新潮しんちょう

『新潮しんちょう』（しんちょう）は、新潮社しんちょうしゃが発行はっこうしている月刊げっかんの文芸ぶんげい雑誌ざっし。

概要がいよう

1904年ねん5月5日にち創刊そうかん。 新潮しんちょう新人しんじん賞しょう（1969年ねん-）を主催しゅさいし、川端かわばた康成やすなり文学ぶんがく賞しょうと三島みしま由紀夫ゆきお賞しょうと萩原はぎはら朔太郎さくたろう賞しょうの受賞じゅしょう発表はっぴょうを行おこなっている。新潮社しんちょうしゃの純文学じゅんぶんがく部門ぶもんを担になう位置付いちづけとされており、同社どうしゃの『小説しょうせつ新潮しんちょう』が大衆たいしゅう小説しょうせつ部門ぶもんを担になっているのと対たいをなす。

この『新潮しんちょう』と、『文學ぶんがく界かい』（文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう発行はっこう）、『群像ぐんぞう』（講談社こうだんしゃ発行はっこう）、『すばる』（集英社しゅうえいしゃ発行はっこう）、『文藝ぶんげい』（河出書房新社かわでしょぼうしんしゃ発行はっこう、季刊きかん誌し）は「五大ごだい文芸ぶんげい誌し」と呼よばれ、これらに掲載けいさいされた短編たんぺん・中編ちゅうへんが芥川賞あくたがわしょうの候補こうほになることが多おおい。

佐藤さとう義亮ぎりょうが経営けいえい難なんのために手放てばなした『新しん聲こえ』(1896年ねん創刊そうかん)が前身ぜんしん。同誌どうしは長谷川はせがわ伸しん、若山わかやま牧水ぼくすい、生田長江いくたちょうこうらを輩出はいしゅつし、当時とうじ青年せいねん投稿とうこう誌しの雄ゆうと言いわれた『文庫ぶんこ』（1895年ねん創刊そうかん）と並ならぶ青年せいねん派はの一大いちだい勢力せいりょくとなったが、1903年ねんに佐藤さとうが編集へんしゅうを離はなれ、翌年よくねん『新潮しんちょう』を立たち上あげた。

歴代れきだい編集へんしゅう長ちょう

• 中根なかね駒こま十じゅう郎ろう（1924年ねん - 1943年ねん）
• （中村なかむら武羅夫むらお（1912年ねん - 1944年ねん））
• 楢崎ならさき勤つとむ（1944年ねん - 1945年ねん）
• 佐藤さとう哲夫てつお（1945年ねん）
• 斎藤さいとう十一といち（1946年ねん - 1967年ねん）
• 酒井さかい健次郎けんじろう（1967年ねん - 1976年ねん）
• 谷田たにだ昌平しょうへい（1976年ねん - 1981年ねん）
• 坂本さかもと忠雄ただお（1981年ねん - 1995年ねん）
• 前田まえだ速夫はやお（1995年ねん - 2003年ねん）
• 矢野やの優ゆう（2003年ねん - ）

関連かんれん項目こうもく

• 新潮しんちょう新人しんじん賞しょう

外部がいぶリンク

• 新潮しんちょう
• 「新潮しんちょう」編集へんしゅう部ぶ編へん「表紙ひょうしと目次もくじで見みる「新潮しんちょう」１００年ねん」