小市こいち巳み世よ司し

小市こいち 巳み世よ司し（こいち みよし、1917年ねん（大正たいしょう6年ねん）4月がつ18日にち - 2009年ねん（平成へいせい21年ねん）11月23日にち）は、日本にっぽんの歌人かじん。『アララギ』最後さいごの編集へんしゅう発行はっこう人じん。中学ちゅうがく教師きょうし、出版しゅっぱん社しゃ編集へんしゅう部員ぶいん、定時ていじ制せい高校こうこう教師きょうし、大学だいがく講師こうしなどを務つとめた。

経歴けいれき

東京とうきょう府ふ出身しゅっしん。1937年ねんにアララギへ入会にゅうかいし、土屋つちや文明ふみあきに師事しじ。第一高等学校だいちこうとうがっこうを経へて、1940年ねんに東京とうきょう帝国ていこく大学だいがく文学部ぶんがくぶを卒業そつぎょう後ご、岩手いわて県立けんりつ盛岡もりおか中学校ちゅうがっこう（現げん：岩手いわて県立けんりつ盛岡第一高等学校もりおかだいいちこうとうがっこう）へ勤務きんむ。1946年ねん5月がつから中等ちゅうとう学校がっこう教科書きょうかしょ株式会社かぶしきがいしゃ（中ちゅう教きょう出版しゅっぱん）編集へんしゅう部ぶへ勤務きんむ。1950年ねん3月がつに退職たいしょく後ご、東京書籍とうきょうしょせき株式会社かぶしきがいしゃ編集へんしゅう部ぶへ勤務きんむ。1953年ねん4月がつに東京書籍とうきょうしょせき退社たいしゃ後ご、東京とうきょう都立とりつ小石川こいしかわ高等こうとう学校がっこう定時ていじ制せいへ勤務きんむ。1972年ねんに中断ちゅうだんしていた作歌さっかへ復帰ふっきし、アララギ編集へんしゅう委員いいん・選者せんじゃを務つとめる。1981年ねん11月に第だい一いち歌集かしゅう『ほやの実み』出版しゅっぱん。1982年ねん3月がつに小石川こいしかわ高等こうとう学校がっこう定時ていじ制せいを退職たいしょく後ご、6月がつに現代げんだい歌人かじん協会きょうかい会員かいいんとなる。1984年ねん4月がつに二松學舍大学にしょうがくしゃだいがく講師こうし。1985年ねん4月がつに文教大学女子短期大学ぶんきょうだいがくじょしたんきだいがく部ぶ講師こうし就任しゅうにん後ご、1988年ねん3月がつに辞任じにん。1989年ねん3月がつ、二松學舍大学にしょうがくしゃだいがく講師こうしを辞任じにんし、4月がつに日本にっぽん文藝ぶんげい家か協会きょうかい会員かいいんとなる。1990年ねんに『土屋つちや文明ぶんめい百ひゃく首しゅ』を編集へんしゅう刊行かんこう。1991年ねんに「四よん月がつ歌か」で第だい27回かい短歌たんか研究けんきゅう賞しょうを受賞じゅしょう。1993年ねんから終おわり刊かんの1997年ねんまでアララギ発行はっこう者しゃ。その後ご、1998年ねんに歌誌かし「青南せいなん」を創刊そうかん。2004年ねん『狭せまき蔭かげに』により第だい11回かい短歌新聞社たんかしんぶんしゃ賞しょうを受賞じゅしょう。

2009年ねん11月23日にち、肺炎はいえんのため死去しきょ。

著書ちょしょ

• 歌集かしゅう『ほやの実み』
• 歌集かしゅう『狭せまき蔭かげに』
• 歌集かしゅう『唐から花はな草そう』