甘あま (姓せい)

甘あま（かん）は、漢かん姓せいの一ひとつ。

中国ちゅうごくの姓せい

2020年ねんの中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこくの統計とうけいでは人数にんずう順じゅんの上位じょうい100姓せいに入はいっておらず^[1]、台湾たいわんの2018年ねんの統計とうけいでも110番目ばんめに多おおい姓せいで、11,869人にんがいる^[2]。

甘あま茂しげる - 秦はたの軍人ぐんじん。下記かきの甘あま寧やすしの先祖せんぞ。
甘あま羅ら - 12歳さいで秦はたの上うえ卿きょうとなった。甘あま茂しげるの孫まご。
甘あま延寿えんじゅ - 前漢ぜんかんの軍人ぐんじん。
甘あま英えい - 後こう漢かんの軍事ぐんじ大使たいし。ロろーマ帝国まていこくへ交易こうえきを開ひらくために派遣はけんされたが、パルティア王国おうこくでローマへの旅たびを断念だんねんした。
甘あま梅うめ - 後こう漢かん末期まっきの女性じょせい。劉りゅう備の夫人ふじん。甘あま夫人ふじんとも呼よばれる。
甘あま寧やすし - 三さん国こく時代じだいの呉ごの将軍しょうぐん。
甘あま卓たく - 東あずま晋すすむの武将ぶしょう。甘あま寧やすしの曾孫そうそん。
甘あま輝てる - 鄭てい成功せいこうの武将ぶしょう。南京なんきんの戦たたかいで戦死せんしした。
甘あま耀明 - 台湾たいわんの小説しょうせつ家か。

甘あま（かん、カム、朝あさ: 감）は、朝鮮ちょうせん人じんの姓せいの一ひとつである。

合浦がつぽは慶けい南みなみ昌あきら原はらの別名べつめいで昌あきら原げん甘あま氏しとも言いう。甘あま氏しは元々もともと周しゅう朝ちょうの恵めぐみ王おうが三男さんなん叔帯を甘あま侯こうに封ふうじ、そこから甘あま氏しができた。甘あま氏しがいつ朝鮮ちょうせんに入はいって来きたかは明あきらかではない。甘あま氏しの始祖しそは高こう麗うららの王おう禑の時とき司つかさ僕ぼく寺てら正せいだった甘あま揆である。著名ちょめい人じんとして朝鮮ちょうせん成なり宗むねの時文じぶん科かに及第きゅうだい、軍ぐん威い県けん監かん・侍講じこう院いん典籍てんせきなどを歴任れきにんした甘あま尚ひさし中なかがある。

氏族しぞく（地域ちいき）	創始そうし者しゃ	人数にんずう（2015年ねん）^[3]	備考びこう
開ひらけ寧やすし甘あま氏し		40
慶州けいしゅう甘あま氏し		70
広州こうしゅう甘あま氏し		16
松山まつやま甘あま氏し		8
驪州甘あま氏し		24
莞ふとい島とう甘あま氏し		20
甑こしき山やま甘あま氏し		14
昌あきら寧やすし甘あま氏し		107	창녕감씨
昌あきら寧やすし甘あま氏し		12	창령감씨
昌あきら山さん甘あま氏し		8
昌あきら原げん甘あま氏し		3,318
坡平甘あま氏し		6
平ひら壌甘氏し		10
合浦がつぽ甘あま氏し		7
海山みやま甘あま氏し		5
華山げさん甘あま氏し		5
檜山ひやま甘あま氏し	中国ちゅうごくの元朝がんちょうの翰林かんりん学士がくしの甘あま揆	2,277
檜ひのき州しゅう甘あま氏し		8

^ “《二に〇二に〇年ねん全国ぜんこく姓名せいめい报告》发布_部ぶ门政务_中国ちゅうごく政府せいふ网”. www.gov.cn (2021年ねん2月がつ8日にち). 2023年ねん1月がつ19日にち閲覧えつらん。
^ “全國ぜんこく姓名せいめい統計とうけい分析ぶんせき”. 中華民国ちゅうかみんこく内政ないせい部ぶ. p. 281 (2018年ねん10月がつ). 2023年ねん1月がつ19日にち閲覧えつらん。
^ ^a ^b “KOSIS”. kosis.kr. 2022年ねん11月15日にち閲覧えつらん。