岡本おかもと義則よしのり (競艇きょうてい選手せんしゅ)

岡本おかもと義則よしのり
基本きほん情報じょうほう
国籍こくせき	日本にっぽん
出身しゅっしん地ち	福岡ふくおか県けん北九州きたきゅうしゅう市し小倉北こくらきた区く
生年月日せいねんがっぴ	(1935-02-22) 1935年ねん2月がつ22日にち（89歳さい）
身長しんちょう	158cm
体重たいじゅう	50kg（現役げんえき時じ）
選手せんしゅ情報じょうほう
所属しょぞく	福岡ふくおか支部しぶ
登録とうろく番号ばんごう	1488
登録とうろく期き	6期き
特徴とくちょう	自在じざい
選手せんしゅ実績じっせき
デビュー日び	1959年ねん
選手せんしゅ引退いんたい日び	1997年ねん
記念きねん優勝ゆうしょう	34 回かい
SG優勝ゆうしょう	3 回かい
GI/PGI優勝ゆうしょう	31 回かい
通算つうさん優勝ゆうしょう	137 回かい
通算つうさん勝率しょうりつ	7.45
通算つうさん勝利しょうり	出走しゅっそう9032回かい 3031勝しょう
主要しゅよう獲得かくとくタイトル
全国ぜんこく地区ちく対抗たいこう（1964年ねん） 鳳凰ほうおう賞しょう（1968年ねん） モーターボート記念きねん（1969年ねん） GI 賞金しょうきん王おうシリーズ戦せん（1991年ねん）

岡本おかもと 義則よしのり（おかもと よしのり、1935年ねん2月がつ22日にち - ）は、福岡ふくおか県けん北九州きたきゅうしゅう市し小倉北こくらきた区く出身しゅっしんの元もとボートレーサー。

兄あにの保ほは元もとオートレーサー。

来歴らいれき

1959年ねん11月に6期生きせいとして選手せんしゅ登録とうろくされ、彦坂ひこさか郁雄いくお・浅見あさみ敏夫としお・高田たかだ登のぼるらと共ともにデビュー。巧たくみなハンドルと卓越たくえつした整備せいび力りょくで、常つねに高たかい勝率しょうりつをマークし、特とくに2コースの捌さばきは絶品ぜっぴんであった。整備せいびの熱心ねっしんさから「走はしる教科書きょうかしょ」と呼よばれ、前ぜん検けん日びにはスタート特訓とっくんが終おわると、真まっ先さきに整備せいび室しつの一角いっかくにある長ちょう机つくえに陣取じんどってバルブの羽根はねを徹底的てっていてきにいじっていた。その他たの整備せいびは一切いっさいせず、バルブ調整ちょうせいばかりやっていた。1970年ねんには驚異きょういの171勝しょうを挙あげ、この記録きろくは現在げんざいも破やぶられていない。1980年ねんには8月がつ5日にちから10月17日にちにかけて22連勝れんしょうを達成たっせいするが、現在げんざいも歴代れきだい3位いの記録きろくとして残のこっている。記念きねん優勝ゆうしょう（SG、GI）が34回かいあり、全ぜん24場じょうのうち17場じょうで優勝ゆうしょうしていた実績じっせきを持もち、1991年ねんには56歳さいで第だい6回かい賞金しょうきん王おうシリーズ戦せん（平和へいわ島とう）を制せいした。1992年ねんには芦屋あしや周しゅう年ねんと徳山とくやま周しゅう年ねんを57歳さいで制せいして、当時とうじの「GI最年長さいねんちょう優勝ゆうしょう記録きろく」を作つくった。「ターンの魔術まじゅつ師し」と呼よばれ、作詞さくし家かの喜多きた條じょう忠ただしはいつも「岡本おかもと先生せんせい」と呼よんでいた。一時期いちじきは植木うえき通彦みちひこの師匠ししょうでもあり、それまで弟子でしはいっさいおらず、いつも単独たんどく行動こうどうであった岡本おかもとにとって植木うえきは、最初さいしょで最後さいごの弟子でしになる。植木うえきは、デビュー後ご、岡本おかもとに何なん度ども弟子入でしいりを志願しがんしたが、岡本おかもとさんはいつもつれない返事へんじであった。ある年とし、猛烈もうれつな台風たいふうが北九州きたきゅうしゅうを襲おそい、岡本おかもとの自宅じたくの屋根やね瓦かわらが吹ふき飛とばされた。その時ときに植木うえきの父ちちが岡本おかもと家かに通かよって屋根やね瓦かわらを修復しゅうふくし、流石さすがの岡本おかもとも、これに感謝かんしゃして、弟子入でしいりを認みとめた。

岡本おかもとは、自分じぶんが競艇きょうてい選手せんしゅだということを近所きんじょの住民じゅうみんに知しられたくなかったようで、レースに出でかけるときはいつもスーツを着きていたため、近所きんじょの人ひとは「ごく普通ふつうのサラリーマンのようだった」と言いっていた。

1997年ねん5月1日にちの若松わかまつ一般いっぱん戦せん「ゴールデンウィーク特選とくせん」4日にち目め3Rで最後さいごの勝利しょうりとなる通算つうさん3031勝しょう（1号ごう艇てい1コース進入しんにゅう）を挙あげ、3日にちで最終さいしゅう日びの11Rが最後さいごの出走しゅっそうとなった（1号ごう艇てい3コース進入しんにゅうで5着ちゃく）。

2007年ねん、ボートレースの殿堂でんどう入いりを果はたした。

獲得かくとくタイトル

※太字ふとじは四よん大だい特別とくべつ競走きょうそうを含ふくむSG級きゅうレース

• 1964年ねん - 第だい10回かい全国ぜんこく地区ちく対抗たいこう戦せん競走きょうそう（蒲かばの郡ぐん）、徳山とくやま開設かいせつ11周年しゅうねん記念きねん競走きょうそう
• 1966年ねん - 徳山とくやま開設かいせつ13周年しゅうねん記念きねん競走きょうそう、常滑とこなめ開設かいせつ13周年しゅうねん記念きねん「全国ぜんこく争覇そうは特別とくべつ競走きょうそう」
• 1967年ねん - 九州きゅうしゅう地区ちく選手権せんしゅけん競走きょうそう（若松わかまつ）、芦屋あしや開設かいせつ15周年しゅうねん記念きねん競走きょうそう、唐津からつ開設かいせつ14周年しゅうねん記念きねん競走きょうそう
• 1968年ねん - 第だい4回かい鳳凰ほうおう賞しょう競走きょうそう（戸田とだ）、大村おおむら開設かいせつ16周年しゅうねん記念きねん競走きょうそう
• 1969年ねん - 第だい15回かいモーターボート記念きねん競走きょうそう（丸亀まるがめ）
• 1970年ねん - 若松わかまつ開設かいせつ18周年しゅうねん記念きねん競走きょうそう
• 1972年ねん - 若松わかまつ開設かいせつ20周年しゅうねん記念きねん競走きょうそう
• 1973年ねん - 芦屋あしや開設かいせつ21周年しゅうねん記念きねん競走きょうそう、下関しものせき開設かいせつ18周年しゅうねん記念きねん競走きょうそう
• 1975年ねん - びわこ開設かいせつ22周年しゅうねん記念きねん「秩父宮ちちぶのみや妃ひ記念きねん杯はい競走きょうそう」
• 1977年ねん - 九州きゅうしゅう地区ちく選手権せんしゅけん競走きょうそう（福岡ふくおか）、鳴門なると開設かいせつ24周年しゅうねん記念きねん競走きょうそう
• 1978年ねん - 徳山とくやま開設かいせつ25周年しゅうねん記念きねん競走きょうそう、尼崎あまがさき開設かいせつ26周年しゅうねん記念きねん競走きょうそう
• 1979年ねん - びわこ開設かいせつ27周年しゅうねん記念きねん「秩父宮ちちぶのみや妃ひ記念きねん杯はい競走きょうそう」
• 1981年ねん - 九州きゅうしゅう地区ちく選手権せんしゅけん競走きょうそう（大村おおむら）
• 1985年ねん - 多摩川たまがわ開設かいせつ31周年しゅうねん記念きねん競走きょうそう
• 1988年ねん - 戸田とだ開設かいせつ32周年しゅうねん記念きねん競走きょうそう
• 1989年ねん - 九州きゅうしゅう地区ちく選手権せんしゅけん競走きょうそう（芦屋あしや）、尼崎あまがさき開設かいせつ37周年しゅうねん記念きねん競走きょうそう
• 1990年ねん - 福岡ふくおか開設かいせつ37周年しゅうねん記念きねん競走きょうそう、尼崎あまがさき開設かいせつ38周年しゅうねん記念きねん競走きょうそう
• 1991年ねん - 第だい6回かい賞金しょうきん王おうシリーズ戦せん（平和へいわ島とう）
• 1992年ねん - 芦屋あしや開設かいせつ40周年しゅうねん記念きねん「全日本ぜんにほん王座おうざ決定けってい戦せん」競走きょうそう、徳山とくやま開設かいせつ39周年しゅうねん記念きねん競走きょうそう

関連かんれん項目こうもく

• 競艇きょうてい選手せんしゅ一覧いちらん

外部がいぶリンク

• BOAT RACE オフィシャルWEB