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子持こも銀河ぎんが

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
子持こも銀河ぎんが
Whirlpool (Galaxy)[1]
M51: 子持ち銀河
M51: 子持こも銀河ぎんが
かり符号ふごう別名べつめい NGC 5194[1]M51[1]
星座せいざ りょうけん
かけの等級とうきゅう (mv) 8.36[1]
直径ちょっけい '8.217 × '5.587[1]
分類ぶんるい SA(s)bc (渦巻うずまき銀河ぎんが)[1]
発見はっけん
発見はっけんしゃ シャルル・メシエ[2]
位置いち
もと:J2000.0
あかけい (RA, αあるふぁ)  13h 29m 52.698s[1]
あかぬき (Dec, δでるた) +47° 11′ 42.93″[1]
あか方偏かたへんうつり 0.00155[1]
視線しせん速度そくど (Rv) 465 ± 61 km/s[1]
とししゅう視差しさ (πぱい) 7.8[1]
距離きょり 2300 ± 400 まん光年こうねん
(7.1 ± 1.2 Mpc)[3]
カタログでの名称めいしょう
Question Mark Galaxy[4]
Rosse's Galaxy[4]
UGC 8493[4],
PGC 47404[4]
Template (ノート 解説かいせつ■Project
ハッブル宇宙うちゅう望遠鏡ぼうえんきょう撮影さつえいした中心ちゅうしん渦状かじょううで沿ってHII領域りょういきやダーク・レーンが存在そんざいしている。

子持こも銀河ぎんが[5](こもちぎんが、M51、NGC 5194)はりょうけんにある渦巻うずまき銀河ぎんがである[5]渦巻うずまき銀河ぎんがNGC 5194[6]から4' 35" はなれたすぐちかくにともなえ銀河ぎんがNGC 5195があることが名前なまえ由来ゆらいであり、ばん銀河ぎんがふくめて子持こも銀河ぎんが場合ばあいもある(このときNGC 5194をM51A、NGC 5195をM51Bと表記ひょうきすることがある)。直径ちょっけいはおよそ10まん光年こうねん

観測かんそく

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子持こも銀河ぎんが1773ねん10月13にちシャルル・メシエ発見はっけんした。「ほしはなく非常ひじょうかすか」としるしている[2]とも銀河ぎんがピエール・メシャン1781ねん3月21にち発見はっけんした[2]。メシエは1781ねん発刊はっかんしたカタログで、「じゅうで、その各々おのおのがよくかがや中心ちゅうしんち、両者りょうしゃは4'35"はなれている。ふたつの「大気たいき」はっており、片方かたがたくらい。」としるしている[2]同様どうように、ジョン・ハーシェル1889ねんにM51を中央ちゅうおう円形えんけい部分ぶぶんそとのリングのじゅうとなっているスケッチをのこしている)。おなじ1781ねんヨハン・ボーデは「ちいさくかすかにかがやく。おそらく楕円だえん」としるした。ジョン・ハーシェルは「我々われわれ世界せかいおなじだとおもわれる。かさ銀河系ぎんがけい表現ひょうげんする」とした。スミスは「あかるくしろ一対いっつい星雲せいうんがそれぞれかくち、惑星わくせいじょう物質ぶっしつがおたがいにんで、みなみほう中心ちゅうしんかがや光輪こうりんにとりかこまれ水平すいへいになったときのある土星どせいのゴーストにている。我々われわれぞくするおなじようなほし宇宙うちゅうかぞえきれぬほどの能力のうりょくのあるものがんでいるにちがいない」とした。スミスはコアをかすかな4ほん程度ていどみじか湾曲わんきょくしたうでのようなものをスケッチでえがいている。

1845ねんにロスきょう (Lord Rosse) が観測かんそくしつつM51をえがいた描画びょうが[7]

この銀河ぎんが銀河ぎんが渦巻うずまき構造こうぞう1845ねんにはじめて観測かんそくされた銀河ぎんがであり、ロスきょうによる観測かんそくスケッチがのこっている[7]。「渦状かじょうこう倍率ばいりつでは一層いっそう複雑ふくざつ構造こうぞうかる。おおきいほうちいさいほうはつながっているにちがいない。もっとめずらしい渦状かじょう星雲せいうんである」1861ねんには「外側そとがわかくうず左巻ひだりまきになっているのは事実じじつである」としるしている。ウェッブは「ロスきょう驚異きょういてき渦状かじょう星雲せいうん。この光輪こうりんはすぐれた器機ききでないとおよばない。このいないちついはよいコントラストをしめす。おおきいほう光輪こうりん追跡ついせきできる。9.3インチでうずわりがわかる。ファインダーでは神秘しんぴてきひかりはん」、フラマリオンは「よく目立めだじゅう星雲せいうん。それぞれ中心ちゅうしんがよくかがやいて明瞭めいりょうたがいの連絡れんらく箇所かしょははっきりしている」とした。

子持こも銀河ぎんがあかるい銀河ぎんが双眼鏡そうがんきょうでも観測かんそくできるためアマチュア天文てんもんにも人気にんきたかい。双方そうほう銀河ぎんがむすうで口径こうけい10cm程度ていど望遠鏡ぼうえんきょうでもえるというひともいる。マラス[だれ?]は10cmの望遠鏡ぼうえんきょうしゅ星雲せいうん中心ちゅうしん部分ぶぶん濃淡のうたんえがき、ばん星雲せいうんとつながったあわうでえがいているが、たんに「写真しゃしんぎたせいかも」ともしるしている。渦状かじょう構造こうぞうがどの程度ていど望遠鏡ぼうえんきょうからえるかとえば、シュトルーヴェ[だれ?]は15インチではっきりとし、サゴ[だれ?]は13インチの80ばいではっきりするとした。マラスは12.5インチではっきりとみえるとした。条件じょうけんければ口径こうけい8cm程度ていど望遠鏡ぼうえんきょうでもうでることができるというひともいる[よう出典しゅってん]

M51銀河ぎんがぐん

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M51銀河ぎんがぐんとはM51やM63ふく銀河ぎんがぐんであり、地球ちきゅうからおよそ3700まん光年こうねんはなれたところにある。

このM51銀河ぎんがぐんには以下いか銀河ぎんがふくまれる。

  • NGC 5023
  • UGC 8313
  • UGC 8331
  • M63
  • 子持こも銀河ぎんが(M51A、NGC 5194)とともなえ銀河ぎんが(M51B、NGC 5195)
  • NGC 5229
  • UGC 8683

超新星ちょうしんせい

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いままでに以下いか超新星ちょうしんせい発見はっけんされている:

出典しゅってん

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  1. ^ a b c d e f g h i j k M51”. SIMBAD. 2015ねん6がつ25にち閲覧えつらん
  2. ^ a b c d Hartmut Frommert,Christine Kronberg (2013ねん4がつ24にち). “Messier Object 51”. SEDS. 2015ねん6がつ25にち閲覧えつらん
  3. ^ Takáts, K.; Vinkó, J. (2006). “Distance estimate and progenitor characteristics of SN 2005cs in M51”. Monthly Notices of the Royal Astronomical Society 372 (4): 1735. arXiv:astro-ph/0608430. Bibcode2006MNRAS.372.1735T. doi:10.1111/j.1365-2966.2006.10974.x. 
  4. ^ a b c d NED results for object MESSIER 51”. NASA/IPAC EXTRAGALACTIC DATABASE. 2015ねん6がつ25にち閲覧えつらん
  5. ^ a b メシエ天体てんたいガイドM51”. AstroArts. 2015ねん6がつ25にち閲覧えつらん
  6. ^ 宇宙うちゅう情報じょうほうセンター / SPACE INFORMATION CENTER :NGC5194”. 宇宙うちゅう情報じょうほうセンター / SPACE INFORMATION CENTER. 2019ねん12月14にち閲覧えつらん
  7. ^ a b Hartmut Frommert,Christine Kronberg (2000ねん8がつ6にち). “Lord Rosse's drawings of M51, his "Question Mark" "Spiral Nebula"”. SEDS. 2015ねん6がつ25にち閲覧えつらん

外部がいぶリンク

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座標ざひょう: 星図 13h 29m 52.7s, +47° 11′ 43″