応おう徳とく

応おう徳とく（おうとく、（旧きゅう字体じたい：應おう德とく）は、日本にっぽんの元号げんごうの一ひとつ。永えい保たもつの後のち、寛治かんじの前まえ。1084年ねんから1087年ねんまでの期間きかんを指さす。この時代じだいの天皇てんのうは白河天皇しらかわてんのう、堀河ほりかわ天皇てんのう。

改元かいげん

• 永えい保ほ4年ねん2月がつ7日にち（ユリウス暦れき1084年ねん3月16日にち） 甲子きのえね革かわ令れいに当あたるため改元かいげん
• 応おう徳とく4年ねん4月がつ7日にち（ユリウス暦れき1087年ねん5月11日にち） 寛治かんじに改元かいげん

出典しゅってん

文章ぶんしょう博士はかせ藤原ふじわら有ゆう綱つなの勘かん申さるによる。出典しゅってんは「白虎びゃっこ通どおり」封ふう禅ぜん「天下てんか泰平たいへい、符ふ瑞みず所しょ以来いらい至いたり者しゃ　以為王者おうじゃ承うけたまわ天てん順じゅん理り　調和ちょうわ陰陽いんよう　和かず万物ばんぶつ序じょ　休きゅう気き充塞じゅうそく　故こ符ふ瑞みず並なみ臻　皆みな応おう徳とく而至」に依よる。

応おう徳とく期きにおきた出来事できごと

• 1085年ねん（応おう徳とく2）
  • 5月 - 興福寺こうふくじ僧徒そうと、大和やまと十市とおいち郡ぐんで狼藉ろうぜきし、民家みんかを焼やく。
  • この年とし、奥州おうしゅうで清原家衡きよはらのいえひら・武たけ衡と同族どうぞく藤原清衡ふじわらのきよひらが争あらそう。

西暦せいれきとの対照たいしょう表ひょう

※は小しょうの月つきを示しめす。

応おう徳とく元年がんねん（甲子きのえね）	一いち月がつ※	二に月がつ	三さん月がつ	四よん月がつ※	五月ごがつ	六月ろくがつ※	七なな月がつ	八はち月がつ	九きゅう月がつ※	十じゅう月がつ	十一月じゅういちがつ※	十二月じゅうにがつ
ユリウス暦れき	1084/2/9	3/9	4/8	5/8	6/6	7/6	8/4	9/3	10/3	11/1	12/1	12/30
応おう徳とく二に年ねん（乙おつ丑うし）	一いち月がつ※	二に月がつ※	三さん月がつ	四よん月がつ※	五月ごがつ	六ろく月がつ	七なな月がつ※	八はち月がつ	九きゅう月がつ	十じゅう月がつ※	十一月じゅういちがつ	十二月じゅうにがつ※
ユリウス暦れき	1085/1/29	2/27	3/28	4/27	5/26	6/25	7/25	8/23	9/22	10/22	11/20	12/20
応おう徳とく三さん年ねん（丙へい寅とら）	一いち月がつ	二に月がつ※	閏うるう二に月がつ※	三さん月がつ	四よん月がつ※	五月ごがつ	六月ろくがつ※	七なな月がつ	八はち月がつ	九きゅう月がつ※	十じゅう月がつ	十一月じゅういちがつ	十二月じゅうにがつ※
ユリウス暦れき	1086/1/18	2/17	3/18	4/16	5/16	6/14	7/14	8/12	9/11	10/11	11/9	12/9	1087/1/8
応おう徳とく四よん年ねん（丁ちょう卯しげる）	一いち月がつ	二に月がつ※	三さん月がつ※	四よん月がつ	五月ごがつ※	六月ろくがつ※	七なな月がつ	八はち月がつ	九きゅう月がつ※	十じゅう月がつ	十一月じゅういちがつ	十二月じゅうにがつ
ユリウス暦れき	1087/2/6	3/8	4/6	5/5	6/4	7/3	8/1	8/31	9/30	10/29	11/28	12/28