(Translated by https://www.hiragana.jp/)
向井潤吉 - Wikipedia コンテンツにスキップ

向井むかい潤じゅん吉きち

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア（Wikipedia）』
向井むかい潤じゅん吉きち

向井むかい 潤じゅん吉きち（むかい じゅんきち、1901年ねん（明治めいじ34年ねん）11月30日にち - 1995年ねん（平成へいせい7年ねん）11月14日にち）は、日本にっぽんの洋画ようが家か。戦前せんぜんから戦後せんごにかけて活躍かつやく、40年ねん以上いじょうに渡わたり北海道ほっかいどうから鹿児島かごしままでを旅たびし、生涯しょうがい古ふるい民家みんかの絵えを描えがき続つづけ「民家みんかの向井むかい」と呼よばれた洋画ようが家かであった。

弟おとうとは彫刻ちょうこく家かでマネキン制作せいさく会社かいしゃ「七彩しちさい」初代しょだい社長しゃちょうの向井むかい良吉りょうきち[1]（1918〜2010）、長男ちょうなんは元もとTBSディレクターで萩本はぎもと欽一きんいちを育そだてた事ことで有名ゆうめいな向井むかい爽也。

生涯しょうがい

[編集へんしゅう]

生おい立たち

[編集へんしゅう]

京都きょうと市し下京しもぎょう区く仏ふつ光こう寺てら通どおりに父ちち・才ざい吉きちと母はは・津つ禰の長男ちょうなんとして生うまれる[2]。父ちちはもともと宮大工みやだいくの家柄いえがらで東本願寺ひがしほんがんじの建築けんちくにも関かかわった。潤じゅん吉きちが物心ぶっしんついた頃ころには、家いえで10人にん近ちかい職人しょくにんを雇やとい輸出ゆしゅつ向むけの刺繍ししゅう屏風びょうぶや衝立ついたてを製造せいぞうしていた。

1914年ねん（大正たいしょう3年ねん）4月がつ、父ちちと日本にっぽん画がを学まなぶことを約やくして京都きょうと市立しりつ美術びじゅつ工芸こうげい学校がっこう予よ科かに入学にゅうがくするが、2年ねん後ごどうしても油絵あぶらえが描えがきたくて父ちちの反対はんたいを押おし切きって中退ちゅうたい、家業かぎょうを手伝てつだいながらという条件じょうけんで関西かんさい美術びじゅつ院いんで学まなんだ。沢部さわべ清五郎せいごろう、都鳥みやこどり英喜ひできに師事しじ[3]。1919年ねん（大正たいしょう8年ねん）、二科会にかかい第だい6回かい展てんに「室しつ隅すみにて」で初はつ入選にゅうせん[3]。翌よく1920年ねん（大正たいしょう9年ねん）5月がつ、親おやに無断むだんで上京じょうきょうし、半年はんとしほど新聞しんぶん配達はいたつで働はたらきながら川端かわばた画が学校がっこうに通かようが、年内ねんないには再ふたたび京都きょうとに戻もどり黒谷くろたに境内けいだいの寺てらで下宿げしゅく生活せいかつしていた[2]。

1921年ねん（大正たいしょう10年ねん）には大阪おおさか高島屋たかしまや呉服ごふく店てん図案ずあん部ぶに勤務きんむすることになったが、同年どうねん12月がつに京都きょうと伏見ふしみ深草ふかくさ歩兵ほへい第だい三さん十じゅう八はち連隊れんたいに入営にゅうえい[2]。1923年ねん（大正たいしょう12年ねん）に除隊じょたいとなったため再ふたたび高島屋たかしまや呉服ごふく店てんに勤務きんむし、信濃しなの橋きょう洋画ようが研究所けんきゅうじょに通とおった[2]。1926年ねん（大正たいしょう15年ねん）には第だい13回かい二科展にかてんに「葱ねぎの花はな」が入選にゅうせんし、その後ごも高島屋たかしまやで勤務きんむしながら二科展にかてんに続つづけて入選にゅうせんした[2]。

フランス留学りゅうがくと戦争せんそう画が

[編集へんしゅう]

1927年ねん（昭和しょうわ2年ねん）10月がつ、当時とうじ最もっとも安やすい経路けいろだったシベリア鉄道てつどうを使つかいフランスのパリへ向むかう[2]。滞とどこお仏ふつ中ちゅうは、午前ごぜん中ちゅうはルるーブル美術館ぶるびじゅつかんで模写もしゃ、午後ごごは自由じゆう制作せいさく、夜よるはアカデミー・ド・ラ・ショーミエールで素描そびょうをおこなうのが日課にっかであった。潤じゅん吉きちは後年こうねん「私わたしの如ごとき貧乏びんぼうの画が学生がくせいには、費用ひようのかからないそして自由じゆうに名画めいがに接せっし得えられる美術館びじゅつかんでの勉強べんきょうはまことに有あり難がたかった」と述懐じゅっかいしている。模写もしゃした作品さくひんはヴェネツィア派はからバロック絵画かいがにかけての作品さくひんが目めに付つく他ほか、コローの作品さくひんが多おおい。その一方いっぽうで、スーティンやココシュカを想起そうきさせる荒々あらあらしい筆触ひっしょくの作品さくひんも描えがいており、フォーヴィスムへの接近せっきんを色濃いろこく感かんじさせる。

3年ねん後ごの1930年ねん（昭和しょうわ5年ねん）に帰国きこくし、模写もしゃの展覧てんらん会かいを開ひらく。同年どうねん結婚けっこん、また、第だい17回かい二科展にかてんに「力ちから土ど達たち」等とう11点てんを特別とくべつ出品しゅっぴんして樗ぶな牛うし賞しょうを受うける[3]。1933年ねん（昭和しょうわ8年ねん）、東京とうきょう都と世田谷せたがや区く弦巻つるまきに転居てんきょし、以後いご没年ぼつねんまで居住きょじゅうする。同年どうねんに二科会にかかい会友かいゆう[3]、さらに1936年ねん（昭和しょうわ11年ねん）に二科会にかかい会員かいいんに推挙すいきょされ新しん会員かいいんとして迎むかえられる[3][4]。

1937年ねん（昭和しょうわ12年ねん）、個人こじんの資格しかくで中国ちゅうごくの天津てんしん、北京ぺきん、大同だいどう方面ほうめんに従軍じゅうぐん。1938年ねん（昭和しょうわ13年ねん）、大だい日本にっぽん陸軍りくぐん従軍じゅうぐん画家がか協会きょうかいが設立せつりつされると、潤じゅん吉きちも会員かいいんとなり戦争せんそう画がや外地がいちの風景ふうけいを描えがく[3]。

1939年ねん（昭和しょうわ14年ねん）には陸軍りくぐん美術びじゅつ協会きょうかいの設立せつりつに向むけた発起人ほっきにんに名なを連つらねた[5]。 同年どうねん、二科展にかてんに出品しゅっぴんした『甦よみがえ民みん』は300号ごう近ちかい大作たいさくで、華北かほくで和平わへい楽土らくどを建設けんせつしようとする369人にんの姿すがたを描えがいたものとなった[6]。

1940年ねん（昭和しょうわ15年ねん）、紀元きげん2600年ねん奉祝ほうしゅく展てんに「黄昏たそがれ」を出品しゅっぴんし、この作品さくひんで昭和しょうわ洋画ようが奨励しょうれい賞しょうを受賞じゅしょう[3]。1941年ねん（昭和しょうわ16年ねん）に二科会にかかい評議ひょうぎ員いんとなり、同年どうねん11月がつには国民こくみん徴用ちょうよう令れいにより比島ひしま派遣はけん渡わたり集団しゅうだん報道ほうどう班はん員いんとしてフィリピンに赴おもむく[2][3]。向井むかいのフィリピン赴任ふにんの約やく2カ月かげつ後ごには報道ほうどう班はん員いんとして火野ひの葦平あしへいが加くわわり（向井むかいは1940年ねん12月から朝日新聞あさひしんぶんで連載れんさいされた火野ひのの小説しょうせつ「美うつくしき地図ちず」の挿絵さしえを担当たんとう）、約やく240日間にちかん、報道ほうどう班はん員いんとしてともに行動こうどうし親交しんこうを深ふかめた[2]。

1944年ねん（昭和しょうわ19年ねん）4月がつ、大本営だいほんえいは特別とくべつ報道ほうどう班はん員いん派遣はけんを企画きかくし、文壇ぶんだんから火野ひの葦平あしへい、画壇がだんから宮本みやもと三郎さぶろう、楽壇がくだんから古関こせき裕ひろし而を指名しめいしていたが、宮本みやもとが出発しゅっぱつ前日ぜんじつに急病きゅうびょうとなったため向井むかいに急遽きゅうきょ交代こうたいすることとなった[2]。ラングーン到着とうちゃく後ご、火野ひのと向井むかいは先さきに現地げんちの様子ようすを見みに行いくことになったが、7月がつ4日にちに大本営だいほんえいはインパール作戦さくせんの中止ちゅうしを発表はっぴょうしたため、二人ふたりはライマナイから撤退てったいしてマンダレーで古関こせきと合流ごうりゅうし、向井むかいは8月がつに帰国きこくした[2]。

帰国きこく後ごは軍需ぐんじゅ生産せいさん美術びじゅつ推進すいしん隊たい隊員たいいんとして、各地かくちの炭坑たんこうで制作せいさくを続つづけた。

第だい二に次じ世界せかい大戦たいせん終結しゅうけつ後ご、向井むかいの描えがいた戦争せんそう画が4点てん『四よん月がつ九きゅう日にちの記録きろく（バタアン半島はんとう総そう攻撃こうげき）』、『マユ山さん壁かべを衝つく』、『バリッドスロン殲滅せんめつ戦せん』、『水上すいじょう部隊ぶたいミートキイナの奮戦ふんせん』は連合れんごう国軍こくぐん最高さいこう司令しれい官かん総そう司令しれい部ぶに軍国ぐんこく主義しゅぎ的てきなものであるとして没収ぼっしゅうされ、他たの戦争せんそう画がとともにアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくに持もち出だされた。1970年ねん、他たの戦争せんそう画がとともに無む期限きげん貸与たいよという形かたちで日本にっぽんに返還へんかんされ東京とうきょう国立こくりつ近代きんだい美術館びじゅつかんに収蔵しゅうぞうされている[7]。

戦後せんご、「民家みんかの向井むかい」

[編集へんしゅう]

戦争せんそう末期まっき、爆ばく撃げきのためしばしば防空壕ぼうくうごうに逃のがれる生活せいかつをするなか、ふと手てにとった図録ずろくから民家みんかの美うつくしさに気付きづき、戦火せんかのなか失うしなわれようとする美うつくしいものを絵えに残のこしたいという思おもいを強つよくしていった。終戦しゅうせん後ごに再興さいこうした二科会にかかいには参加さんかせず、1945年ねん（昭和しょうわ20年ねん）に行動こうどう美術びじゅつ協会きょうかいを結成けっせいして創立そうりつ会員かいいんとなった[3][8]。同年どうねん秋あき、新潟にいがた県けん川口かわぐち村むらで取材しゅざいした作品さくひん「雨あめ」（個人こじん蔵ぞう）を制作せいさく、以後いご生涯しょうがいの主題しゅだいとして草屋根くさやねの民家みんかを描えがき続つづける。しかし、初期しょきの頃ころは労働ろうどうや生活せいかつの現場げんばを画面がめんに取とり込こんだ作風さくふうを見みせ、いかにも潤じゅん吉きちらしい民家みんか作品さくひんとしての作風さくふうが確立かくりつするのは昭和しょうわ30年代ねんだいに入はいってからのようである。

世田谷せたがや区く弦巻つるまき町まちに1933年ねん（昭和しょうわ8年ねん）から居住きょじゅうしており、1982年ねん（昭和しょうわ57年ねん）に世田谷せたがや区く名誉めいよ区民くみんとなった[3]。1992年ねん（平成へいせい4年ねん）に自宅じたくを兼かねたアトリエとその土地とち、ならびに300余よ点てんの作品さくひんを世田谷せたがや区くに寄贈きぞうしたのを受うけ、世田谷せたがや美術館びじゅつかんの分館ぶんかんとして向井むかい潤じゅん吉よしアトリエ館かんが設置せっちされた[3]。1995年ねん（平成へいせい7年ねん）、急性きゅうせい肺炎はいえんのため自宅じたくで逝去せいきょ[3]。93歳さい没ぼつ。

作風さくふう

[編集へんしゅう]

戦後せんごの高度こうど経済けいざい成長せいちょうにより次第しだいに伝統でんとう的てき家屋かおくが失うしなわれていくなか、潤じゅん吉きちは全国ぜんこくを巡めぐり古ふるい藁葺わらぶき屋根やねの家屋かおくを描えがき続つづけた。種々しゅじゅの資料しりょうや潤じゅん吉きち自身じしんの言葉ことばから推定すいていすると描えがき残のこした民家みんかは1000軒けんを超こえ、油彩ゆさいによる民家みんか作品さくひんは2000点てんにも及およぶとされる。1959年ねん（昭和しょうわ34年ねん）から1988年ねん（昭和しょうわ63年ねん）までに描えがいた1074点てんの製作せいさく記録きろくが残のこっており、これによると、制作せいさく場所ばしょは埼玉さいたま県けんが約やく32%、長野ながの県けんが約やく19%、京都きょうと府ふが13%と大おおきな偏かたよりがあり、近畿きんき以西いせいは旅たびで訪おとずれてはいても作品さくひんは極きわめて少すくない。一いち年ねんの内うちの製作せいさく時期じきは、2月がつから4月がつが一ひとつのピークで、ついで10月がつから12月が多おおく、逆ぎゃくに8月がつは非常ひじょうに少すくない。この理由りゆうとして潤じゅん吉きちは「民家みんかを描えがくためには、繁茂はんもした木きや草くさが邪魔じゃまになるからであるとともに、緑みどりという色彩しきさいが自みずから不得手ふえてだと知しっているからでもある[9]」と述のべている。

美術びじゅつ史家しか・辻つじ惟おもんみ雄ゆうは、今後こんごも評価ひょうかされるに違ちがいない画家がかの一人ひとりとして、潤じゅん吉きちの名なを挙あげている[10]。

代表だいひょう作さく

[編集へんしゅう]
作品さくひん名めい 制作せいさく年ねん 技法ぎほう・素材そざい サイズ（縦たてx横よこcm） 所有しょゆう者しゃ 出品しゅっぴん展覧てんらん会かい 備考びこう
ダリア 1919年ねん（大正たいしょう8年ねん） 油彩ゆさい・キャンバス 55.0x57.0 東京とうきょう国立こくりつ近代きんだい美術館びじゅつかん 全国ぜんこく学生がくせい洋画ようが展てん[11]
首飾くびかざりと婦人ふじん 1928年ねん（昭和しょうわ3年ねん） 油彩ゆさい・キャンバス 72.7x50.0 奈良なら県立けんりつ美術館びじゅつかん 翌々年よくよくねんの第だい17回かい二科会にかかい特別とくべつ出品しゅっぴん作さくか
K氏しの像ぞう 1920年ねん（大正たいしょう9年ねん） 油彩ゆさい・キャンバス 65.0x52.8 京都きょうと国立こくりつ近代きんだい美術館びじゅつかん[12]
影かげ（中国ちゅうごく・蘇州そしゅう上空じょうくうにて） 1938年ねん（昭和しょうわ13年ねん） 油彩ゆさい・キャンバス 84.8x90.8 福富ふくとみ太郎たろうコレクション
衣ころもをぬぐ女おんな 1933年ねん（昭和しょうわ8年ねん） 油彩ゆさい・キャンバス 99.5x65.0 東京とうきょう国立こくりつ近代きんだい美術館びじゅつかん[13]
坑あな底そこの人々ひとびと 1941年ねん（昭和しょうわ16年ねん） 油彩ゆさい・キャンバス 130.8x162.0 和敬塾わけいじゅく 第だい28回かい二科会にかかい 小坂鉱山こさかこうざんを取材しゅざいした作品さくひん[14]
四よん月がつ九きゅう日にちの記録きろく(バタアン半島はんとう総そう攻撃こうげき) 1942年ねん（昭和しょうわ17年ねん） 油彩ゆさい・キャンバス 178.5x239.0 東京とうきょう国立こくりつ近代きんだい美術館びじゅつかん（アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく無む期限きげん貸与たいよ） 第だい1回かい大だい東亜とうあ戦争せんそう美術びじゅつ展てん[15]
マユ山さん壁かべを衝つく 1944年ねん（昭和しょうわ19年ねん） 油彩ゆさい・キャンバス 268.7x185.0 東京とうきょう国立こくりつ近代きんだい美術館びじゅつかん（アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく無む期限きげん貸与たいよ） 第だい2回かい陸軍りくぐん美術びじゅつ展てん[16]
ロクタク湖こ白雨はくう（インパール前線ぜんせん） 1944年ねん（昭和しょうわ19年ねん） 油彩ゆさい・キャンバス 91.0x116.5 北九州きたきゅうしゅう市立しりつ文学ぶんがく館かん 向井むかいが火野ひのに贈おくった作品さくひん[14]
バリッドスロン殲滅せんめつ戦せん 1944年ねん（昭和しょうわ19年ねん）頃ごろ 油彩ゆさい・キャンバス 130.0x193.0 東京とうきょう国立こくりつ近代きんだい美術館びじゅつかん（アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく無む期限きげん貸与たいよ） 戦時せんじ特別とくべつ文展ぶんてん（陸軍りくぐん省しょう特別とくべつ出品しゅっぴん）[17]
水上みずかみ部隊ぶたいミートキイナの奮戦ふんせん 1945年ねん（昭和しょうわ20年ねん） 油彩ゆさい・キャンバス 187.7x258.5 東京とうきょう国立こくりつ近代きんだい美術館びじゅつかん（アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく無む期限きげん貸与たいよ） 戦争せんそう記録きろく画展がてん[18]
まひる 1946年ねん（昭和しょうわ21年ねん） 油彩ゆさい・キャンバス 148.2x202.6 福岡ふくおか県立けんりつ美術館びじゅつかん 第だい1回かい行動こうどう展てん[14]
雪ゆき（ある記録きろく画が五ご題だいの内うち）（日光にっこう中宮祠ちゅうぐうし戦場ヶ原せんじょうがはら） 1947年ねん（昭和しょうわ22年ねん） 油彩ゆさい・キャンバス 73.3x99.8 栃木とちぎ県立けんりつ美術館びじゅつかん[19]
海うみ 1956年ねん（昭和しょうわ31年ねん） 京都きょうと市し学校がっこう歴史れきし博物館はくぶつかん
浄土ヶ浜じょうどがはま 1957年ねん（昭和しょうわ32年ねん） 油彩ゆさい・キャンバス 65.4x80.6 小杉こすぎ放ひ菴記念きねん日光にっこう美術館びじゅつかん[20]
春はる－杏あんず花はなの村むら－ 1961年ねん（昭和しょうわ36年ねん） 油彩ゆさい・キャンバス 73.0x100.0 ウッドワン美術館びじゅつかん 日本にっぽん国際こくさい美術びじゅつ展てん
飛騨ひだ立秋りっしゅう 1962年ねん（昭和しょうわ37年ねん） 油彩ゆさい・キャンバス 91.0x106.0 東京とうきょう国立こくりつ近代きんだい美術館びじゅつかん 第だい17回かい行動こうどう展てん[21]
聚落しゅうらく 1966年ねん（昭和しょうわ41年ねん）
山村やまむら杏あんず花はな（倉科くらしな） 不ふ詳しょう（1960年代ねんだい） 大阪おおさか市立しりつ美術館びじゅつかん
岳たけ麓ふもと好日こうじつ 1969年ねん（昭和しょうわ44年ねん） 油彩ゆさい・キャンバス 72.8x91.2 向井むかい潤じゅん吉よしアトリエ館かん
峠とうげの下したの村むら 1978年ねん（昭和しょうわ53年ねん） 油彩ゆさい・キャンバス 91.1x116.6 世田谷せたがや美術館びじゅつかん

自著じちょ単行たんこう本ほん

[編集へんしゅう]

登場とうじょうする作品さくひん

[編集へんしゅう]

テレビドラマ

[編集へんしゅう]

脚注きゃくちゅう

[編集へんしゅう]
  1. ^ 株式会社かぶしきがいしゃ七彩しちさいは、1946年ねんに島津しまつマネキンの創始そうし者しゃ・島津しまつ良蔵りょうぞうと向井むかい良吉りょうきちを中心ちゅうしんに有限ゆうげん会社かいしゃ七彩しちさい工芸こうげいとして創業そうぎょう。（“沿革えんかく”. 株式会社かぶしきがいしゃ七彩しちさい. 2017年ねん8月がつ31日にち閲覧えつらん。）
  2. ^ a b c d e f g h i j 福田ふくだ淳子じゅんこ「火野ひの葦平あしへいと向井むかい潤じゅん吉きち―従軍じゅうぐんがもたらしたもの」『學苑がくえん 昭和女子大学しょうわじょしだいがく 近代きんだい文化ぶんか研究所けんきゅうじょ紀要きよう』第だい959号ごう、昭和女子大学しょうわじょしだいがく、2020年ねん9月がつ、26-84頁ぺーじ。 
  3. ^ a b c d e f g h i j k l “向井むかい潤じゅん吉よし 日本にっぽん美術びじゅつ年鑑ねんかん所載しょさい物故ぶっこ者しゃ記事きじ”. 東京とうきょう文化財ぶんかざい研究所けんきゅうじょ. 2024年ねん5月がつ2日にち閲覧えつらん。
  4. ^ 向井むかい潤じゅん吉きちら七なな人にんが新しん会員かいいんに決きまる『東京とうきょう朝日新聞あさひしんぶん』昭和しょうわ11年ねん9月がつ6日にち（『昭和しょうわニュース事典じてん第だい5巻かん 昭和しょうわ10年ねん-昭和しょうわ11年ねん』本編ほんぺんp531 昭和しょうわニュース事典じてん編纂へんさん委員いいん会かい 毎日まいにちコミュニケーションズ刊かん 1994年ねん）
  5. ^ 戦争せんそう画がの名作めいさくを目指めざして『東京とうきょう朝日新聞あさひしんぶん』（昭和しょうわ14年ねん4月がつ16日にち）『昭和しょうわニュース事典じてん第だい7巻かん 昭和しょうわ14年ねん-昭和しょうわ16年ねん』本編ほんぺんp787 毎日まいにちコミュニケーションズ刊かん 1994年ねん
  6. ^ 賑にぎやかな展示てんじ、目立めだつ向井むかい潤じゅん吉きちの力作りきさく『東京とうきょう朝日新聞あさひしんぶん』（昭和しょうわ16年ねん9月がつ3日にち夕刊ゆうかん）『昭和しょうわニュース事典じてん第だい7巻かん 昭和しょうわ14年ねん-昭和しょうわ16年ねん』本編ほんぺんp565 昭和しょうわニュース事典じてん編纂へんさん委員いいん会かい 毎日まいにちコミュニケーションズ刊かん 1994年ねん
  7. ^ “向井むかい潤じゅん吉きち 1901 - 1995 MUKAI, Junkichi”. 独立どくりつ行政ぎょうせい法人ほうじん国立こくりつ美術館びじゅつかん. 2022年ねん8月がつ31日にち閲覧えつらん。
  8. ^ “selection2016（後期こうき）国立こくりつ公園こうえん絵画かいが”. 小杉こすぎ放ひ菴記念きねん日光にっこう美術館びじゅつかん. 2024年ねん5月がつ2日にち閲覧えつらん。
  9. ^ 1971年ねん（昭和しょうわ46年ねん）10月13日にち 読売新聞よみうりしんぶん朝刊ちょうかん都内とない版ばん
  10. ^ 辻つじ惟おもんみ雄ゆう 『日本にっぽん美術びじゅつの歴史れきし』 東京大学とうきょうだいがく出版しゅっぱん会かい、P434
  11. ^ ダリア 独立どくりつ行政ぎょうせい法人ほうじん国立こくりつ美術館びじゅつかん・所蔵しょぞう作品さくひん検索けんさく
  12. ^ K氏しの像ぞう 独立どくりつ行政ぎょうせい法人ほうじん国立こくりつ美術館びじゅつかん・所蔵しょぞう作品さくひん検索けんさく
  13. ^ 衣ころもをぬぐ女おんな 独立どくりつ行政ぎょうせい法人ほうじん国立こくりつ美術館びじゅつかん・所蔵しょぞう作品さくひん検索けんさく
  14. ^ a b c 出原いではら均ひとし 相良さがら周作しゅうさく 岡本おかもと弘毅こうき 洲濱すはま元子もとこ編集へんしゅう 『1945年ねん±5年ねん』 兵庫ひょうご県立けんりつ美術館びじゅつかん 広島ひろしま市し現代げんだい美術館びじゅつかん、2016年ねん5月がつ
  15. ^ 四よん月がつ九きゅう日にちの記録きろく(バタアン半島はんとう総そう攻撃こうげき) 独立どくりつ行政ぎょうせい法人ほうじん国立こくりつ美術館びじゅつかん・所蔵しょぞう作品さくひん検索けんさく
  16. ^ マユ山さん壁かべを衝つく 独立どくりつ行政ぎょうせい法人ほうじん国立こくりつ美術館びじゅつかん・所蔵しょぞう作品さくひん検索けんさく
  17. ^ バリッドスロン殲滅せんめつ戦せん 独立どくりつ行政ぎょうせい法人ほうじん国立こくりつ美術館びじゅつかん・所蔵しょぞう作品さくひん検索けんさく
  18. ^ 水上みずかみ部隊ぶたいミートキイナの奮戦ふんせん 独立どくりつ行政ぎょうせい法人ほうじん国立こくりつ美術館びじゅつかん・所蔵しょぞう作品さくひん検索けんさく
  19. ^ 勝かつ禮子あやこ 鈴木すずきさとみ 志田しだ康宏やすひろ編集へんしゅう 『「戦後せんご70年ねん：もうひとつの1940年代ねんだい美術びじゅつ―戦争せんそうから、復興ふっこう・再生さいせいへ 美術家びじゅつかたちは何なにを考かんがえ、何なにを描えがいたか」展てん』 栃木とちぎ県立けんりつ美術館びじゅつかん、2015年ねん、第だい126図ず。
  20. ^ 服部はっとり文孝ふみたかほか編集へんしゅう 小杉こすぎ放ひ菴記念きねん日光にっこう美術館びじゅつかん特別とくべつ協力きょうりょく 『平成へいせい29・30年度ねんど市町村しちょうそん美術館びじゅつかん活性かっせい化か事業じぎょう 第だい18回かい共同きょうどう巡回じゅんかい展てん 小杉こすぎ放ひ菴記念きねん日光にっこう美術館びじゅつかん所蔵しょぞう 絵画かいがで国立こくりつ公園こうえんめぐり ーー』 第だい18回かい共同きょうどう巡回じゅんかい展てん実行じっこう委員いいん会かい、2018年ねん4月がつ28日にち、第だい15図ず。
  21. ^ 飛騨ひだ立秋りっしゅう 独立どくりつ行政ぎょうせい法人ほうじん国立こくりつ美術館びじゅつかん・所蔵しょぞう作品さくひん検索けんさく

関連かんれん文献ぶんけん

[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク

[編集へんしゅう]
「https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=向井むかい潤じゅん吉きち&oldid=100224066」から取得しゅとく