後藤ごとう宙外ちゅうがい

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後藤ごとう 宙外ちゅうがい
（ごとう ちゅうがい）
後藤ごとう宙外ちゅうがい
誕生たんじょう 後藤ごとう寅之助とらのすけ
1867年ねん1月がつ27日にち
日本の旗 日本にっぽん・出羽でわ国こく仙北せんぼく郡ぐん払田はらいだ村むら
死没しぼつ (1938-06-12) 1938年ねん6月12日にち（71歳さい没ぼつ）
日本の旗 日本にっぽん・福島ふくしま県けん北会津きたあいづ郡ぐん湊みなと村むら
墓地ぼち 秋田あきた県けん大仙だいせん市し
職業しょくぎょう 小説しょうせつ家か・評論ひょうろん家か
言語げんご 日本語にほんご
国籍こくせき 日本の旗 日本にっぽん
最終さいしゅう学歴がくれき 東京とうきょう専門せんもん学校がっこう
ジャンル 小説しょうせつ
文学ぶんがく活動かつどう 深刻しんこく小説しょうせつ・社会しゃかい小説しょうせつ・硯友社けんゆうしゃ
代表だいひょう作さく 『ありのすさび』（1895年ねん）
『明治めいじ文壇ぶんだん回顧かいこ録ろく』（1933年ねん～1935年ねん）
ウィキポータル 文学ぶんがく
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後藤ごとう 宙外ちゅうがい（ごとう ちゅうがい、1867年ねん1月がつ27日にち[注釈ちゅうしゃく 1]（慶応けいおう2年ねん12月22日にち[注釈ちゅうしゃく 2][1][2]） - 1938年ねん（昭和しょうわ13年ねん）6月12日にち）は、明治めいじ後期こうきから昭和しょうわ初期しょきに活躍かつやくした小説しょうせつ家か、評論ひょうろん家か。本名ほんな寅之助とらのすけ。

生涯しょうがい[編集へんしゅう]

後藤ごとう三郎さぶろう右みぎ衛門えもん、斎藤さいとうサダ（花館はなだて村むらの斎藤さいとう勘かん左衛門さえもんの妹いもうと[3]）[4]の次男じなんとして生うまれる。宙外ちゅうがいの家家いえいえは後藤ごとう家かの惣そう家か[3]とされる。なお、戸籍こせき上じょうの誕生たんじょう日びは慶応けいおう2年ねん12月22日にちだが、宙外ちゅうがい自身じしんは12月23日にち、12月24日にちの二に様ように記述きじゅつしている[注釈ちゅうしゃく 3]。後藤ごとう家かは元もと豪族ごうぞくの旧家きゅうかであったが、父ちちの代だいに没落ぼつらくしていた[5]。1879年ねん（明治めいじ12年ねん）、遊学ゆうがくのため兄あにと上京じょうきょうするが明治めいじ19年ねん（1886年ねん）に帰郷ききょう[注釈ちゅうしゃく 4]。1889年ねん（明治めいじ22年ねん）再さい上京じょうきょうし、東京とうきょう専門せんもん学校がっこう（現げん早稲田大学わせだだいがく）専修せんしゅう英語えいご科かに入学にゅうがく。その後ご文学ぶんがく科かに転てんじ、卒業そつぎょう論文ろんぶんに山田やまだ美妙びみょう、尾崎おざき紅葉こうよう、幸田こうだ露伴ろはんを論ろんじる[6][注釈ちゅうしゃく 5]。1894年ねん（明治めいじ27年ねん）に卒業そつぎょう後ごは、坪内つぼうち逍遙しょうようの推挽すいばんにより「早稲田わせだ文学ぶんがく」彙報いほう欄らんの記者きしゃとなり[注釈ちゅうしゃく 6][7]、1895年ねん（明治めいじ28年ねん）、「早稲田わせだ文学ぶんがく」に『ありのすさび』を発表はっぴょうして文壇ぶんだんデビューを果はたした。1897年ねん（明治めいじ30年ねん）に島村しまむら抱月ほうげつ、小杉こすぎ天外てんがい、伊原青々園いはらせいせいえん、水谷みずたに不倒ふとうと共ともに「丁ちょう酉とり文ぶん社しゃ（ていゆうぶんしゃ）」を結成けっせい、「新著しんちょ月刊げっかん」を刊行かんこうし[8]、評論ひょうろん集しゅう『風ふう雲集うんしゅう』を共著きょうちょした。

1900年ねん（明治めいじ33年ねん）、春陽しゅんよう堂どうに入社にゅうしゃし、「新しん小説しょうせつ」編集へんしゅう主任しゅにんとなる。1901年ねん（明治めいじ34年ねん）5月がつ、田園でんえん文学ぶんがくの実践じっせんとして福島ふくしま県けん北会津きたあいづ郡ぐん猪苗代湖いなわしろこ畔ほとりに家いえを建たて、そこから月つきに1週間しゅうかんほど上京じょうきょうして編集へんしゅうの事務じむにあたるという生活せいかつを、1907年ねん（明治めいじ40年ねん）10月がつ鎌倉かまくらに移うつり住すむまで続つづけた[9]。「新しん小説しょうせつ」には正宗まさむね白鳥しらとりの『寂寞せきばく』、夏目なつめ漱石そうせきの『草枕くさまくら』、田山たやま花袋かたいの『蒲団ふとん』、岩野いわの泡鳴ほうめいの『耽溺たんでき』などの問題もんだい作さくが掲載けいさいされた。

作家さっかとしては、明治めいじ30年代ねんだい前半ぜんはん（1900年ねん前後ぜんこう）あたりから、尾崎おざき紅葉こうよう、泉いずみ鏡花きょうからとの親交しんこうを深ふかめ[10]、『ありのすさび』のような《深刻しんこく小説しょうせつ》や、政治せいじ小説しょうせつ『腐肉ふにく団だん』（1899年ねん/明治めいじ32年ねん）などの《社会しゃかい小説しょうせつ》傾向けいこうの作風さくふうから[11]、硯友社けんゆうしゃ風ふうの作風さくふうに転てんじ、言文げんぶん一致いっちによる写実しゃじつ文学ぶんがくの潮流ちょうりゅうには最後さいごまで与くみしなかった[注釈ちゅうしゃく 7]。

1907年ねん（明治めいじ40年ねん）、田山たやま花袋かたいが『蒲団ふとん』を発表はっぴょうすると、『非ひ自然しぜん主義しゅぎ』（1908年ねん/明治めいじ41年ねん9月がつ15日にち）を書かいて反はん自然しぜん主義しゅぎの立場たちばを取とる。1909年ねん（明治めいじ42年ねん）1月がつ、鎌倉かまくらから東京とうきょう市し芝しば区くへ転居てんきょ後ご、同年どうねん2月がつより「寸鉄すんてつ」という欄らんを「新しん小説しょうせつ」に設もうけて反はん自然しぜん主義しゅぎの旗印はたじるしを掲かかげ、同年どうねん4月がつには泉いずみ鏡花きょうかや登張竹風とばりちくふう、笹川ささかわ臨風りんぷうらと「文芸ぶんげい革新かくしん会かい」を結成けっせい[12][13]、各地かくちで講演こうえん会かいを催もよおしたが[注釈ちゅうしゃく 8]、時代じだいの流ながれに逆さからうにとどまった[注釈ちゅうしゃく 9][14]。1910年ねん（明治めいじ43年ねん）、春陽しゅんよう堂どうを退社たいしゃしてのちは、次第しだいに文壇ぶんだんから遠とおざかった。

1914年ねん（大正たいしょう3年ねん）5月がつに秋田あきた時事じじ社長しゃちょうとして秋田あきたに赴任ふにん、秋田あきた市し保戸野ほどのに居住きょじゅう、翌よく1915年ねん（大正たいしょう4年ねん）4月がつ、同社どうしゃの社長しゃちょうを辞任じにんし、仙北せんぼく郡ぐん六郷ろくごう町まち大町おおまちに移うつり住すんだ。のちに本籍ほんせき地ちもこの場所ばしょとした[3]。

昭和しょうわ11年ねん頃ごろの宙外ちゅうがい

1919年ねん（大正たいしょう8年ねん）春はるには推挙すいきょされて六郷ろくごう町長ちょうちょうに就任しゅうにんし、2期き8年ねん務つとめた[注釈ちゅうしゃく 10]。この間あいだ、東北とうほく地方ちほうの考古学こうこがく・史学しがくの研究けんきゅうに没頭ぼっとうし、払田はらいだ柵しがらみ跡あとに注目ちゅうもく、調査ちょうさ研究けんきゅうにつとめる。1929年ねん（昭和しょうわ4年ねん）から翌年よくねんにかけて『仙北せんぼく郡ぐん高梨たかなし村むら拂田はらいだ柵しがらみ址し略図りゃくず』を作成さくせいした[注釈ちゅうしゃく 11]。

1938年ねん（昭和しょうわ13年ねん）6月がつ12日にち、福島ふくしま県けん北会津きたあいづ郡ぐん湊みなと村むら（現げん・会津若松あいづわかまつ市し）の猪苗代湖いなわしろこ畔ほとりの別荘べっそうで脳卒中のうそっちゅうにより死去しきょ。戒名かいみょうは香こう雲くも院いん釈しゃく宙外ちゅうがい[15]。

家族かぞく[編集へんしゅう]

  • 父ちち・三郎さぶろう右みぎ衛門えもん
  • 母はは・斎藤さいとうサダ
  • 兄あに（大正たいしょう六ろく年ねん五ご月がつ北海道ほっかいどうで死去しきょ[3]）
  • 後妻ごさい・ヤス（茂しげる又また敬吉よしきちの妹いもうと[3]）
    • 宙外ちゅうがいの次女じじょ・実子じっし
    • 後藤ごとう稜りょう次郎じろう（実子じっしの夫おっと）

エピソード[編集へんしゅう]

  • 宙外ちゅうがいの死後しご、後藤ごとう家かは二女じじょの実子じっしの婿むこである稜りょう次じ郎ろうが継ついだ[16]。稜りょう次じ郎ろうの生家せいかは、十じゅう三さん軒けんある後藤ごとう家かの分家ぶんけの内うちで、最もっとも新あたらしく幕末ばくまつの頃ころに分わかれた家いえで、本家ほんけ没落ぼつらく当時とうじは後見こうけんをしていたことがある[3]。

文学ぶんがく者しゃとしての宙外ちゅうがい[編集へんしゅう]

文学ぶんがく者しゃとしての宙外ちゅうがいの活動かつどうは概おおむね、以下いかの3期きに分わけられる。

  1. 家庭かてい小説しょうせつ『ありのすさび』で文壇ぶんだんデビューを果はたしたのち、政治せいじ小説しょうせつ『腐肉ふにく団だん』発表はっぴょうするまでの1895年ねんから1900年ねんまでの時期じき。この間あいだ、宙外ちゅうがいは『闇やみのうつゝ』『誰だれが罪つみ』『思おもひざめ』などを発表はっぴょうして注目ちゅうもくされ、その一方いっぽうで「新著しんちょ月刊げっかん」を編集へんしゅうし、森もり鷗外との「性格せいかく論争ろんそう」をふくむ活発かっぱつな評論ひょうろん活動かつどうを展開てんかいした[17]。
  2. 春陽しゅんよう堂どうに入社にゅうしゃ後ご、猪苗代湖畔いなわしろこはんに暮くらしながら創作そうさく活動かつどうをつづけ、編集へんしゅうに従事じゅうじした1900年ねんごろから自然しぜん主義しゅぎ興隆こうりゅうの1907年ねんごろまで。この時期じきはいわば「硯友社けんゆうしゃの客将かくしょう」とみなされ、泉いずみ鏡花きょうか、国木田独歩くにきだどっぽ、徳田とくた秋声しゅうせいらの作品さくひんを紹介しょうかいする一方いっぽう、薄田うすだ泣菫きゅうきんや正宗まさむね白鳥しらとりらの新人しんじんを発掘はっくつして「新しん小説しょうせつ」黄金おうごん時代じだいをもたらした[17]。一方いっぽうではみずから晩年ばんねんに著あらわした『明治めいじ文壇ぶんだん回顧かいこ録ろく』で述のべるように「思想しそう惑乱わくらんの時代じだい」でもあって、創作そうさく上じょうの限界げんかいを感かんじていた時期じきにあたる。東京とうきょう専門せんもん学校がっこう時代じだいからの学友がくゆうで文学ぶんがく上じょうのライバルでもあった島村しまむら抱月ほうげつを強つよく意識いしきした[17]。
  3. 反はん自然しぜん主義しゅぎを唱となえてから春陽しゅんよう堂どう退社たいしゃまでの1907年ねんごろから1910年ねん暮くれまでの時期じき。ヨーロッパ留学りゅうがくから帰国きこくした抱月ほうげつに対たいして羨望せんぼうと劣等れっとう感かんを感かんじながら、性格せいかくの違ちがいもあって硯友社けんゆうしゃ文学ぶんがくの生いき残のこりのような状況じょうきょうを呈ていしていた。こののち小説しょうせつは散発さんぱつ的てきにしか書かかなくなり、春陽しゅんよう堂どう退社たいしゃをもって事実じじつ上じょうの文壇ぶんだん引退いんたいとみなすことができる[17]。

主おもな作品さくひん[編集へんしゅう]

  • 『ありのすさび』 「早稲田わせだ文学ぶんがく」明治めいじ28年ねん（1895年ねん）5月がつ - 10月。
  • 『闇やみのうつゝ／狂きょう美人びじん』 「新しん小説しょうせつ」第だい4号ごう、明治めいじ30年ねん（1897年ねん）9月がつ、春陽しゅんよう堂どう。
  • 『腐肉ふにく団だん』 「時事新報じじしんぽう」明治めいじ32年ねん（1899年ねん）6月がつ - 8月がつ。明治めいじ33年ねん（1900年ねん）7月がつ、春陽しゅんよう堂どう 刊かん。
  • 『思おもひざめ』 明治めいじ30年ねん（1897年ねん）12月、東ひがし華はな堂どう。
  • 『新しん機軸きじく』 明治めいじ31年ねん（1898年ねん）12月、春陽しゅんよう堂どう。
  • 『非ひ自然しぜん主義しゅぎ』 明治めいじ41年ねん（1908年ねん）9月がつ、春陽しゅんよう堂どう。
  • 『明治めいじ文壇ぶんだん回顧かいこ録ろく』 「芸術げいじゅつ殿どの」昭和しょうわ8年ねん（1933年ねん） - 昭和しょうわ10年ねん（1935年ねん）。昭和しょうわ11年ねん（1936年ねん）5月がつ、岡倉おかくら書房しょぼう 刊かん。

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

[脚注きゃくちゅうの使つかい方かた]

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

  1. ^ 宙外ちゅうがいの戸籍こせき上じょうの生年月日せいねんがっぴ（慶応けいおう2年ねん12月22日にち）をウィキペディア「慶応けいおう」に依よって西暦せいれき換算かんさんすると、慶応けいおう2年ねん12月1日にちはグレゴリオ暦れき1867年ねん1月がつ6日にちにあたるため、それに21を足たして1月がつ27日にちとなる。
  2. ^ 「明治めいじ十じゅう九きゅう年ねんに宙外ちゅうがいが覚おぼえ書がきとして書かいている自じ叙じょ略伝りゃくでんによれば（中略ちゅうりゃく）慶応けいおう二に年ねん寅とらの十二月じゅうにがつ二に十じゅう四よん日にちに生なる故ゆえをもって通称つうしょう虎之助とらのすけと言いう。（中略ちゅうりゃく）とある。誕生たんじょう日びの日ひは戸籍こせきには十二月じゅうにがつ二に十じゅう二に日にちとあり、また昭和しょうわ十じゅう一いち年ねんに史蹟しせき保存ほぞんの功労こうろう者しゃとして文部もんぶ大臣だいじんから表彰ひょうしょうを受うけた時ときの履歴りれき書しょには、自みずから二に十じゅう三さん日にちと書かいているが、伝つたえるところでは家例かれいの媒なかだち払ばらいの日ひであったとか、すれば二に十じゅう四よん日にちが正ただしいであろう。」（後藤ごとう 1967年ねん、p.49）。
  3. ^ 後藤ごとう 1967年ねん、p.49。
  4. ^ 日本にっぽん近代きんだい文学ぶんがく大だい事典じてん 1984、p.599。
  5. ^ 論文ろんぶん表題ひょうだいは「散文詩さんぶんしの精髄せいずいを論ろんじて美妙びみょう、紅葉こうよう、露伴ろはんの三さん作家さっかに及およぶ」（後藤ごとう 1967年ねん、p.51）。のちに逍遙しょうようの推薦すいせんにより、序論じょろんと美妙びみょう論ろんを梗概こうがい化かし、後半こうはんの紅葉こうよう、露伴ろはん論ろんを中心ちゅうしんに「美妙びみょう、紅葉こうよう、露伴ろはんの三さん作家さっかを評ひょうす」として「早稲田わせだ文学ぶんがく」に掲載けいさいし、明治めいじ33年ねん、『風ふう雲集うんしゅう』（島村しまむら抱月ほうげつ、後藤ごとう宙外ちゅうがい、伊原青々園いはらせいせいえん 共著きょうちょ。春陽しゅんよう堂どう）に収録しゅうろくされた（畑はたけ 1970、pp.25-26）。
  6. ^ 村松むらまつ 1970、p.41。
  7. ^ 畑はたけ 1970年ねん、p.33。
  8. ^ 「東京とうきょう、浜松はままつ、宇都宮うつのみや、宇治山田うじやまだ、三重みえ、名古屋なごやで講演こうえん会かいを催もよおしたりした」（村松むらまつ 1970、p.41）。
  9. ^ 千葉ちば 1980、p.63。
  10. ^ 千葉ちば 1980、pp.127-132、後藤ごとう宙外ちゅうがい年譜ねんぷ（後藤ごとう稜りょう次郎じろう 作成さくせい）。
  11. ^ 千葉ちば 1980、p.99。実物じつぶつ図版ずはん。

出典しゅってん[編集へんしゅう]

  1. ^ 後藤ごとう稜りょう次郎じろう「後藤ごとう宙外ちゅうがい」（『あきた』通巻つうかん65号ごう、秋田あきた県けん広報こうほう協会きょうかい発行はっこう、1967年ねん10月がつ1日にち）pp.49-53。
  2. ^ 井上いのうえ隆明たかあき監修かんしゅう、塩谷しおや順じゅん耳みみほか編へん『秋田あきた人名じんめい大だい事典じてん』（第だい2版はん）秋田魁新報社あきたさきがけしんぽうしゃ、2000年ねん、p.228頁ぺーじ。ISBN 4-87020-206-9。 
  3. ^ a b c d e f “人ひと・その思想しそうと生涯しょうがい(21)”. あきた（通巻つうかん65号ごう） (1967年ねん10月がつ1日にち). 2021年ねん9月がつ7日にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2024年ねん1月がつ2日にち閲覧えつらん。
  4. ^ 後藤ごとう稜りょう次郎じろう「後藤ごとう宙外ちゅうがい」（『あきた』通巻つうかん65号ごう、秋田あきた県けん広報こうほう協会きょうかい発行はっこう、1967年ねん10月がつ1日にち）p.49-53
  5. ^ 日本にっぽん近代文学館きんだいぶんがくかん編へん 編へん『日本にっぽん近代きんだい文学ぶんがく大だい事典じてん（机上きじょう版ばん）』項目こうもく著者ちょしゃ：畑はた実みのる、1984年ねん10月がつ24日にち、pp.599-601頁ぺーじ。ISBN 4062009277。 
  6. ^ 畑はた実みのる「後藤ごとう宙外ちゅうがい―その初期しょきの一いち断面だんめん」（「駒澤大學こまざわだいがく文學部ぶんがくぶ研究けんきゅう紀要きよう」28、1970年ねん）pp.24-34。
  7. ^ 村松むらまつ定じょう孝こう「〈資料しりょう〉泉いずみ鏡花きょうか逸文いつぶん三さん篇へん」（「上智大学じょうちだいがく国文学こくぶんがく論集ろんしゅう」4、1970年ねん）pp.40-57。
  8. ^ 後藤ごとう宙外ちゅうがい「『新著しんちょ月刊げっかん』発行はっこうとその環境かんきょう」（「早稲田わせだ文学ぶんがく」240号ごう、1926年ねん1月がつ。十川そがわ信介しんすけ 編へん『明治めいじ文学ぶんがく回想かいそう集しゅう』（下した）、岩波書店いわなみしょてん、1999年ねん2月がつ、pp.294-307）。ISBN 4003115821
  9. ^ 伊藤いとう整せい「解題かいだい 後藤ごとう宙外ちゅうがい」（『明治めいじ文学ぶんがく全集ぜんしゅう』第だい65巻かん、小杉こすぎ天外てんがい・小栗おぐり風葉ふうよう・後藤ごとう宙外ちゅうがい集しゅう、筑摩書房ちくましょぼう、1968年ねん）pp.419-421。ISBN 4480103651
  10. ^ 徳田とくた秋声しゅうせい「予よが半生はんせいの文壇ぶんだん生活せいかつ」（「新潮しんちょう」1912年ねん1月がつ号ごう。『徳田とくた秋聲しゅうせい全集ぜんしゅう』第だい19巻かん、八木やぎ書店しょてん、2000年ねん11月、pp.269-274）。ISBN 4840697191
  11. ^ 『日本にっぽん大だい百科全書ひゃっかぜんしょ』 第だい9巻かん、項目こうもく著者ちょしゃ：畑はた実みのる、小学館しょうがくかん、1986年ねん5月がつ、p.437頁ぺーじ。ISBN 4095260092。http://100.yahoo.co.jp/detail/%E5%BE%8C%E8%97%A4%E5%AE%99%E5%A4%96/。 
  12. ^ 手塚てづか昌行まさゆき「文芸ぶんげい革新かくしん会かいをめぐる反はん自然しぜん主義しゅぎ思潮しちょう」（「明治めいじ大正たいしょう文学ぶんがく研究けんきゅう」24、東京とうきょう堂どう、1958年ねん6月がつ）pp.80-92。
  13. ^ 伊藤いとう整せい『日本にっぽん文壇ぶんだん史し』14「反はん自然しぜん主義しゅぎの人ひとたち」講談社こうだんしゃ文芸ぶんげい文庫ぶんこ、1997年ねん2月がつ。pp.114-124。ISBN 4061975544
  14. ^ 千葉ちば三郎さぶろう 編へん『後藤ごとう宙外ちゅうがい―目めで見みるその生涯しょうがい』後藤ごとう宙外ちゅうがい翁おう顕彰あきら会かい、1980年ねん10月がつ。
  15. ^ 岩井いわい寛ひろし『作家さっかの臨終りんじゅう・墓碑ぼひ事典じてん』（東京とうきょう堂どう出版しゅっぱん、1997年ねん）142頁ぺーじ
  16. ^ 後藤ごとう稜りょう次郎じろう「後藤ごとう宙外ちゅうがい」（『あきた』通巻つうかん65号ごう、秋田あきた県けん広報こうほう協会きょうかい発行はっこう、1967年ねん10月がつ1日にち）pp.49-53
  17. ^ a b c d 千葉ちば三郎さぶろう「後藤ごとう宙外ちゅうがいが文壇ぶんだんを退しりぞいた謎なぞ」野添のぞえ憲治けんじ編へん『秋田あきた県けんの不思議ふしぎ事典じてん』pp.110-111、新人物往来社しんじんぶつおうらいしゃ、2002年ねん11月。

文献ぶんけん[編集へんしゅう]

  • 『現代げんだい日本にっぽん文学ぶんがく全集ぜんしゅう』第だい84巻かん、明治めいじ小説しょうせつ集しゅう、筑摩書房ちくましょぼう、1957年ねん。（収録しゅうろく作さく：『ありのすさび』）。
  • 『現代げんだい日本にっぽん文学ぶんがく全集ぜんしゅう』第だい97巻かん、文学ぶんがく的てき回想かいそう集しゅう、筑摩書房ちくましょぼう、1958年ねん。（収録しゅうろく作さく：『明治めいじ文壇ぶんだん回顧かいこ録ろく』）。ISBN 4480103651
  • 『明治めいじ文学ぶんがく全集ぜんしゅう』第だい65巻かん、小杉こすぎ天外てんがい・小栗おぐり風葉ふうよう・後藤ごとう宙外ちゅうがい集しゅう、筑摩書房ちくましょぼう、1968年ねん。（収録しゅうろく作さく：『ありのすさび』『獨行どっこう』『自然しぜん主義しゅぎ比較ひかく論ろん』）。ISBN 4480103651
  • 島村しまむら抱月ほうげつ・後藤ごとう宙外ちゅうがい・伊原青々園いはらせいせいえん『風ふう雲集うんしゅう』（「リプリント日本にっぽん近代きんだい文学ぶんがく」40、2005年ねん9月がつ、発行はっこう：国文学研究資料館こくぶんがくけんきゅうしりょうかん、発売はつばい：平凡社へいぼんしゃ）。ISBN 4256900403
  • 後藤ごとう宙外ちゅうがい『非ひ自然しぜん主義しゅぎ』（「近代きんだい文芸ぶんげい評論ひょうろん叢書そうしょ」10、1990年ねん10月がつ、日本にっぽん図書としょセンター）。ISBN 482059124X
  • 後藤ごとう宙外ちゅうがい『明治めいじ文壇ぶんだん回顧かいこ録ろく』（「明治めいじ大正たいしょう文学ぶんがく回想かいそう集成しゅうせい」8、1983年ねん4月がつ、日本にっぽん図書としょセンター）。ISBN 4820563203
  • 伊原青々園いはらせいせいえん・後藤ごとう宙外ちゅうがい 編へん『唾つば玉だま集しゅう―明治めいじ諸家しょかインタヴュー集しゅう』（「東洋文庫とうようぶんこ」592、1995年ねん8月がつ、平凡社へいぼんしゃ）。ISBN 4582805922
  • 後藤ごとう宙外ちゅうがい 編へん『高梨たかなし村むら郷土きょうど沿革えんかく紀き』「高梨たかなし村むら郷土きょうど沿革えんかく紀き」復刻ふっこく版ばん刊行かんこう会かい、2010年ねん3月がつ。
  • 「後藤ごとう宙外ちゅうがい　目めで見みるその生涯しょうがい」

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]

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