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横浜よこはまユーラシア文化ぶんかかん

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横浜よこはまユーラシア文化ぶんかかん
Yokohama Museum of EurAsian Cultures
外観がいかん 地図
横浜ユーラシア文化館の位置(神奈川県内)
横浜ユーラシア文化館
神奈川かながわ県内けんない位置いち
施設しせつ情報じょうほう
専門せんもん分野ぶんや ユーラシアしょ地域ちいき、アジア
館長かんちょう 上山うえやま和雄かずお
事業じぎょう主体しゅたい 横浜よこはま[1]
管理かんり運営うんえい おおやけざい横浜よこはまふるさと歴史れきし財団ざいだん[1]
開館かいかん 2003ねん平成へいせい15ねん)3がつ15にち
所在地しょざいち 231-0021
神奈川かながわけん横浜よこはまなか日本大通にほんおおどおり12
位置いち 北緯ほくい3526ふん46.576びょう 東経とうけい13938ふん35.722びょう / 北緯ほくい35.44627111 東経とうけい139.64325611 / 35.44627111; 139.64325611座標ざひょう: 北緯ほくい3526ふん46.576びょう 東経とうけい13938ふん35.722びょう / 北緯ほくい35.44627111 東経とうけい139.64325611 / 35.44627111; 139.64325611
外部がいぶリンク http://www.eurasia.city.yokohama.jp/
プロジェクト:GLAM
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横浜よこはまユーラシア文化ぶんかかん(よこはまユーラシアぶんかかん、Yokohama Museum of EurAsian Cultures[2][3])は、神奈川かながわけん横浜よこはまちゅうにある博物館はくぶつかん横浜よこはま都市とし発展はってん記念きねんかん同一どういつ建物たてものない(2かい)にある。

施設しせつ概要がいよう

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図書としょ資料しりょうしつ

横浜よこはまユーラシア文化ぶんかかんは、晩年ばんねん横浜よこはまごした江上えがみなみおっと横浜よこはま寄贈きぞうした考古学こうこがく歴史れきしがく民族みんぞくがく美術びじゅつ関係かんけい資料しりょうをもとに、2003ねん平成へいせい15ねん)3がつ開館かいかんした博物館はくぶつかんである[4]。2,500てんあまりの考古こうこ歴史れきし美術びじゅつ民族みんぞく資料しりょうと、やく25,000さつ文献ぶんけん資料しりょう収蔵しゅうぞう展示てんじされている。これらを「砂漠さばく草原そうげん」「いろかたち」「わざ」「よそおう」「つたえる」という5つのキーワードをじくとして、ユーラシアしょ地域ちいき多彩たさい文化ぶんか人々ひとびと交流こうりゅう歴史れきしかるように展示てんじしているのが特色とくしょくである[5]

建物たてもの歴史れきし

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発展はってん記念きねんかん併設へいせつするかたちでユーラシア文化ぶんかかん施設しせつもうけられている。

横浜よこはま都市とし発展はってん記念きねんかん同居どうきょするかたち建物たてものは、元来がんらい横浜よこはま市外しがい電話でんわきょくとして利用りようされていた。きゅう横浜よこはま市外しがい電話でんわきょく1929ねん昭和しょうわ4ねん)、横浜よこはま中央ちゅうおう電話でんわきょくとして建築けんちくされた。設計せっけいおこなったのは、建築けんちくとして戦前せんぜん戦後せんご長期ちょうきにわたって逓信ていしんしょう郵政省ゆうせいしょう営繕えいぜん組織そしきひきいた横浜よこはま出身しゅっしん逓信ていしんしょう技師ぎしである中山なかやま広吉ひろきちによるものである。建物たてもの外壁がいへき茶色ちゃいろのタイルを全面ぜんめんり、装飾そうしょくひかえた堅実けんじつなデザインでありながら、2かいから4かいをまとめるはしらがたかべいただきいしコーニス水平すいへいり)などに古典こてん主義しゅぎ様式ようしき構成こうせいのこすなど、昭和しょうわせん前期ぜんき逓信ていしんしょう特有とくゆう意匠いしょうられる。4かいての建物たてもの電話でんわきょくとしての機能きのうから、各階かくかいたかさがことなっており、1かいと3かいたかくそれぞれ営業えいぎょうしつ交換こうかんしつとして使つかわれていた。また、2かいには局長きょくちょうしつ技術ぎじゅつかんしつなどの業務ぎょうむスペースが、5かいには交換こうかんしゅのための休憩きゅうけいしつ食堂しょくどう宿直しゅくちょくしつもうけられていた[6]

戦後せんごも、横浜よこはま市外しがい電話でんわきょくNTT横浜よこはま情報じょうほう案内あんないセンターとして利用りようされたが、NTTの移転いてん横浜よこはま施設しせつとして利用りようされることになり、2000ねん平成へいせい12ねん)には、「きゅう横浜よこはま市外しがい電話でんわきょく」として横浜よこはま認定にんてい歴史れきしてき建造けんぞうぶつ認定にんていされた建造けんぞうぶつとなった[7]2001ねん平成へいせい13ねん)から改修かいしゅう工事こうじおこなわれ、本町ほんちょうどおりとだい桟橋さんばしどおがわもうけられて、タイルりの外壁がいへき建築けんちく当時とうじのままのこして改修かいしゅうされた[8]

利用りよう案内あんない

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特記とっきのないかぎり、横浜よこはまユーラシア文化ぶんかかん利用りよう案内あんない[9]による)

  • 開館かいかん時間じかん:9:30AM 〜 5:00PM(入館にゅうかんは4:30PMまで)
  • 休館きゅうかん毎週まいしゅう月曜日げつようび年末年始ねんまつねんしほか
  • 入館にゅうかんりょう一般いっぱん高校生こうこうせい以上いじょう)200えん小・中学生しょうちゅうがくせい100えん
  • 写真しゃしん撮影さつえい禁止きんし展示てんじぶつ直接ちょくせつれることは不可ふか

アクセス

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みなとみらいせん日本にっぽん大通おおどおえき直結ちょっけつ

特記とっきのないかぎり、横浜よこはまユーラシア文化ぶんかかんアクセスマップ[10]による)

収蔵しゅうぞうひん展示てんじ

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貨幣かへい展示てんじ館内たてうち

展示てんじ常設じょうせつてん企画きかくてんからなり、企画きかくてんおな建物たてもの同居どうきょする横浜よこはま都市とし発展はってん記念きねんかん共有きょうゆうスペースで交互こうごっている。横浜よこはまユーラシア文化ぶんかかん企画きかくてんさいには、常設じょうせつてんなかにも企画きかくてん一部いちぶんだ内容ないようとしている。江上えがみなみおっと寄贈きぞうした2500てんあまり資料しりょうは、旧石器時代きゅうせっきじだいから現代げんだいまでのユーラシア全域ぜんいきにわたっており、学問がくもんてき美術びじゅつてき価値かちにとらわれない江上こうじょう人類じんるいいとなみにたいするひろ興味きょうみ探究たんきゅうしんうかがえる。かん常設じょうせつてんでは、これらを時代じだい地域ちいきといったカテゴリーで分類ぶんるいするのではなく、「砂漠さばく草原そうげん」「いろかたち」「わざ」「よそおう」「つたえる」といった5つのキーワードにおうじた展示てんじスペースがもうけられている。なお、すべての展示てんじぶつには、日本語にほんご英語えいごのキャプションがけられている。ここでは、かくスペースの展示てんじぶつしめ[11]

砂漠さばく草原そうげん

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特記とっきのないかぎり、横浜よこはまユーラシア文化ぶんかかん砂漠さばく草原そうげん[12]による)

  • 狩猟しゅりょう 
  • 土製どせいひつじ
  • 移動いどうしき羊頭ようとうづけかまど
  • 青銅せいどうせい銜(ハミ)
  • 青銅せいどうせい鹿しかがたかざりばん
  • うま俑頭
  • はなえびす

いろかたち

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りゅうみみびん(リュウジヘイ)

特記とっきのないかぎり、横浜よこはまユーラシア文化ぶんかかんしょくかたち[13]による)

  • ラスターいろどり人物じんぶつぞう
  • 陶枕とうちん(トウチン)
  • 移動いどうしき羊頭ようとうづけかまど
  • とりぶんそうちゅうくちづけつぼがた土器どき
  • みどり釉獣脚付あしつきかたばん
  • りゅうみみびん(リュウジヘイ)
  • 女性じょせい祈念きねんしゃぞう
  • あやすえはち
  • 男性だんせい祈念きねんしゃぞう
  • ひつじがたリュトン
  • あおみどり釉把手付てつき水瓶みずがめ
ガラスせい香油こうゆびん

特記とっきのないかぎり、横浜よこはまユーラシア文化ぶんかかんわざ[14]による)

  • コンスタンティンIコンスタンティヌス大帝たいてい銅貨どうか
  • ガラスせい香油こうゆびん
  • カットガラスわん
  • 鳳凰ほうおうぶん(モン)さら
  • 鍑(フク)
  • アレクサンダーIIIアレクサンドロス大王だいおう)スタテール金貨きんか
  • けんさや断片だんぺん
  • 人物じんぶつがたせき製品せいひん

よそお

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動植物どうしょくぶつぶん敷物しきもの

特記とっきのないかぎり、横浜よこはまユーラシア文化ぶんかかんよそお[15]による)

  • なえぞく女性じょせいよう上衣うわぎ
  • 女児じょじよう帽子ぼうし
  • 女性じょせいよう上衣うわぎ
  • 女性じょせいようかぶもの
  • 袖無そでなしぬきあたまがた上衣うわぎ
  • 動植物どうしょくぶつぶん敷物しきもの
  • かみかざ

つたえる

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特記とっきのないかぎり、横浜よこはまユーラシア文化ぶんかかんつたえる[16]による)

刊行かんこうぶつ

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図録ずろく研究けんきゅうしょ一般いっぱんしょなどの書籍しょせきのほか、2013ねん平成へいせい25ねん)から『横浜よこはまユーラシア文化ぶんかかん紀要きよう』が刊行かんこうされている[17]。また、とし2かいニュースレター『News from EurAsia』が発行はっこうされており、ウェブじょう公開こうかいされている[18]

ショップ

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おな建物たてものはいっている横浜よこはま都市とし発展はってん記念きねんかん横浜よこはまユーラシア文化ぶんかかん関連かんれん書籍しょせき・グッズが、ミュージアムショップで販売はんばいされている[19]

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ a b 横浜よこはま指定してい管理かんりしゃ一覧いちらん
  2. ^ あえてEurasiaをEurAsiaとくのは、ユーラシアという言葉ことばなかにヨーロッパとアジアがならんでいることを明示めいじするため。
  3. ^ FAQ”. 横浜よこはまユーラシア文化ぶんかかん. 2015ねん2がつ21にち閲覧えつらん
  4. ^ 横浜よこはまユーラシア文化ぶんかかん開館かいかん6周年しゅうねん企画きかくてん 西にしアジアにせまる~江上こうじょうおっとのまなざし~”. 横浜よこはま教育きょういく委員いいんかい (2009ねん1がつ23にち). 2015ねん2がつ21にち閲覧えつらん
  5. ^ 横浜よこはまユーラシア文化ぶんかかん横浜よこはまユーラシア文化ぶんかかん』2003ねんISBN 4-902282-00-3 
  6. ^ 電話でんわきょくのある風景ふうけい横浜よこはま都市とし発展はってん記念きねんかん 横浜よこはまユーラシア文化ぶんかかん」(pdf)『ライフアシスト』だい10ごう、テルウェル・ライフアシスト、2014ねん8がつ1にち、26-27ぺーじ2014ねん2がつ21にち閲覧えつらん 
  7. ^ 歴史れきしかしたまちづくり 横浜よこはま認定にんてい歴史れきしてき建造けんぞうぶつ 一覧いちらん”. 2015ねん2がつ21にち閲覧えつらん
  8. ^ 改修かいしゅう工事こうじ完成かんせい横浜よこはま都市とし発展はってん記念きねんかん”. 2015ねん2がつ21にち閲覧えつらん
  9. ^ 利用りよう案内あんない”. 横浜よこはまユーラシア文化ぶんかかん. 2015ねん2がつ21にち閲覧えつらん
  10. ^ アクセスマップ”. 横浜よこはまユーラシア文化ぶんかかん. 2015ねん2がつ21にち閲覧えつらん
  11. ^ 横浜よこはまユーラシア文化ぶんかかんホームページ「収蔵しゅうぞう資料しりょう検索けんさく”. 2015ねん2がつ21にち閲覧えつらん
  12. ^ 砂漠さばく草原そうげん”. 横浜よこはまユーラシア文化ぶんかかん. 2015ねん2がつ21にち閲覧えつらん
  13. ^ いろかたち”. 横浜よこはまユーラシア文化ぶんかかん. 2015ねん2がつ21にち閲覧えつらん
  14. ^ わざ”. 横浜よこはまユーラシア文化ぶんかかん. 2015ねん2がつ21にち閲覧えつらん
  15. ^ よそお”. 横浜よこはまユーラシア文化ぶんかかん. 2015ねん2がつ21にち閲覧えつらん
  16. ^ つたえる”. 横浜よこはまユーラシア文化ぶんかかん. 2015ねん2がつ21にち閲覧えつらん
  17. ^ ミュージアムショップ 横浜よこはまユーラシア文化ぶんかかん出版しゅっぱんぶつ”. 横浜よこはまユーラシア文化ぶんかかん. 2015ねん2がつ21にち閲覧えつらん
  18. ^ 横浜よこはまユーラシア文化ぶんかかんホームページ『News from EurAsia』”. 2015ねん2がつ21にち閲覧えつらん
  19. ^ ミュージアムショップ”. 横浜よこはまユーラシア文化ぶんかかん. 2015ねん2がつ21にち閲覧えつらん

参考さんこう文献ぶんけん

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  • 横浜よこはまユーラシア文化ぶんかかん編集へんしゅう発行はっこう横浜よこはまユーラシア文化ぶんかかん』 2003ねん3がつ15にち

外部がいぶリンク

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