南京なんきんの真実しんじつ

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南京なんきんの真実しんじつ
第だい1部ぶ「七なな人にんの死刑しけい囚しゅう」
監督かんとく 水島みずしま総そう
脚本きゃくほん 水島みずしま総そう
製作せいさく 水島みずしま総そう
出演しゅつえん者しゃ 浜畑はまはた賢吉けんきち
藤巻ふじまき潤じゅん
寺田てらだ農みのり
音楽おんがく 風戸かざと慎まこと介かい
編集へんしゅう 水島みずしま総そう
公開こうかい 2008年ねん（第だい1部ぶ）
上映じょうえい時間じかん 170分ふん
製作せいさく国こく 日本の旗 日本にっぽん
言語げんご 日本語にほんご
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『南京なんきんの真実しんじつ』（なんきんのしんじつ）は、日本にっぽんの映画えいが作品さくひん。監督かんとくは水島みずしま総そう。全ぜん三さん部ぶ作さくを予定よてい。2008年ねん1月がつ、第だい1部ぶ「七なな人にんの死刑しけい囚しゅう」を公開こうかいした。

概要がいよう[編集へんしゅう]

「南京なんきん攻略こうりゃく戦せんの正確せいかくな検証けんしょうと真実しんじつを全ぜん世界せかいに伝つたえる映画えいが」と称しょうして製作せいさくされ、日にち中ちゅう戦争せんそう下したの南京なんきん事件じけんを「歴史れきし的てき事実じじつに基もとづく政治せいじ的てき創作そうさく」として描えがく。制作せいさく主旨しゅしとして、映画えいが『南京なんきん』（2007年ねん、アメリカ）を「中国共産党ちゅうごくきょうさんとう政府せいふによる国際こくさい的てき情報じょうほう戦争せんそう（プロパガンダ）の一環いっかん」と位置いちづけ、「自虐じぎゃく史観しかんに毒どくされた歴史れきし認識にんしきを打破だはし、『南京なんきん大だい虐殺ぎゃくさつ』などは虚構きょこうであったということを証明しょうめいしたい」と監督かんとくの名なで表明ひょうめいしている[1]。

2008年ねん1月がつ、第だい1部ぶ「七なな人にんの死刑しけい囚しゅう」を公開こうかい。日本にっぽん国内こくないにおいては『産経新聞さんけいしんぶん』に小ちいさい記事きじが掲載けいさいされたのみにとどまった[2]。

2017年ねん1月がつ、第だい3部ぶ「支ささえ那な事変じへんと中国共産党ちゅうごくきょうさんとう」を公開こうかい。

第だい2部ぶ、第だい4部ぶ、第だい5部ぶも公開こうかいを目指めざし製作せいさくを予定よていしている。関連かんれん情報じょうほうをウェブサイトのスタッフブログ（#外部がいぶリンク）に掲載けいさいしている。

第だい1部ぶの試写ししゃ会かい・上映じょうえい会かい[編集へんしゅう]

2007年ねん12月14日にちに東京とうきょうの九段会館くだんかいかんで第だい1部ぶの試写ししゃ会かいを行おこなう予定よていだったが、撮影さつえい開始かいしの遅おくれに伴ともない完成かんせいも遅おくれたために試写ししゃ会かいは行おこなわれず、代かわりに「撮影さつえい完了かんりょう報告ほうこく大会たいかい」として南京なんきん攻略こうりゃく戦せんに従軍じゅうぐんした元もと兵士へいしらの語かたり、南京なんきん事件じけんに関かんするシンポジウムなどが行おこなわれた[1]。

2008年ねん1月がつ25日にちに第だい一部いちぶ『七なな人にんの死刑しけい囚しゅう』試写ししゃ会かいと（第だい一部いちぶの）完成かんせい披露ひろう記者きしゃ会見かいけんがよみうりホールで行おこなわれ、自民党じみんとう、民主党みんしゅとうの（右派うはに属ぞくする）国会こっかい議員ぎいん8名めいが出席しゅっせきした[3]。同年どうねん4月がつと8月がつには靖国神社やすくにじんじゃ遊ゆう就館にて上映じょうえいされた。また4月がつ14日にちには国会こっかい内うちの講堂こうどうで国会こっかい議員ぎいん向むけの試写ししゃ会かいが行おこなわれ、自民党じみんとう、民主党みんしゅとうの国会こっかい議員ぎいん16名めいが参加さんかした[4]。

日本にっぽん全国ぜんこくでの自主じしゅ上映じょうえい会かいを募集ぼしゅうしている[5]。

第だい3、4部ぶの試写ししゃ会かい・上映じょうえい会かい[編集へんしゅう]

『正論せいろん』2016年ねん12月号ごうの、映画えいが『南京なんきんの真実しんじつ』製作せいさく日誌にっしのコラム上じょうにて、第だい一部いちぶの続編ぞくへんは2017年ねん初頭しょとうより全国ぜんこくで公開こうかいの予定よていと告知こくちされた。『南京なんきんの真実しんじつ』第だい二に部ぶはアメリカロケを敢行かんこうし、『ザ・レイプ・オブ・南京なんきん』の著者ちょしゃアイリス・チャンの謎なぞの死しにも探求たんきゅうした大作たいさくのため、『南京なんきんの真実しんじつ 第だい三さん部ぶ 南京なんきんへの道みち』『南京なんきんの真実しんじつ 第だい四よん部ぶ 南京なんきん攻略こうりゃく戦せんとその後ご』を先行せんこうして製作せいさく、公開こうかいする運はこびとなったという。

2017年ねん1月がつ30日にち第だい三さん部ぶ『支ささえ那な事変じへんと中国共産党ちゅうごくきょうさんとう』の試写ししゃ会かいが東京とうきょうのユーロスペースで行おこなわれた。

シリーズ構成こうせい[編集へんしゅう]

  • 第だい1部ぶ「七なな人にんの死刑しけい囚しゅう」（テーマ：A級きゅう戦犯せんぱん）東京とうきょう裁判さいばんにおける判決はんけつにより、処刑しょけいされた7人にん（いわゆるA級きゅう戦犯せんぱん6名めいとBC級きゅう戦犯せんぱん1名めい）の死刑しけい直前ちょくぜんの最後さいごの一いち日にちを、B級きゅう戦犯せんぱんとして処刑しょけいされた松井まつい石いし根ねを主人公しゅじんこうとして描えがく。
  • 第だい2部ぶ「反論はんろん・検証けんしょう編へん」（ドキュメンタリー）（制作せいさく予定よてい）
  • 第だい3部ぶ「支ささえ那な事変じへんと中国共産党ちゅうごくきょうさんとう」
  • 第だい4部ぶ（制作せいさく予定よてい）
  • 第だい5部ぶ（制作せいさく予定よてい）
続編ぞくへんとして第だい2部ぶ「反論はんろん・検証けんしょう編へん」（ドキュメンタリー）より先さきに、第だい3部ぶを完成かんせい。続つづいて第だい4部ぶ、第だい5部ぶのドキュメント映画えいがを製作せいさく予定よてい。[6]

出演しゅつえん者しゃ[編集へんしゅう]

第だい1部ぶ出演しゅつえん者しゃ

スタッフ[編集へんしゅう]

書籍しょせき[編集へんしゅう]

  • 『1937南京なんきんの真実しんじつ』水島みずしま総そう原作げんさく、前田まえだ俊夫としお作画さくが、映画えいが『南京なんきんの真実しんじつ』製作せいさく委員いいん会かい・チャンネル桜さくらエンタテインメント製作せいさく・監修かんしゅう、飛鳥新社あすかしんしゃ、2008年ねん12月。ISBN 978-4-87031-891-5。 
第だい3部ぶ（当初とうしょは第だい1部ぶ）「アメリカ編へん」の脚本きゃくほんを漫画まんが化かしたもの。

DVD[編集へんしゅう]

  • 2012年ねんより、チャンネル桜さくらで「南京なんきんの真実しんじつ 第だい一部いちぶ 七なな人にんの『死刑しけい囚しゅう』」のDVDを販売はんばいしている（1枚まい3,000円えん）[1]。

エピソード[編集へんしゅう]

  • 製作せいさく費ひとして予定よていしていた3億おく円えんは、うち4,000万まん円えんを監督かんとくの水島みずしまが代表だいひょうを務つとめる日本にっぽん文化ぶんかチャンネル桜さくら側がわが準備じゅんび[9]し、残のこり2億おく6,000万まん円えんについては団体だんたい・個人こじんから1口くち1万まん円えんの寄付きふを募つのった。その後ご、寄付きふ総額そうがくが制作せいさく予算よさんに達たっしたため全額ぜんがくを寄付きふ金きんで賄まかなうこととなった[10]。
  • 製作せいさくに必要ひつような資料しりょうの収集しゅうしゅうは、山田やまだ順じゅんの娘むすめが渡米とべいしておこなった（山田やまだによると、藤井ふじい厳いわお喜きを通とおして依頼いらいがあったという）[11]。
  • 当初とうしょは中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこく内うちでのロケーション撮影さつえいも検討けんとうしたものの、内容ないようが中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこく政府せいふの主張しゅちょうと相反あいはんするため実現じつげんしなかった。また、第だい1部ぶを「アメリカ編へん」としアメリカでの撮影さつえいを行おこなうため準備じゅんびを進すすめていたが制作せいさく延期えんきとなった。そのため、第だい2部ぶとしていた「七なな人にんの死刑しけい囚しゅう」を第だい1部ぶに回まわし、アメリカ編へんは第だい3部ぶとして仕切しきり直なおしすることとなった。
  • 石原いしはら慎太郎しんたろう、阿おもね羅ら健一けんいち、岡崎おかざき久ひさ彦、櫻井さくらいよしこ、佐藤さとう勝巳かつみ、篠沢しのざわ秀夫ひでお、水間みずま政憲まさのり、西尾にしお幹みき二になどが賛同さんどう者しゃに名なを連つらねている[12]。
  • 処刑しょけい直前ちょくぜんのワインを白しろい紙かみコップに注そそぐシーンを巡めぐり水間みずまと対立たいりつ。水島みずしまはGHQが日本にっぽんの業者ぎょうしゃに作つくらせたと主張しゅちょう。しかし“日本にっぽんで飲料いんりょう用紙ようしコップの生産せいさんが開始かいしされたのは、1954年ねん（昭和しょうわ29年ねん）のこと”とメーカーである東ひがし罐かん興業こうぎょうのサイトにあり[13]、松井まつい石いし根ねらの死刑しけい執行しっこう日び（1948年ねん12月23日にち）と矛盾むじゅんする。

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

  1. ^ a b c 映画えいが「南京なんきんの真実しんじつ」関連かんれん情報じょうほう, チャンネル桜さくら, http://www.ch-sakura.jp/topix/264.html 2014年ねん8月がつ4日にち閲覧えつらん。 
  2. ^ 黄き文雄ふみお・呉善花おぞんふぁ・石平いしだいららは、日本にっぽんのジャーナリズムは、中国人ちゅうごくじんが撮とった反日はんにちの映画えいがは取とり上あげるが、中国ちゅうごくの公式こうしき見解けんかいに反はんする日本人にっぽんじんが撮とった映画えいがは、無視むしして取とり上あげないと述のべている（黄き文雄ふみお・呉善花おぞんふぁ・石平いしだいら『帰化きか日本人にっぽんじん – だから解ほどける日本人にっぽんじんの美点びてん・弱点じゃくてん』 李白りはく社しゃ 2008年ねん）
  3. ^ “「南京なんきんの真実しんじつ」完成かんせい披露ひろう記者きしゃ会見かいけん 保守ほしゅ系けい政治せいじ家かが集結しゅうけつ”. 産経新聞さんけいしんぶん. (2008年ねん1月がつ25日にち). https://megalodon.jp/2008-0125-2241-28/sankei.jp.msn.com/politics/situation/080125/stt0801251839007-n1.htm 2010年ねん8月がつ10日とおか閲覧えつらん。 
  4. ^ 映画えいが「南京なんきんの真実しんじつ」、国会こっかい内ないで試写ししゃ会かい CBCニュース2008年ねん4月がつ15日にち
  5. ^ 「上映じょうえい会かい開催かいさい要項ようこう」
  6. ^ “チャンネル桜さくら | ◆ 映画えいが「南京なんきんの真実しんじつ」関連かんれん情報じょうほう － 第だい三さん部ぶ「支ささえ那な事変じへんと中国共産党ちゅうごくきょうさんとう」 上映じょうえい会かい主催しゅさい者しゃ 募集ぼしゅう！”. www.ch-sakura.jp. 2019年ねん3月がつ28日にち閲覧えつらん。
  7. ^ a b c d e 南京なんきん攻略こうりゃく戦せんに参加さんかしている人物じんぶつであり2007年ねん12月6日にちに開催かいさいされた参戦さんせん勇士ゆうし九きゅう人にんが「南京なんきん事件じけん」の真実しんじつを語かたった「南京なんきん陥落かんらく七なな十じゅう年ねん国民こくみんの集つどい」（協力きょうりょく:南京なんきん事件じけんの真実しんじつを検証けんしょうする会かい）に参加さんかし、その記録きろくはDVDとなっている（ISBN 978-4-89831-294-0）
  8. ^ WiLL (雑誌ざっし)2008年ねん1月がつ号ごうに水島みずしまが寄稿きこうした文ぶん『「閉とざされた表現ひょうげん空間くうかん」としてのテレビ』にその経緯けいいが記載きさいされている。
  9. ^ モラロジー研究所けんきゅうじょ『れいろう』 2007年ねん4月がつ号ごう「この人ひとに聞きく」
  10. ^ “「南京なんきん大だい虐殺ぎゃくさつ」を疑うたがう日本にっぽん映画えいが『南京なんきんの真実しんじつ』”. AFPBB News (AFP). (2007年ねん12月13日にち). https://www.afpbb.com/articles/-/2325221 2015年ねん5月がつ6日にち閲覧えつらん。 
  11. ^ 山田やまだ順じゅん「南京なんきん大だい虐殺ぎゃくさつと、“日本人にっぽんじん”としての娘むすめの戦たたかい 私わたしと両親りょうしんと娘むすめにとっての「現代げんだい史し」 (5/7)」『東洋とうよう経済けいざいオンライン』、東洋経済新報社とうようけいざいしんぽうしゃ、2013年ねん4月がつ3日にち、2014年ねん1月がつ19日にち閲覧えつらん。 
  12. ^ 賛同さんどう者しゃ一覧いちらん（2008年ねん1月がつ24日にち現在げんざい）
  13. ^ トーカンのコネタ 東ひがし罐かん興業こうぎょう

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]

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