出典 しゅってん : フリー百科 ひゃっか 事典 じてん 『ウィキペディア(Wikipedia)』
後生 ごしょう 動物 どうぶつ (こうせいどうぶつ、Metazoa)は、生物 せいぶつ の分類 ぶんるい 群 ぐん の1つで、真 ま 核 かく 生物 せいぶつ のオピストコンタ に属 ぞく する。海綿動物 かいめんどうぶつ 、刺 とげ 胞動物 どうぶつ 、左右 さゆう 相称 そうしょう 動物 どうぶつ などが含 ふく まれる。二 に 界 かい 説 せつ での動物界 どうぶつかい から原生動物 げんせいどうぶつ を除 のぞ いたもの、五 ご 界 かい 説 せつ で動物界 どうぶつかい とされたものにほぼ等 ひと しい。
現在 げんざい の後生 ごしょう 動物 どうぶつ [ 編集 へんしゅう ]
Adl et al. (2012) によれば、後生 ごしょう 動物 どうぶつ は、以下 いか の3グループを含 ふく み、襟 えり 鞭 むち 毛虫 けむし を含 ふく まない。
真正 しんしょう 後生 ごしょう 動物 どうぶつ には、節足動物 せっそくどうぶつ 、脊索 せきさく 動物 どうぶつ を始 はじ め、主要 しゅよう な動物 どうぶつ 門 もん のほとんどが属 ぞく する。
Adl et al. (2012) では真正 しんせい 後生 ごしょう 動物 どうぶつ に Animalia(動物 どうぶつ )という分類 ぶんるい 群 ぐん 名 めい を充 あ てているが、これは必 かなら ずしも広 ひろ く認 みと められたものではない。 Animalia (動物 どうぶつ 、動物界 どうぶつかい ) は後生 ごしょう 動物 どうぶつ のシノニム とする、あるいは、オピストコンタと後生 ごしょう 動物 どうぶつ の間 あいだ に置 お くこともある [要 よう 出典 しゅってん ] 。
後生 ごしょう 動物 どうぶつ 全体 ぜんたい の単 たん 系統 けいとう 性 せい はある程度 ていど 信 しん じられている。以前 いぜん は海綿動物 かいめんどうぶつ の1つないしいくつかの系統 けいとう は別 べつ 系統 けいとう だとする説 せつ もあったが、否定 ひてい されつつある。[要 よう 出典 しゅってん ]
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後生 ごしょう 動物 どうぶつ という分類 ぶんるい は、1874年 ねん 、エルンスト・ヘッケル が定 さだ めた。ヘッケルの定義 ていぎ は系統的 けいとうてき なものではなかったが、範囲 はんい は現在 げんざい のものとほぼ同 おな じである。
二 に 界 かい 説 せつ が中心 ちゅうしん であった時代 じだい に、動物界 どうぶつかい には多 た 細胞 さいぼう 動物 どうぶつ と、単細胞 たんさいぼう で運動 うんどう 性 せい がある原生 げんせい 生物 せいぶつ が含 ふく まれていた。この、動物 どうぶつ 扱 あつか いされていた単細胞 たんさいぼう 生物 せいぶつ を原生動物 げんせいどうぶつ というのに対 たい して、多 た 細胞 さいぼう の動物 どうぶつ をまとめた呼 よ び名 な として後生 ごしょう 動物 どうぶつ が使用 しよう された。
単細胞 たんさいぼう の動物 どうぶつ から、多 た 細胞 さいぼう 動物 どうぶつ への進化 しんか を考 かんが える場合 ばあい や、動物 どうぶつ の系統 けいとう を論 ろん じるときなどに使 つか われることが多 おお かった。現在 げんざい では、原生動物 げんせいどうぶつ 門 もん は認 みと められず、その意味 いみ では後生 ごしょう 動物 どうぶつ という言葉 ことば を使 つか う価値 かち はほとんどない。動物界 どうぶつかい を構成 こうせい しているのは多 た 細胞 さいぼう 動物 どうぶつ だけである。 [要 よう 説明 せつめい ]
ただし、近年 きんねん でも、動物 どうぶつ 界 かい の一部 いちぶ という位置 いち づけではないものの、Protozoa という名前 なまえ の側 がわ 系統 けいとう 的 てき な分類 ぶんるい 群 ぐん を導入 どうにゅう している分類 ぶんるい 体系 たいけい はあり (Ruggiero et al. 2015) 、それの日本語 にほんご として「原生動物 げんせいどうぶつ 界 かい 」という言葉 ことば が使 つか われることはある (島野 しまの 2017 ) 。
また、側 がわ 生 せい 動物 どうぶつ (Parazoa)[注 ちゅう 1] ・中 ちゅう 生 せい 動物 どうぶつ (Mesozoa) を取 と りのけた多 た 細胞 さいぼう 動物 どうぶつ が真 しん の後生 ごしょう 動物 どうぶつ だという言 い いかたもあった。この場合 ばあい 、多 た 細胞 さいぼう 動物 どうぶつ の主 しゅ 系列 けいれつ をまとめた、とでも言 い った意味合 いみあ いになるものと思 おも われるが、それが真 しん のまとまりとして認 みと められるものかどうかは別 べつ の問題 もんだい である。 [要 よう 出典 しゅってん ] 2019年 ねん 現在 げんざい では中 ちゅう 生動 せいどう 物 ぶつ は多 た 細胞 さいぼう 生物 せいぶつ が寄生 きせい 生活 せいかつ によって退化 たいか した結果 けっか だと考 かんが えられている。また、中 ちゅう 生 せい 動物 どうぶつ 門 もん 自体 じたい が多 た 系統 けいとう として直 ちょく 泳 およげ 動物 どうぶつ 門 もん と二 に 胚 はい 動物 どうぶつ 門 もん の2つの門 もん に分 わ かれ、それぞれが前口 まえぐち 動物 どうぶつ の門 もん とされている。
^ 海綿動物 かいめんどうぶつ は動物 どうぶつ の系統 けいとう 関係 かんけい から見 み て、進化 しんか の脇道 わきみち に入 はい ったものであって、真 しん の多 た 細胞 さいぼう 動物 どうぶつ ではないとの見方 みかた がある。その意味 いみ から、海綿動物 かいめんどうぶつ を側 がわ 生 せい 動物 どうぶつ (Parazoa) と呼 よ ぶ場合 ばあい がある。