成瀬なるせ正ただし壽ことぶき

成瀬なるせ正ただし壽像じゅぞう(白はく林寺はやしじ蔵くら)

成瀬なるせ 正ただし壽ことぶき（なるせ まさなが、天明てんめい2年ねん2月がつ23日にち（1782年ねん4月がつ5日にち）- 天保てんぽう9年ねん10月27日にち（1838年ねん12月13日にち））は、尾張おわり藩はんの附ふ家老がろう、尾張おわり犬山いぬやま藩はん成瀬なるせ家かの第だい7代だい当主とうしゅ。

第だい6代だい当主とうしゅ・成瀬なるせ正ただし典てんの四よん男なん。正室せいしつは大久保おおくぼ忠喜ちゅうきの娘むすめ。子こに成瀬なるせ正ただし住じゅう（長男ちょうなん）、渋谷しぶや良徳よしとく（次男じなん）。娘むすめ3人にんのうち、1人ひとりは田村たむら邦行くにゆき正室せいしつ、一人ひとりは水野みずの勝かつ進すすむ婚約こんやく者しゃ。官位かんいは従したがえ五ご位い下か、隼人はやと正せい。

幼名ようみょうは千せん之これ助すけ。兄あに・正せい賢けんの早世そうせいで嫡子ちゃくしとなり、寛政かんせい10年ねん（1798年ねん）12月に従したがえ五ご位い下か・主しゅ殿しんがり頭あたまに叙任じょにん、文化ぶんか6年ねん（1809年ねん）7月がつ29日にち、父ちちの隠居いんきょにより跡あとを継つぐ。正せい壽ことぶきには尾張おわり藩はんから独立どくりつした大名だいみょうになりたいという野望やぼうがあったらしく、8月がつに隼人はやと正せいに転任てんにん、尾張おわり藩はんから離脱りだつして幕臣ばくしんに戻もどった上うえで、独立どくりつした藩主はんしゅになろうと企くわだてたが、成功せいこうしなかった。

成瀬なるせ正ただし壽ことぶきの墓はか(名古屋なごや市し平和へいわ公園こうえん)

天保てんぽう9年ねん（1838年ねん）10月がつ27日にち、57歳さいで死去しきょし、跡あとを長男ちょうなんの正せい住じゅうが継ついだ。法号ほうごうは舜しゅん徳とく院いん殿どの泰たい岳だけ道どう寛大かんだい居士こじ。墓所はかしょは愛知あいち県けん名古屋なごや市し中ちゅう区く栄さかえ三さん丁目ちょうめの白はく林寺はやしじ(のち平和へいわ公園こうえんに改葬かいそう)（もしくは宝たから成しげる寺てら）。

系譜けいふ

父母ちちはは

• 成瀬なるせ正ただし典てん（父ちち）

正室せいしつ

• 大久保おおくぼ忠喜ちゅうきの娘むすめ

子女しじょ

• 成瀬なるせ正ただし住じゅう（長男ちょうなん）
• 渋谷しぶや良徳よしとく（次男じなん）
• 田村たむら邦行くにゆき正室せいしつ
• 水野みずの勝かつ進すすむ婚約こんやく者しゃ