大木おおきやすし

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大木おおき やすしおおき やすし
人物じんぶつ情報じょうほう
生誕せいたん (1957-01-04) 1957ねん1がつ4にち
日本の旗 日本にっぽん神奈川かながわけん横浜よこはま
出身しゅっしんこう 東京大学とうきょうだいがくふくだん大学だいがく
学問がくもん
研究けんきゅう分野ぶんや 中国ちゅうごく文学ぶんがく
研究けんきゅう機関きかん 広島大学ひろしまだいがく東京大学とうきょうだいがく東洋とうよう文化ぶんか研究所けんきゅうじょ
学位がくい 博士はかせ (文学ぶんがく)
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大木おおき やすし(おおき やすし、1959ねん1がつ4にち[1] - )は、中国ちゅうごく文学ぶんがく文化ぶんか学者がくしゃ東京大学とうきょうだいがく東洋とうよう文化ぶんか研究所けんきゅうじょ教授きょうじゅ

経歴けいれき[編集へんしゅう]

1959ねん神奈川かながわけん横浜よこはままれ[2]。1981ねん東京大学とうきょうだいがく文学部ぶんがくぶ中国ちゅうごく文学ぶんがく専攻せんこう卒業そつぎょうし。1983ねんどう大学だいがく大学院だいがくいん人文じんぶん科学かがく研究けんきゅう修士しゅうし課程かてい修了しゅうりょう。そのどう大学だいがく博士はかせ課程かていすすみ、1984ねんから1985ねんまで上海しゃんはいふくだん大学だいがく留学りゅうがく。1986ねん東京大学とうきょうだいがく博士はかせ課程かてい単位たんい取得しゅとく退学たいがくした。

その東京大学とうきょうだいがく東洋とうよう文化ぶんか研究所けんきゅうじょ助手じょしゅとなり、1988ねん広島大学ひろしまだいがく文学部ぶんがくぶ講師こうしいた。1989ねん助教授じょきょうじゅ昇進しょうしん。1991ねん東京大学とうきょうだいがく文学部ぶんがくぶ助教授じょきょうじゅとなった。1998ねん学位がくい論文ろんぶん馮夢りゅうやま」の研究けんきゅう」を東京大学とうきょうだいがく提出ていしゅつして博士はかせ (文学ぶんがく)学位がくい取得しゅとく。2001ねんより東京大学とうきょうだいがく東洋とうよう文化ぶんか研究所けんきゅうじょ助教授じょきょうじゅ併任へいにんとなり、2002ねんどう研究所けんきゅうじょ専任せんにん助教授じょきょうじゅ、2003ねん教授きょうじゅ昇進しょうしん。 2012ねんから2014ねんまで所長しょちょうつとめた[3]学界がっかいでは、2021ねんから日本にっぽん中国ちゅうごく学会がっかい理事りじちょうつとめている。

受賞じゅしょう栄典えいてん[編集へんしゅう]

  • 2000ねん東方とうほう学会がっかいしょう受賞じゅしょう論文ろんぶん牡丹ぼたんかいあきら末清すえきよはつ江南こうなん文人もんと点描てんびょう」(「東方とうほうがくだい99輯)およびこれと関連かんれんする研究けんきゅう活動かつどう[4]

研究けんきゅう内容ないよう業績ぎょうせき[編集へんしゅう]

あかりまつ江南こうなん地方ちほうにおける通俗つうぞく文芸ぶんげい出版しゅっぱん文化ぶんか科挙かきょ制度せいど知識ちしきじん民衆みんしゅう女性じょせいがく民間みんかん詩歌しかなどを研究けんきゅう

著作ちょさく[編集へんしゅう]

著書ちょしょ[編集へんしゅう]

  • あかりまつのはぐれ知識ちしきじん馮夢りゅう蘇州そしゅう文化ぶんか講談社こうだんしゃ選書せんしょメチエ 1995ねん
  • 不平ふへい中国ちゅうごく文学ぶんがく筑摩書房ちくましょぼう 1996ねん
  • 中国ちゅうごくあかりきよし時代じだい文学ぶんがく放送大学ほうそうだいがく教育きょういく振興しんこうかい 2001ねん
  • 中国ちゅうごく近世きんせい小説しょうせつへの招待しょうたい 才子さいし佳人かじん豪傑ごうけつと』(NHKライブラリー)日本にっぽん放送ほうそう出版しゅっぱん協会きょうかい 2001ねん
  • 中国ちゅうごく遊里ゆうり空間くうかん あきらきよしはた淮妓おんな世界せかい青土おうづちしゃ 2002ねん
    • 中国語ちゅうごくごやく台北たいぺい れんけい出版しゅっぱん 2007ねん
  • 『馮夢りゅうやま』の研究けんきゅう 中国ちゅうごく明代あきよ通俗つうぞく歌謡かよう』勁草書房しょぼう 2003ねん
    • 中国語ちゅうごくごやく上海しゃんはい ふくだん大学だいがく出版しゅっぱんしゃ 2017ねん
  • あきらまつ江南こうなん出版しゅっぱん文化ぶんかけんぶん出版しゅっぱん 2004ねん 
    • 韓国かんこくやく:ソウル ソミョン出版しゅっぱん 2007ねん
    • 中国語ちゅうごくごやく上海しゃんはい 上海しゃんはいせき出版しゅっぱんしゃ 2014ねん
  • 原文げんぶんたのしむあきら清文せいぶんじん小品しょうひん世界せかいしゅうひろしゃ 2006ねん
    • 中国語ちゅうごくごやく上海しゃんはい ふくだん大学だいがく出版しゅっぱんしゃ 2015ねん
  • あきらしん文学ぶんがくひとびと 職業しょくぎょうべつ文学ぶんがくそうぶんしゃ 2008ねん
  • 『「史記しき」と「漢書かんしょ」-中国ちゅうごく文化ぶんかのバロメーター』岩波書店いわなみしょてん書物しょもつ誕生たんじょう〉2008ねん
    • 韓国かんこくやく:ソウル Cheonjiin Publishing Co. 2010ねん
    • 中国語ちゅうごくごやく北京ぺきん 生活せいかつ読書どくしょ新知しんちさんれん書店しょてん 2021ねん
  • 中国ちゅうごくあかりまつのメディア革命かくめい庶民しょみんほんむ』かたなすい書房しょぼう世界せかいかがみ〉2009ねん
  • おかせじょうと『かげうめあん憶語』の研究けんきゅう汲古書院しょいん 2010ねん
    • 中国語ちゅうごくごやく台北たいぺい 里仁さとにしょきょく 2013ねん
  • 中国人ちゅうごくじんはつらいよ-その悲惨ひさん悦楽えつらく』PHP新書しんしょ、2015ねん
  • 蘇州そしゅう花街はなまち散歩さんぽ やま塘街の物語ものがたり』汲古書院しょいん 2017ねん
  • 『馮夢りゅうあきらまつ俗文ぞくぶんがく』汲古書院しょいん 2018ねん
  • あきらきよし江南こうなん社会しゃかい文化ぶんか研究けんきゅう』汲古書院しょいん 2020ねん
  • あきらきよし戯曲ぎきょく俗曲ぞっきょく雑考ざっこうふくだん大学だいがく出版しゅっぱんしゃ 2021ねん
  • ばんあかり風雅ふうが香港ほんこん城市じょうし大学だいがく出版しゅっぱんしゃ 2022ねん

共著きょうちょ[編集へんしゅう]

翻訳ほんやく[編集へんしゅう]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

  1. ^ 現代げんだい日本人にっぽんじんめいろく』2002ねん
  2. ^ 読売よみうり年鑑ねんかん 2016年版ねんばん』(読売新聞よみうりしんぶん東京とうきょう本社ほんしゃ、2016ねん)p.304
  3. ^ 歴代れきだい所長しょちょう
  4. ^ だい19かい 平成へいせい12年度ねんど(2000)”. 一般いっぱん財團ざいだん法人ほうじん 東方とうほう學會がっかい. 2024ねん2がつ14にち閲覧えつらん

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]