立花たちばな種たね道どう

立花たちばな 種たね道どう（たちばな たねみち、寛政かんせい9年ねん2月がつ9日にち（1797年ねん3月7日にち） - 安政あんせい2年ねん10月2日にち（1855年ねん11月11日にち））は、筑後ちくご三池みいけ藩はんの第だい6代だい藩主はんしゅ立花たちばな種たね周しゅうの五ご男なん。

第だい7代だい藩主はんしゅ立花たちばな種たね善ぜんの弟おとうと・第だい8代だい藩主はんしゅ立花たちばな種たね恭きょうの実父じっぷとして宗家そうけを支ささえる。

謹厳きんげん実直じっちょくな学究がっきゅう肌はだであり、武芸ぶげいに秀ひいで馬術ばじゅつは大坪おおつぼ流りゅう免許皆伝めんきょかいでんであった。筆法ひっぽうにも優すぐれ藩はん内ないで教おしえる。

安政あんせい2年ねん（1855年ねん）の安政あんせいの大だい地震じしんで妻つまと共ともに死去しきょした。享年きょうねん59（満まん58歳さい没ぼつ）。

血縁けつえん関係かんけい

• 長男ちょうなん鐘がね之の助すけは、嘉よしみ永なが2年ねん（1849年ねん）に宗家そうけ立花たちばな種たね温あつしの養子ようしとなり、陸奥みちのく下手渡しもてど藩はん最後さいごの藩主はんしゅとなる。後のちに幕まく閣かくに入はいり若年寄わかどしよりから老中ろうじゅう格かくとして幕末ばくまつを迎むかえ、幕府ばくふの重鎮じゅうちんを務つとめる。明治維新めいじいしん後ごは子爵ししゃく。学習がくしゅう院いん初代しょだい院長いんちょうとなった。貴族きぞく院いん議員ぎいんなどで活躍かつやく。

• 三男さんなん嘉よしみ元もと次郎じろうは、親戚しんせき筋すじの上総かずさ一宮いちのみや藩はん主あるじ加納かのう久ひさ恒つねの養子ようしとなり、一宮いちのみや藩はん最後さいごの藩主はんしゅ加納かのう久ひさ宜よろしとなった。明治維新めいじいしん後ごは子爵ししゃく。学制がくせいが公布こうふされると、文部省もんぶしょう官僚かんりょうとして学校がっこう教育きょういくの充実じゅうじつに尽力じんりょく、その後ご、司法しほう界かい（大審院だいしんいん検事けんじなど）に転てんじ、帝国ていこく議会ぎかいが開設かいせつされると貴族きぞく院いん議員ぎいん子爵ししゃくのリーダーとなる。やがて、鹿児島かごしま県けん知事ちじとなると「教育きょういく知事ちじ」「勧業かんぎょう知事ちじ」「行脚あんぎゃ知事ちじ」と称賛しょうさんされる活躍かつやくをし、疲弊ひへいした県けんを立たて直なおした。知事ちじを辞じし東京とうきょうに帰かえると、教育きょういく、地方ちほう自治じち、農のう会かい、産業さんぎょう組合くみあいなど各かく分野ぶんやで活躍かつやくした。
• 千葉ちば県知事けんちじなどを務つとめた加納かのう久ひさ朗ろうは孫まご、第だい92代だい内閣ないかく総理そうり大臣だいじん・麻生あそう太郎たろうは玄孫げんそんにあたる。