999年ねんシーズンはキャンプで右みぎひじの痛いたみを訴うったえ、全治ぜんち2ヶ月かげつと診断しんだんされ、2回かい目めの手術しゅじゅつを受うけた。以降いこうは完全かんぜんに回復かいふくせず。

2001年ねんシーズンオフに戦力せんりょく外がい通告つうこくを受うけ、現役げんえきを引退いんたい。その場ばで球団きゅうだんに申もうし出でて、翌年よくねんから打撃だげき投手とうしゅとなることが決きまった。

現役げんえき引退いんたい後ご

2002年ねんシーズンから2006年ねんシーズンまでは、横浜よこはまの打撃だげき投手とうしゅを務つとめた。その後ご、同どう球団きゅうだんのスコアラーへ転身てんしん。2022年ねんからは投手とうしゅに特とく化かしたピッチングアナリストとして一軍いちぐん投手とうしゅを支ささえている。

選手せんしゅとしての特徴とくちょう・人物じんぶつ

ランナーがいない状態じょうたいでもセットポジションから典型てんけい的てきなアーム式しき投とう法ほうから140km/h台たいの速球そっきゅうとキレのあるスライダーに加くわえ、シュートやフォークボールを投なげていた。スライダーは1997年ねんの右みぎひじ手術しゅじゅつ後ごに球速きゅうそくが増ましたという。

しかしアーム式しきの投とう法ほう故こ、故障こしょうしやすく年間ねんかん通とおして1軍ぐんでシーズンを終おえることは一いち度どもなかった。

気きの小ちいささをカバーするため、生はやしたヒゲがトレードマークとなり、佐々木ささき主浩おもひろの「大だい魔神まじん」にちなんで「ヒゲ魔神まじん」という愛称あいしょうで呼よばれた。「デンちゃん」というあだ名なは風貌ふうぼうがコメディアンの大宮おおみやデン助すけ（大宮おおみや敏さとし充たかし）に似にていることから付つけられた。

詳細しょうさい情報じょうほう

年度ねんど別べつ投手とうしゅ成績せいせき

年とし 度ど	球たま 団だん	登とう 板いた	先さき 発はつ	完かん 投とう	完かん 封ふう	無む 四よん 球たま	勝かち 利り	敗はい 戦せん	セ 丨 ブ	ホ 丨 ル ド	勝かち 率りつ	打だ 者もの	投とう 球たま 回かい	被ひ 安やす 打だ	被ひ 本ほん 塁るい 打だ	与あずか 四よん 球たま	敬けい 遠とお	与あずか 死し 球たま	奪だつ 三さん 振ふ	暴 投とう	ボ 丨 ク	失しつ 点てん	自じ 責せめ 点てん	防ぼう 御お 率りつ	W H I P
1993	横浜よこはま	27	0	0	0	0	2	3	1	--	.400	185	40.1	42	6	30	4	2	29	1	1	23	22	4.91	1.79
1994		30	13	0	0	0	3	3	1	--	.500	367	81.0	84	2	45	0	6	51	3	0	43	35	3.89	1.59
1995		36	17	0	0	0	6	8	2	--	.429	547	126.1	131	13	55	4	3	89	3	0	67	67	4.77	1.47
1996		46	2	0	0	0	9	6	2	--	.600	331	77.1	67	3	36	3	5	59	0	0	31	29	3.38	1.33
1997		37	0	0	0	0	6	3	0	--	.667	145	33.2	36	0	13	2	2	27	2	1	14	13	3.48	1.46
1998		40	0	0	0	0	5	2	1	--	.714	170	41.1	40	4	9	0	2	28	1	0	14	12	2.61	1.19
1999		24	0	0	0	0	0	3	2	--	.000	122	26.2	38	3	6	0	0	18	3	0	19	16	5.40	1.65
2000		5	0	0	0	0	0	0	0	--	----	20	4.1	8	2	0	0	0	1	0	0	4	4	8.31	1.85
通算つうさん：8年ねん		245	32	0	0	0	31	28	9	--	.525	1887	431.0	446	33	194	13	20	302	13	2	215	198	4.13	1.48

記録きろく

• 初はつ登板とうばん：1993年ねん4月がつ11日にち、対たい読売よみうりジャイアンツ2回戦かいせん（東京とうきょうドーム）、7回かい裏うらに3番手ばんてで救援きゅうえん登板とうばん、1回かい無む失点しってん
• 初はつ奪だつ三振さんしん：同上どうじょう、7回かい裏うらに駒田こまだ徳いさお広ひろから空振からぶり三振さんしん
• 初はつセーブ：1993年ねん8月がつ11日にち、対たい広島東洋ひろしまとうようカープ19回戦かいせん（横浜よこはまスタジアム）、9回かい1死しに3番手ばんてで救援きゅうえん登板とうばん・完了かんりょう、2/3回かい無む失点しってん
• 初はつ勝利しょうり：1993年ねん8月がつ14日にち、対たいヤクルトスワローズ17回戦かいせん（明治めいじ神宮じんぐう野球やきゅう場じょう）、8回かい裏うらに3番手ばんてで救援きゅうえん登板とうばん・完了かんりょう、2回かい無む失点しってん
• 初はつ先発せんぱつ：1994年ねん5月がつ21日にち、対たい広島東洋ひろしまとうようカープ6回戦かいせん（富山とやま市民しみん球場きゅうじょうアルペンスタジアム）、4回かい0/3を無む失点しってん
• 初はつ先発せんぱつ勝利しょうり：1994年ねん6月がつ2日にち、対たいヤクルトスワローズ11回戦かいせん（横浜よこはまスタジアム）、5回かい0/3を4失点しってん（自責じせき点てん3）

背番号せばんごう

• 13 （1993年ねん - 2001年ねん）
• 96 （2002年ねん - 2006年ねん）

関連かんれん項目こうもく

• 大阪おおさか府ふ出身しゅっしんの人物じんぶつ一覧いちらん
• 横浜よこはまDeNAベイスターズの選手せんしゅ一覧いちらん

外部がいぶリンク

• 個人こじん年度ねんど別べつ成績せいせき 五十嵐いがらし英樹ひでき - NPB.jp 日本にっぽん野球やきゅう機構きこう
• 選手せんしゅの各国かっこく通算つうさん成績せいせき Baseball-Reference (Japan)