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五社神社(ごしゃじんじゃ)は、大阪府池田市鉢塚に鎮座する神社。
聖武天皇の神亀元年(724年)、僧行基が多羅山若王寺を創建し、その鎮守社として建てられたと伝える。
鎌倉時代若王寺が真言宗に属し、社殿の背後の鉢塚古墳石室内に石造十三重塔を造立し、金剛界五仏を本地仏とし、五社大明神と号した。
- 五社神社十三重塔(石造) 国の重要文化財(昭和34年6月27日指定) 室町時代前期
- 高さ5mほどで、基礎は半ば土に埋もれているが、一面を2区に分けて、格狭間を表し、塔身は薄く彫り沈めた月輪の中に金剛界四仏の種子を配している。この地に熊野信仰が行われた際の造立。昭和10年(1935年)10月14日重要美術品に認定され、昭和34年(1959年)に国の重要文化財に指定された。
- 鉢塚古墳上部所在経塚出土品 池田市指定文化財 考古資料第2号(昭和53年10月31日指定)鎌倉時代