株式会社かぶしきがいしゃ (ドイツ)

ドイツ法ほうにおける（かぶしきがいしゃ、独どく: Aktiengesellschaft（アクツィエンゲゼルシャフト））または（アーゲー）とは、株式かぶしき法ほう（AktG）に規定きていされている会社かいしゃ形態けいたい。

ドイツ語ごの「Aktien」は株式かぶしきを意味いみし、「Gesellschaft」は組合くみあい（会社かいしゃも含ふくむ）を意味いみする。（ゲーエムベーハー）とあわせて、日本にっぽん法ほうの株式会社かぶしきがいしゃに相当そうとうする。

概要がいよう

法人ほうじん格かくを有ゆうし、会社かいしゃ(Handelsgesellschaft)とみなされ、資本しほん会社かいしゃ(Kapitalgesellschaft)の一種いっしゅである。出資しゅっし者しゃである株主かぶぬしは有限ゆうげん責任せきにんを負担ふたんする。

業務ぎょうむ執行しっこうについて決定けってい権限けんげんを有ゆうするのは執行しっこう役やく会かい (Vorstand) であり、執行しっこう役やく会かい構成こうせい員いん(Vorstandsmitglied)は、監査かんさ役やく会かい (Aufsichtsrat)により選任せんにん・監督かんとくされる。監査かんさ役やく会かいの構成こうせい員いんである監査かんさ役やく(Aufsichtsrat)は、原則げんそくとして株主かぶぬし総会そうかいで選任せんにんされる。ただし、20000人にんを超こえる従業じゅうぎょう員いんを有ゆうする会社かいしゃの監査かんさ役やく会かいは、株主かぶぬしの利益りえきを代表だいひょうする監査かんさ役やくと従業じゅうぎょう員いんの利益りえきを代表だいひょうする監査かんさ役やくから構成こうせいされる。

ドイツの会社かいしゃに占しめるAGの割合わりあいは、日本にっぽんの会社かいしゃに占しめる株式会社かぶしきがいしゃ（KK）の割合わりあいと比較ひかくして格段かくだんに少すくない。ドイツでは著名ちょめいな企業きぎょうであっても、有限ゆうげん会社かいしゃ（GmbH、日本にっぽんの旧きゅう有限ゆうげん会社かいしゃ (YK) に相当そうとう）の形態けいたいを採とることが多おおく、AGはフランクフルト証券しょうけん取引とりひき所しょに上場じょうじょうしているような株式かぶしき公開こうかい会社かいしゃが中心ちゅうしんである^[1]。