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富錦市(ふきん-し)は中華人民共和国黒竜江省ジャムス市に位置する県級市。松花江下流沿岸の重要な内陸河港と農地開墾の基地である。
中国地名の変遷
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建置
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1881年
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使用状況
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富錦市 |
明 | 富提希衛 |
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清 | 富克錦協領 富克錦設治局(1905年) 富錦県(1909年) |
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中華民国 | 富錦県 |
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満洲国 | 富錦県 |
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現代 | 富錦県 富錦市(1988年) |
富錦市は黒竜江省東北部、松花江下流南岸の三江平原の中腹に位置しており、地形は主に沖積平原である。ゲルマニウムの埋蔵量が比較的大きい。市域内に沼沢は広く分布しており、七星河・三環湖などの湿地保護区がある。年平均気温は2℃、降水量は540mm。
県名はホジェン語で「川辺の高台」を意味する。
1409年(永楽7年)に明代により富提希衛が設置された。清代になると1881年(光緒7年)に富克錦協領が設置され、1905年(光緒31年)に富克錦設治局が設置された。1909年(宣統元年)に富錦県と改められた。1988年8月に県級市に昇格し現在に至る。
2街道、11鎮を管轄:
- 街道:城東街道、城西街道
- 鎮:富錦鎮、長安鎮、硯山鎮、頭林鎮、興隆崗鎮、宏勝鎮、向陽川鎮、二竜山鎮、上街基鎮、錦山鎮、大楡樹鎮
漢族が主で、モンゴル族、回族、チベット族、苗族、ホジェン族、ウイグル族、シベ族 、ダウール族、朝鮮族など18の少数民族が住む。
このあたりの土壤はすべて黒土で、土質は肥沃、農業が発達しており、主に大豆、小麦、水稲、トウモロコシ、甜菜などの食糧とガチョウ、羊などの禽畜を産する。黒竜江省の重要な農墾基地で、いくつもの大型農場が建設されている。
工業には機械製造、食用油加工、建材などがある。
鉱産に石灰石、花崗岩、陶土、川砂利(河卵石)がある。
富錦港は松花江下流の天然の深水良港であり、また鉄道は福前線が運行され、現在はロシアとの貿易が主に行なわれている。
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