気き比ひ 氏し治ち（けひ うじはる）は、鎌倉かまくら時代ときよ後期こうきから南北なんぼく朝あさ時代じだいの武将ぶしょう。
越前えちぜん氣比けひ神宮じんぐうの大宮おおみや司つかさ[1]。越前えちぜん金ヶ崎かねがさき城しろ主おも。建たて武たけし3年ねん/延のべ元もと元年がんねん（1336年ねん）の湊川みなとがわの戦たたかいののち、後醍醐天皇ごだいごてんのうの皇子おうじ恒つね良りょう親王しんのうを奉ほうじた新田にった義貞よしさだが越前えちぜん金ヶ崎かねがさき城じょうに下向げこうすると、これを迎むかえ入はいる[1][2]。翌年よくねんの建たて武たけし4年ねん/延のべ元もと2年ねん（1337年ねん）金ヶ崎かねがさきの戦たたかいが勃発ぼっぱつすると金ヶ崎かねがさき城じょうは兵糧ひょうろう攻ぜめに遭あい、同年どうねん3月6日にち、尊みこと良りょう親王しんのう・藤原ふじわら行こう房ぼう、新田にった義よし顕あきら、子この気比けひ斎とき晴はれ、義弟ぎていの瓜生うりゅう保たもつ、瓜生うりゅう義鑑よしあき房ぼう、里見さとみ時成ときなり、里見さとみ義よし氏し 、由良ゆら具ぐ滋しげる、長浜ながはま顕あきら寛ひろし、武田たけだ与一よいちらと共ともに自害じがいした[1][2]。
