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延寿県(えんじゅ-けん)は中華人民共和国黒竜江省ハルビン市に位置する県。県人民政府の所在地は延寿鎮。国家級貧困県に指定されている。
北西を賓県(県級行政区)、北東を方正県(県級行政区)、東部・南部・西部を尚志市(県級市)と行政区境を接している。
省道203号と並走するように、南西から北東にかけてアムール川(黒竜江)へと続く松花江の支流である螞蜒河(中国語版)が本県を縦断するように流れている。
また、北部の方正県との県境付近に関門山ダム (延寿)(中国語版)と、南部の玉河鎮に新城ダム (延寿)(中国語版)がある。
清代はギリン(吉林)将軍の管轄地であり。清末より本格的な入植が開始された。人口の増加にともない1902年(光緒28年)1月11日に設置された長寿県を前身とする。中華民国が成立すると四川省に同名県が存在したことから、1914年(民国3年)に同賓県と、1929年に更に延寿県に改称され現在に至る。
下部に6鎮、3郷を管轄:
- 鎮:延寿鎮、六団鎮、中和鎮、加信鎮、延河鎮、玉河鎮
- 郷:安山郷、寿山郷、青川郷
- 省道
- 203省道
- 哈爾浜市延寿県人民医院
- 延寿県中医院