女おんなは男おとこをどう変かえる

女おんなは男おとこをどう変かえる
ジャンル	テレビドラマ
脚本きゃくほん	布勢ふせ博一ひろかず
演出えんしゅつ	牛窪うしくぼ正弘まさひろ 諏佐すさ正明まさあき 阿部あべ久ひさ
出演しゅつえん者しゃ	田村たむら正和まさかず 鳥居とりいかほり かとうかずこ 中条ちゅうじょう静夫しずお 白川しらかわ由美ゆみ 角野かくの卓造たくぞう 高瀬たかせ春奈はるな 山口やまぐち美也子みやこ 岡本おかもと麗うらら せんだみつお 鈴木すずき光枝みつえ ほか
オープニング	安全あんぜん地帯ちたい「ガラスのささやき」
エンディング	ロシア民謡みんよう「黒くろい瞳ひとみ」
製作せいさく
プロデューサー	澤井さわい謙けん爾なんじ
制作せいさく	フジテレビ
放送ほうそう
放送ほうそう国こく・地域ちいき	日本にっぽん
放送ほうそう期間きかん	1986年ねん1月がつ9日にち - 3月27日にち
放送ほうそう時間じかん	木曜日もくようび 22:00 - 22:54
放送ほうそう枠わく	ナショナル木曜もくよう劇場げきじょう
放送ほうそう分ぶん	54分ふん
回数かいすう	12

『女おんなは男おとこをどう変かえる』（おんなはおとこをどうかえる）は、1986年ねん1月がつ9日にちから同年どうねん3月27日にちまで、フジテレビ系列けいれつの「ナショナル木曜もくよう劇場げきじょう」（当時とうじ）で毎週まいしゅう木曜日もくようび 22:00 - 22:54に放送ほうそうされた日本にっぽんのテレビドラマ。主演しゅえんは田村たむら正和まさかず。全ぜん12話わ。

あらすじ

三上みかみ和之かずゆきは菓子かしメーカー「カナリヤ製菓せいか」の2代目だいめ社長しゃちょうで、前ぜん社長しゃちょうで会長かいちょうの松代まつだいの娘むすめ婿むこ。しかし妻つまは6年ねん前まえに亡なくなり、松代まつだいと息子むすこの卓也たくやと3人にん暮くらし。和之かずゆきは松代まつだいに頭あたまが上あがらないが、専務せんむの井原いはらら会社かいしゃの幹部かんぶたちもみんな恐妻きょうさい家か揃ぞろい。一方いっぽうで和之かずゆきは女優じょゆうの七浦ななうらユキという愛人あいじんも居おり、気きままに暮くらしているようにも見みえた。

しかし会社かいしゃの業績ぎょうせきが伸のび悩なやんでいることから、会社かいしゃは総合そうごう食品しょくひんメーカーへの転向てんこうを検討けんとうし始はじめるが、そのためには30億おく円えんほどの資金しきんが必要ひつようだということから、銀行ぎんこうから多額たがくの融資ゆうしを受うけようとし、和之かずゆきは東和銀行とうわぎんこうの頭取とうどりの娘むすめ・浮田うきた加代子かよこに目めを付つけ、結婚けっこんを画策かくさくしようと、偶然ぐうぜんを装よそおい近付ちかづこうとする。和之かずゆきはエアロビクススタジオに居いる加代子かよこを訪たずねたが、そこでインストラクターのまり江こうに知しり合あい一目惚ひとめぼれ。いつしかまり江えに惹ひかれていくようになる。

40代だいの男おとこが自分じぶんの娘むすめのような年齢ねんれいの18歳さいの女性じょせいに恋こいをしてしまったら。そんな恋こい模様もようを中心ちゅうしんに展開てんかいしていたライトコメディー。当時とうじ、まり江え役やくの鳥居とりいかほりのレオタード姿すがたは注目ちゅうもくを集あつめたという。

キャスト

三上みかみ和之かずゆき

演えんじ - 田村たむら正和まさかず

カナリヤ製菓せいか2代目だいめ社長しゃちょう。年齢ねんれいは40代だい（おそらく40歳さい）でありながら筋金入すじがねいりのプレイボーイで、女優じょゆうの愛人あいじんもおり女性じょせい経験けいけんが豊富ほうふである。

妻つまを6年ねん前まえに亡なくしたが、再婚さいこんする気きはなく気きままに1人ひとり身みの生活せいかつを楽たのしんでいる。かといって教養きょうようがないわけではなく英文えいぶん学がく（ロミオとジュリエット）の知識ちしきを披露ひろうする場面ばめんもある。1人ひとり息子むすこの卓也たくやには愛情あいじょうを持もって接せっし、友人ゆうじんのような存在そんざいとして信頼しんらいを置おいている。

まり江こう〈19〉

演えんじ - 鳥居とりいかほり

大学だいがく1年生ねんせい（英文えいぶん学科がっか）。高校生こうこうせいの頃ころはアメリカのハイスクールに通かよっており、英語えいごが堪能たんのう。また、大変たいへんな美人びじんである。

父ちちと母ははを早はやくに亡なくし、「橘たちばな一郎いちろう」という人物じんぶつからの毎月まいつきの仕送しおくりで生計せいけいを立たてていたが、現在げんざいは橘たちばな氏しにお金かねを返かえすべくエアロビクスの講師こうし、犬いぬの散歩さんぽ、飲食いんしょく店てんでの給仕きゅうじなどのアルバイトで生活せいかつ費ひを賄まかなっている。

七浦ななうらユキ

演えんじ - かとうかずこ

女優じょゆうで和之かずゆきの愛人あいじん。カナリヤ製菓せいかのポスターのモデルを務つとめる。周囲しゅういの男性だんせいの目めを引ひく美貌びぼうの持もち主ぬし。性せいに対たいしてはオープンで、男性だんせい慣なれしている。今いままで和之かずゆきの女性じょせい関係かんけいについてはあまり気きにしていなかったが、まり江えのことは気きになっている。

井原いはら

演えんじ - 中条ちゅうじょう静夫しずお

カナリヤ製菓せいか専務せんむ。先代せんだいのころからカナリヤ製菓せいかで勤務きんむしているベテラン社員しゃいん。妻つまと子供こどもの3人にん暮くらし。社長しゃちょうの女癖おんなぐせの悪わるさに困こまる一方いっぽうで、会長かいちょうの松代まつだいにも頭あたまが上あがらない。持病じびょうが多おおく、沢山たくさんの薬くすりを服用ふくようしている。

井原いはら静代しずよ

演えんじ - 白川しらかわ由美ゆみ

井原いはらの妻つま。年としを取とってもなおその美貌びぼうは衰おとろえていない。嫉妬しっと深ふかい性格せいかくで、井原いはらは隠かくし子ごの存在そんざいを静しずか代だいに打うち明あけかねている。和之かずゆきに対たいして憧あこがれを抱だいている。

野上のかみ

演えんじ - 角野かくの卓造たくぞう

カナリヤ製薬せいやく営業えいぎょう部長ぶちょう。子供こどもはおらず妻つまと2人ふたり暮くらし。几帳面きちょうめんな性格せいかくで、家庭かていでは家事かじの大だい部分ぶぶんを担になっている。彼かれの作つくる塩辛しおからは妻つまやその友人ゆうじんに好評こうひょう。ボタンを繕つくろってもらったことからユキのことが気きになり始はじめる。

野上のかみの妻つま

演えんじ - 高瀬たかせ春奈はるな

家事かじは苦手にがて。体型たいけいを気きにしていて、エアロビクスを始はじめたり夕食ゆうしょくを減へらしたりするなどダイエットに勤きんむが、うまくいっていない。

秀子ひでこ

演えんじ - 山口やまぐち美也子みやこ

和之かずゆきの妻つまが生いきている頃ころから三さん上家うわやに勤つとめている住すみ込こみの家政かせい婦ふ。ネガティブな性格せいかく。料理りょうり学校がっこうに通かよっていたことがあり、和食わしょくと中華ちゅうか料理りょうりの腕うではいいが、フランス料理りょうりは苦手にがて。和之かずゆきのことを慕したっているが、和之かずゆきには気きづかれていない。そのため和之かずゆきと関係かんけいのある女性じょせい達たちのことをよく思おもっていない。

浮田うきた加代子かよこ

演えんじ - 岡本おかもと麗うらら

東和銀行とうわぎんこうの頭取とうどりの娘むすめ。子持こもちのまま、実家じっかへ出で戻もどって来きた。娘むすめは小学しょうがく4年生ねんせい。酒癖さけぐせが非常ひじょうに悪わるい。和之かずゆきに首くびったけであるが、本人ほんにんからはその酒癖さけぐせの悪わるさで嫌きらわれている。また、その事実じじつに気付きづかずに、和之かずゆきと両りょう思おもいであると勘違かんちがいしている。

桑田くわた

演えんじ - せんだみつお

カナリヤ製菓せいか宣伝せんでん部長ぶちょう。独身どくしんで母ははと2人ふたり暮くらし。社内しゃないの秘密ひみつが漏もれた際さいには真まっ先さきに疑うたがわれるなど口くちが軽かるい。宴会えんかいでは独特どくとくの踊おどりを披露ひろうする。小料理こりょうり屋や「土佐とさ」で働はたらく光江みつえに結婚けっこんを申もうし込こむが、本気ほんきにされていない。

松代まつだい

演えんじ - 鈴木すずき光枝みつえ

カナリヤ製菓せいかの前ぜん社長しゃちょうで会長かいちょう。和之かずゆきの亡なき妻つまの母はは。和之かずゆきの自宅じたくとは住所じゅうしょは同おなじで松代まつだいは離はなれに住すんでいる。和之かずゆきの女好おんなずきには呆あきれており、度々たびたび苦言くげんを呈ていしている。前ぜん社長しゃちょうとして事業じぎょうの拡大かくだいには反対はんたいで、伝統でんとう的てきなチョコレート製造せいぞうにこだわりを持もっている。また、孫まごの卓也たくやのことは非常ひじょうに可愛かわいがっている。

三上みかみ卓也たくや〈14〉

演えんじ - 前田まえだ晃一こういち

和之かずゆきの息子むすこ。中学ちゅうがく2年生ねんせい。父親ちちおやとはとても仲なかが良よい。

和之かずゆきの女性じょせい関係かんけいについては寛容かんようであり、和之かずゆきが女性じょせいと会あっていることが松代まつだいや秀子ひでこに知しられないよう機転きてんをきかす場面ばめんも多おおくある。テニスやサッカーなどスポーツも嗜たしなみ、勉強べんきょう熱心ねっしんでもある。リカなどの同級生どうきゅうせいからは非常ひじょうにモテる。

西尾にしお

演えんじ - 若松わかまつ武たけし

カナリヤ製菓せいか秘書ひしょ室長しつちょう。和之かずゆきらのスケジュール管理かんりなどを担になう。新婚しんこんであり、若わかい妻つまへの「もうすぐ帰かえる」という電話でんわを欠かかさない。和之かずゆきを尾行びこうした際さいはあっさりと撒まかれてしまった。

板前いたまえ

演えんじ - 市川いちかわ勇いさむ

カナリヤ製菓せいか社員しゃいん行いきつけの小料理こりょうり屋や「土佐とさ」の板前いたまえ。

ママ

演えんじ - 田岡たおか美也子みやこ

小料理こりょうり屋や土佐とさのママ。

光江みつえ

演えんじ - 西田にしだ絵里えり

井原いはらリカ

演えんじ - 細井ほそい正美まさみ

井原いはらの娘むすめ。卓也たくやとは同級生どうきゅうせいで好意こういを抱だいている。流行りゅうこうに敏感びんかんな中学生ちゅうがくせい。まり江こうとは異母いぼ姉妹しまいということになる。

その他た

演えんじ - 小椋おぐら寛子ひろこ、小柴こしば佑たすく見み子こ、麻野あさの真穂まほ、井上いのうえ智昭ともあき、和田わだ賢司けんじ ほか

スタッフ

• 脚本きゃくほん：布勢ふせ博一ひろかず（全ぜん話はなし担当たんとう）
• 演出えんしゅつ：牛窪うしくぼ正弘まさひろ、諏佐すさ正明まさあき、阿部あべ久ひさ
• プロデューサー：澤井さわい謙けん爾なんじ
• イメージソング：安全あんぜん地帯ちたい「ガラスのささやき」（キティレコード）
• エンディング曲きょく：ロシア民謡みんよう「黒くろい瞳ひとみ」（※クレジット表示ひょうじ無なし）
• ロケ協力きょうりょく：東武とうぶレマンフィットネススタジオ、東武とうぶフィットネススタジオ、ホテルメトロポリタン、STUDIO NAFA
• 協力きょうりょく：東映とうえい大泉おおいずみスタジオ、IMAGICA
• 制作せいさく著作ちょさく：フジテレビ

放送ほうそう日程にってい

話はなし数すう	放送ほうそう日び	サブタイトル	演出えんしゅつ
1	1月がつ09日にち	（サブタイトル無なし）	牛窪うしくぼ正弘まさひろ
2	1月がつ16日にち	（〃）
3	1月がつ23日にち	（〃）	諏佐すさ正明まさあき
4	1月がつ30日にち	（〃）
5	2月がつ06日にち	（〃）	牛窪うしくぼ正弘まさひろ
6	2月がつ13日にち	飾かざりじゃないのヨ唇くちびるは
7	2月がつ20日はつか	なんてったって愛あい盗ぬすめル
8	2月がつ27日にち	ふたりを引ひき裂さく秘密ひみつ
9	3月がつ06日にち	天使てんしは窓まどから忍しのび込こむ	阿部あべ久ひさ
10	3月13日にち	社長しゃちょう! 娘むすめに手てを出だすな
11	3月がつ20日はつか	うしろ指ゆびさされ君きみ	牛窪うしくぼ正弘まさひろ
12	3月27日にち	神様かみさまヘルプ! 結婚けっこん

外部がいぶリンク

• 女おんなは男おとこをどう変かえる - テレビドラマデータベース

フジテレビ ナショナル木曜もくよう劇場げきじょう
前ぜん番組ばんぐみ	番組ばんぐみ名めい	次じ番組ばんぐみ
アルザスの青あおい空そら （1985年ねん10月がつ10日とおか - 12月26日にち）	女おんなは男おとこをどう変かえる （1986年ねん1月がつ9日にち - 3月27日にち）	ライスカレー （1986年ねん4月がつ3日にち - 6月26日にち）