田村たむら勤つとむ

田村たむら 勤つとむ
Tsutomu Tamura

基本きほん情報じょうほう
国籍こくせき	日本にっぽん
出身しゅっしん地ち	静岡しずおか県けん榛原はいばら郡ぐん川根かわね町まち (現げん：島田しまだ市し)
生年月日せいねんがっぴ	(1965-08-18) 1965年ねん8月がつ18日にち（59歳さい）
身長しんちょう 体重たいじゅう	177 cm 76 kg
選手せんしゅ情報じょうほう
投球とうきゅう・打席だせき	左ひだり投とう左ひだり打だ
ポジション	投手とうしゅ
プロ入いり	1990年ねん ドラフト4位い
初はつ出場しゅつじょう	1991年ねん4月がつ16日にち
最終さいしゅう出場しゅつじょう	2002年ねん10月14日にち
経歴けいれき（括弧かっこ内ないはプロチーム在籍ざいせき年度ねんど）
選手せんしゅ歴れき
静岡県立島田高等学校しずおかけんりつしまだこうとうがっこう 駒澤大学こまざわだいがく 本田技研ほんだぎけん 阪神はんしんタイガース (1991 - 2000) オリックス・ブルーウェーブ (2001 - 2002)
コーチ歴れき
大阪経済大学おおさかけいざいだいがく 金沢かなざわ龍谷りゅうざく高等こうとう学校がっこう
この表ひょうについて この表ひょうはテンプレートを用もちいて表示ひょうじしています。編集へんしゅう方法ほうほうはTemplate:Infobox baseball playerを参照さんしょうしてください。 ■プロジェクト:野球やきゅう選手せんしゅ  ■テンプレート

田村たむら 勤つとむ（たむら つとむ、1965年ねん8月がつ18日にち - ）は、静岡しずおか県けん榛原はいばら郡ぐん川根かわね町まち出身しゅっしんの元もとプロ野球やきゅう選手せんしゅ（投手とうしゅ）。

経歴けいれき

島田しまだ高だかから駒澤大学こまざわだいがくに進学しんがく。大学だいがく時代じだいは、東都とうと大学だいがくリーグ通算つうさん29試合しあいに登板とうばんし、3勝しょう3敗はい。球たまは速はやかったが制球せいきゅうに難なんがあった。駒大こまだいでは3学年がくねん先輩せんぱいに河野こうの博文ひろぶみと横田よこた真之まさゆき、1学年がくねん先輩せんぱいに新谷しんたに博ひろし、1学年がくねん後輩こうはいに野村のむら謙二郎けんじろう、3学年がくねん後輩こうはいに関川せきかわ浩一こういちがいた。大学だいがく卒業そつぎょう後ごは、社会しゃかい人じん野球やきゅうの本田技研ほんだぎけんへ入社にゅうしゃ。社会しゃかい人じん1年ねん目めでサイドスローに転向てんこうしたのがきっかけに長年ながねん苦くるしんだ制球せいきゅう難なんを克服こくふくし、飛躍ひやくした。

1988年ねんには都市とし対抗たいこう野球やきゅう大会たいかいに選手せんしゅ登録とうろくされるも出場しゅつじょうはならなかった。

1989年ねんに初はつ出場しゅつじょう。

1990年ねんにはチームは敗やぶれるものの補強ほきょう選手せんしゅとして出場しゅつじょう。1回戦かいせんに先発せんぱつとして起用きようされる。1990年ねんのプロ野球やきゅうドラフト会議かいぎで阪神はんしんタイガースから4位い指名しめいを受うけ、入団にゅうだん。駒大こまだい時代じだいの後輩こうはいにあたる関川せきかわと、同おなじ年ねんのドラフトで同おなじ球団きゅうだんに入団にゅうだんすることとなった（関川せきかわは2位い指名しめい）。現役げんえき時代じだいは、阪神はんしん〜オリックスと所属しょぞく球団きゅうだんが変かわっても背番号せばんごうは一貫いっかんして36を背負せおった。

プロ1年ねん目めから中継なかつぎ・抑おさえとして活躍かつやく。一軍いちぐん初はつ登板とうばんは4月がつ16日にち対たい広島ひろしま戦せん（広島ひろしま市民しみん球場きゅうじょう）で初はじめの打者だしゃ小早川こばやかわ毅彦たけひこに2ランホームランを打うたれた。球速きゅうそくは最速さいそく141km/hながらもストレートで狙ねらって三振さんしんが取とれる投手とうしゅとして、50試合しあいに登板とうばんする。一度いちどマウンドに上あがると叫さけびながら闘志とうしを剥むき出だしにして投なげ続つづけた。

1992年ねんは球速きゅうそくも146km/hまで上あがり、守護神しゅごじんとして大だい活躍かつやく。前半ぜんはん戦せんだけで5勝しょう1敗はい14セーブ、防御ぼうぎょ率りつ1.10という好成績こうせいせきを残のこす。しかし、同どうシーズンは開幕かいまく後ごから左ひだり肘ひじに違和感いわかんがあり、6月がつごろから裂さけるような痛いたみを感かんじるまでに悪化あっか。痛いたみの中なかで投球とうきゅうを続つづけていたものの、7月がつには一軍いちぐん登録とうろくを抹消まっしょうされ、後半こうはん戦せんは登板とうばんすることができなかった。田村たむらの故障こしょう離脱りだつなどが尾おを引ひき、この年とし阪神はんしんは優勝ゆうしょうを逃のがした。

1993年ねんには6月がつに故障こしょうから復帰ふっき。22セーブを挙あげ、当時とうじの球団きゅうだん記録きろくである10連続れんぞくセーブを達成たっせい（2008年ねん4月がつ23日にちに藤川ふじかわ球児きゅうじが更新こうしん）した。

1994年ねん開幕かいまくから抑おさえとして登板とうばんしていたが状態じょうたいが上向うわむかなく5月がつ半なかばに故障こしょう離脱りだつ、代役だいやくの抑おさえはこの年としオリックスから移籍いせきした古溝ふるみぞ克之かつゆきが務つとめた。

1995年ねんには一軍いちぐん登板とうばんなし。

1996年ねん、1997年ねんにはショートリリーフとして2年間ねんかんで90試合しあいに登板とうばんし、復活ふっかつする。

1998年ねんにはまたしても肩かたの故障こしょうで二に軍ぐん登板とうばんすらできなかった。

1999年ねんには野村のむら克也かつや監督かんとくに遠山とおやま奬すすむ志こころざしとともに対たい松井まつい秀喜ひでき、高橋たかはし由ゆかり伸しんなどの左ひだり打者だしゃのワンポイントとして起用きようされるも既すでに以前いぜんの球威きゅういはなく、気迫きはくと投球とうきゅう術じゅつでカバーする投球とうきゅうに終始しゅうしした。

2000年ねん一軍いちぐん登板とうばん無なしに終おわりオフに戦力せんりょく外がい通告つうこくを受うけ、入団にゅうだんテストを経へてオリックス・ブルーウェーブへ移籍いせき。

2001年ねん左ひだりのワンポイントとして39試合しあいに登板とうばんしたが好成績こうせいせきは挙あげられなかった。

2002年ねんの最終さいしゅう戦せんとなった10月14日にちの日本にほんハム戦せんをもって現役げんえきを引退いんたい。この試合しあいで田村たむらはプロでは最初さいしょで最後さいごとなる先発せんぱつマウンドに立たち、先頭せんとう打者だしゃの森本もりもと稀まれ哲あきらを三振さんしんに抑おさえ、降板こうばんした。

その後ごは大阪経済大学おおさかけいざいだいがくコーチを務つとめていたが、駒大こまだい時代じだいの恩師おんし・太田おおた誠まこと監督かんとくに「お前まえは怪我けがで苦労くろうしたから、体からだを診みる仕事しごとはどうだ」と助言じょげんを受うけたのを機きに2005年ねん12月、兵庫ひょうご県けん西宮にしのみや市し市庭いちにわ町まちに『田村たむら整骨せいこつ院いん』を開業かいぎょうした。現在げんざいは接骨せっこつ院いんを営いとなみながら少年しょうねん野球やきゅうの指導しどうにも携たずさわっている。2014年ねんには石川いしかわ県けんで高校こうこう野球やきゅうの指導しどう者しゃ資格しかくを回復かいふく。同どう県けんの藤花ふじはな学園がくえん尾山台おやまだい高等こうとう学校がっこう野球やきゅう部ぶの非常勤ひじょうきんコーチに就任しゅうにんした。月つきに1～2回かい程度ていどの指導しどうを行おこなう。

現役げんえき時代じだいのあだ名なは「たむじい」または「ウナギイヌ」。また、自宅じたくから甲子園こうしえん球場きゅうじょうまで自転車じてんしゃ通勤つうきんをしていた。

詳細しょうさい情報じょうほう

年度ねんど別べつ投手とうしゅ成績せいせき

年とし 度ど	球たま 団だん	登とう 板いた	先さき 発はつ	完かん 投とう	完かん 封ふう	無む 四よん 球たま	勝かち 利り	敗はい 戦せん	セ 丨 ブ	ホ 丨 ル ド	勝かち 率りつ	打だ 者もの	投とう 球たま 回かい	被ひ 安やす 打だ	被ひ 本ほん 塁るい 打だ	与あずか 四よん 球たま	敬けい 遠とお	与あずか 死し 球たま	奪だつ 三さん 振ふ	暴 投とう	ボ 丨 ク	失しつ 点てん	自じ 責せめ 点てん	防ぼう 御お 率りつ	W H I P
1991	阪神はんしん	50	0	0	0	0	3	3	4	--	.500	257	59.2	46	7	30	9	7	57	0	0	30	25	3.77	1.27
1992		24	0	0	0	0	5	1	14	--	.833	162	41.0	26	2	11	1	3	53	2	0	8	5	1.10	0.90
1993		30	0	0	0	0	1	1	22	--	.500	151	36.0	38	4	10	0	1	39	1	0	11	10	2.50	1.33
1994		11	0	0	0	0	2	3	4	--	.400	65	14.1	11	0	8	2	2	16	0	0	7	6	3.77	1.33
1996		40	0	0	0	0	1	0	0	--	1.000	123	31.0	19	1	11	2	2	29	2	0	4	4	1.16	0.97
1997		50	0	0	0	0	0	2	9	--	.000	147	34.2	33	3	12	4	0	33	0	0	13	11	2.86	1.30
1999		40	0	0	0	0	1	1	1	--	.500	98	21.1	23	5	11	1	2	18	0	0	11	11	4.64	1.59
2001	オリックス	39	0	0	0	0	0	1	0	--	.000	86	19.0	21	1	7	1	1	14	1	0	11	10	4.74	1.47
2002		3	1	0	0	0	0	0	0	--	----	3	0.2	0	0	1	0	0	1	0	1	1	1	13.50	1.50
通算つうさん：9年ねん		287	1	0	0	0	13	12	54	--	.520	1092	257.2	217	23	101	20	18	260	6	1	96	83	2.90	1.23

• 各かく年度ねんどの太字ふとじはリーグ最高さいこう

記録きろく

• 初はつ登板とうばん：1991年ねん4月がつ16日にち、対たい広島東洋ひろしまとうようカープ1回戦かいせん（広島ひろしま市民しみん球場きゅうじょう）、7回かい裏うら1死し3塁るいから2番手ばんてで救援きゅうえん登板とうばん、0/3回かい1失点しってん
• 初はつセーブ：1991年ねん4月がつ23日にち、対たい広島東洋ひろしまとうようカープ3回戦かいせん（阪神はんしん甲子園こうしえん球場きゅうじょう）、9回かい表ひょうに3番手ばんてで救援きゅうえん登板とうばん・完了かんりょう、1回かい無む失点しってん
• 初はつ勝利しょうり：1991年ねん8月がつ17日にち、対たい広島東洋ひろしまとうようカープ15回戦かいせん（グリぐりーンスタジアム神戸んすたじあむこうべ）、6回かい表ひょう2死しから3番手ばんてで救援きゅうえん登板とうばん・完了かんりょう、3回かい1/3無む失点しってん
• 初はつ先発せんぱつ：2002年ねん10月がつ14日にち、対たい日本にっぽんハムファイターズ28回戦かいせん（グリぐりーンスタジアム神戸んすたじあむこうべ）、1/3回かい無む失点しってん
• 初はつ登板とうばんで対戦たいせんした第だい1打者だしゃに被ひ本塁打ほんるいだ：上記じょうき「初はつ登板とうばん」の項こうを参照さんしょう ※セ・リーグ13人にん目め

背番号せばんごう

• 36（1991年ねん - 2002年ねん）

関連かんれん項目こうもく

• 静岡しずおか県けん出身しゅっしんの人物じんぶつ一覧いちらん
• 駒澤大学こまざわだいがくの人物じんぶつ一覧いちらん
• 阪神はんしんタイガースの選手せんしゅ一覧いちらん
• オリックス・バファローズの選手せんしゅ一覧いちらん

外部がいぶリンク

• 個人こじん年度ねんど別べつ成績せいせき 田村たむら勤つとむ - NPB.jp 日本にっぽん野球やきゅう機構きこう
• 選手せんしゅの各国かっこく通算つうさん成績せいせき Baseball-Reference (Japan)
• 猛虎もうこの血ち～タテジマ戦士せんしのその後ご-youtubeスポニチチャンネル