延のべ元もと (えんげん、旧きゅう字体じたい:延のべ󠄂元もと)は、日本にっぽんの南北なんぼく朝あさ時代じだいの元号げんごうの一ひとつ。南朝なんちょう方かたで使用しようされた。建たて武たけしの後のち、興国こうこくの前まえ。1336年ねんから1340年ねんまでの期間きかんを指さす。この時代じだいの天皇てんのうは、南みなみ朝方あさがたが後醍醐天皇ごだいごてんのう、後村上天皇ごむらかみてんのう。北朝ほくちょう方かたが光明こうみょう天皇てんのう。室町むろまち幕府ばくふ将軍しょうぐんは足利尊氏あしかがたかうじ。
『梁はり書しょ』の「聖徳せいとく所しょ被ひ、上うえ自じ蒼蒼そうそう、下した延のべ元もと元もと」から。勘かん申さる者しゃは式部しきぶ大輔だいすけ菅原すがわら長ちょう員いん。