元久もとひさ

元久もとひさ（げんきゅう）は、日本にっぽんの元号げんごうの一ひとつ。建たて仁ひとしの後のち、建たて永ひさしの前まえ。1204年ねんから1206年ねんまでの期間きかんを指さす。この時代じだいの天皇てんのうは土御門天皇つちみかどてんのう。後鳥羽上皇ごとばじょうこうの院政いんせい。鎌倉かまくら幕府ばくふ将軍しょうぐんは源実朝みなもとのさねとも、執権しっけんは北条ほうじょう義よし時とき。

改元かいげん

• 建たて仁ひとし4年ねん2月がつ20日はつか（ユリウス暦れき1204年ねん3月23日にち）：甲子きのえね革かわ令れいにより改元かいげん。
• 元もと久ひさ3年ねん4月がつ27日にち（ユリウス暦れき1206年ねん6月5日にち）：建たて永ひさしに改元かいげん。

出典しゅってん

「毛もう詩し正義まさよし」の「文ぶん王おう建けん元久もとひさ矣」より。勧進かんじん者しゃは参議さんぎ藤原ふじわら親ちかし経けい。

元もと久ひさ期きにおきた出来事できごと

2年ねん

• 3月26日にち：新しん古今ここん和歌集わかしゅうが成立せいりつ。
• 閏うるう7月がつ20日はつか：北条ほうじょう義よし時じが政所まんどころの別当べっとうとなり、第だい2代だい執権しっけんとなる。

西暦せいれきとの対照たいしょう表ひょう

※は小しょうの月つきを示しめす。

元もと久ひさ元年がんねん（甲子きのえね）	一いち月がつ	二に月がつ※	三さん月がつ	四よん月がつ※	五月ごがつ※	六月ろくがつ※	七なな月がつ	八はち月がつ※	九きゅう月がつ	十じゅう月がつ※	十一月じゅういちがつ	十二月じゅうにがつ
ユリウス暦れき	1204/2/3	3/4	4/2	5/2	5/31	6/29	7/28	8/27	9/25	10/25	11/23	12/23
元もと久ひさ二に年ねん（乙おつ丑うし）	一いち月がつ	二に月がつ※	三さん月がつ	四よん月がつ	五月ごがつ※	六月ろくがつ※	七なな月がつ	閏うるう七なな月がつ※	八はち月がつ※	九きゅう月がつ	十じゅう月がつ※	十一月じゅういちがつ	十二月じゅうにがつ
ユリウス暦れき	1205/1/22	2/21	3/22	4/21	5/21	6/19	7/18	8/17	9/15	10/14	11/13	12/12	1206/1/11
元もと久ひさ三さん年ねん（丙へい寅とら）	一いち月がつ※	二に月がつ	三さん月がつ	四よん月がつ※	五月ごがつ	六月ろくがつ※	七なな月がつ	八はち月がつ※	九きゅう月がつ※	十じゅう月がつ	十一月じゅういちがつ※	十二月じゅうにがつ
ユリウス暦れき	1206/2/10	3/11	4/10	5/10	6/8	7/8	8/6	9/5	10/4	11/2	12/2	12/31