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櫃石島橋(ひついしじまばし)は、瀬戸大橋海峡部のうち、北から2番目にある橋。
香川県坂出市櫃石島と岩黒島の間に架かる、全長792m、道路・鉄道併用の斜張橋である。岩黒島橋と共に2連の斜張橋を構成する。
長さや外観は、岩黒島橋と同じだが、国際航路である南方の備讃瀬戸で桁下の高さが必要なため、四国側に1%の上り勾配となっており、4本の塔で高さが異なる[1]。
橋脚は、最下部から橋桁部に向かって広くなり、橋桁から上に行くと、間隔が狭くなり、最上部で平行となる形状をしている。この形状は、「かぶと」や「神社の屋根」をモチーフとしたデザインである[1]。
橋脚内部にはエレベータがあり、斜めに上がっていくようになっている。
計画段階では、岩黒島橋と共に鳥かご状のトラス橋となる予定であったが、景観に配慮して、斜張橋に変更された[2]。
- 橋梁形式:3径間連続鋼トラス斜張橋
- 着工:1978年(昭和53年)
- 竣工:1988年(昭和63年)
- 全長:792m
- 中央支間:420m
- 橋脚の高さ
- 櫃石島側:148m
- 岩黒島側:152m
隣接する橋梁[編集]
櫃石島高架橋 - 櫃石島橋 - 岩黒島高架橋
- ^ a b 本四公団編(1988)、218ページ
- ^ 本四公団編(1988)、279ページ
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そのほかの建造物 | |
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通過する塩飽諸島の島々 | |
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関連項目 | |
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