栗生くりゅう顕あらわ友とも

栗生くりゅう顕あらわ友とも（くりゅうあきとも）は、南北なんぼく朝あさ時代じだいの南朝なんちょう方かたの武将ぶしょう。新田にった義貞よしさだの側近そっきんで、後代こうだいに新田にった四天王してんのうの一人ひとりに数かぞえられた。

経歴けいれき・人物じんぶつ

上野うえの出身しゅっしん。義貞よしさだの側近そっきんとして仕つかえた。建たて武たけしの新政しんせい後ごの建たて武たけし3年ねん（1336年ねん）、恒つね良りょう親王しんのうや尊みこと良りょう親王しんのうを奉ほうじ北国きたぐにへ向むかった義貞よしさだに従したがう。『太平たいへい記き』によると、越前えちぜん金ヶ崎かねがさき城しろを包囲ほういする北きた朝方あさがたの軍勢ぐんぜいを、顕あらわ友ともの進言しんげんした策さくを以もって欺あざむき、義貞よしさだの金ヶ崎かねがさき城しろ入城にゅうじょうに成功せいこうしたとされる。